①「お金」の不安は知ることで解消される
犬を飼うとなると、やっぱり気になるのがお金の問題。
「犬を買うのって高いよね?」、「犬を育てるのにどれくらいお金がかかるんだろう?」など、気になることもたくさんあると思います。
確かに犬を飼い、育てるということはお金のかかることです。
お金がないからと病院や食事など、犬にかけるお金を節約しすぎると、健康を害してしまう可能性もあり、犬を不幸にするでしょう。
そのため「犬にお金をかけるのはいや!」と考える人には、犬を飼うことはおすすめできません。
しかし、「贅沢はさせられないけど楽しく健康的な生活は送らせてあげたい」という気持ちがあるのであれば、まずは犬を育てるために、どれくらいお金がかかるかを調べてみるといいでしょう。
まず犬を飼うためには、ペットショップやブリーダーから購入するか、動物愛護団体などから譲渡してもらうという方法があります。
犬の販売価格は、犬種や販売時の週齢などによって大きく異なり、1万円という犬もいれば、100万円近い犬も。まさにピンキリなので、そこは飼い主の考え方で決めましょう。
飼うことが決まったら、まずは畜件登録やワクチン接種などが必要です。
また、毎年狂犬病予防接種やフィラリア予防薬、健康診断なども必要になるでしょう。
動物病院で必要となる費用は、年間3万~5万円程度ですが、ケガや病気があれば、その限りではありません。
更に毎日の食事やおもちゃ、ベッド、リードや首輪などの購入も必要ですが、ここにどれくらいかけるかは、個人差が非常に大きいところだと思います。
ちなみに筆者宅では、中型犬を1頭飼っていますが、食費として月に1万円程度かかっています。
②「しつけ」はプロに頼ることも大切
犬を飼うときには、しつけの問題も気になるところでしょう。
特に初めて犬を飼う人などは、まず何から始めたらいいのかすら分からないということも多いと思います。
犬のしつけの本も多数販売されていますし、ネット上にも様々な情報があふれていますが、私がおすすめしたいのはドッグトレーナーや、インストラクターなど、プロに相談するということです。
巷にあふれる、しつけに関する情報の中には、間違った見解のものも少なくありませんし、しつけというのは、それぞれの家庭環境や、犬の個性に合わせて行った方がいいものなので、始めから本などの情報に頼りすぎることは、おすすめできません。
最近では実際に犬を飼う前に、犬を飼うことに関する「事前相談・カウンセリング」という形で、アドバイスをくれるドッグトレーナーもいます。
また、ペットショップや動物病院で、子犬を対象とした「パピーパーティー」という、しつけ教室が開催されていることも多くなってきました。
まずは自分や愛犬が、どのようなことに気をつけて生活していけばいいのか、しつけは何から始めるべきなのかを知るために、プロに力を借りることをおすすめします。
③「お出かけ」は新たな楽しさが見つかるかも
犬を飼っているとお出かけができない、旅行ができないと思っている人もいるようですが、決してそんなことはありません。
泊まりがけではないお出かけであれば十分に可能ですし、犬と一緒に出かけられる場所を探すというのも楽しいと思います。
犬がいなければ行かなかったような場所、出会いなど、犬がいるからこそ、お出かけが楽しくなるというメリットもあります。
旅行についても同じで、最近では犬連れ旅行に関する雑誌なども増えており、一緒に泊まれるホテルやペンションも本当にたくさんあります。
もちろん自宅近くの動物病院やペットホテルに預けることもいいと思いますし、一緒に行った旅先で飼い主しか入れない場所に行くときは、預かってくれるサービスもあるので、そうしたペットサービスを活用するといいと思います。
<まとめ>犬を飼う自信がない人へ
犬を飼うということは楽しいことや、素敵なことばかりではありません。
お金もかかるし、お世話の手間もかかる、時には不便な思いをすることもあるでしょう。
それでも犬は、そうしたことを忘れさせる不思議な魅力を持っています。
飼い主に幸せをもたらしてくれます。
犬を飼う前に、いろいろなことを想定して心配し、不安に感じることは、むしろいいことだと思っています。
現実と向き合い、「かわいいから」と後先を考えず、むやみに飼ってしまうよりも、とても素晴らしいことだと思います。
犬を飼うことの不安の多くは、正しい知識を持つことで解消されることが多いと思います。
納得がいくまで、自信が持てるまで、たくさんの情報チェックし、犬を飼った場合のシミュレーションをしておけば、実際に犬を飼ったときには、きっと素晴らしい飼い主になれると思います。