犬の警戒心を解く方法４つ

犬の警戒心を解く方法はある？

あります！犬の警戒心は解けます！
犬は人間を敵だとは思っていません。犬は人間が大好きです。

ただ、初対面の人や慣れていない人に対しては、不安や恐怖を感じて警戒心を剥き出しにしてしまいます。逃げたり、吠えたり、威嚇したり、噛みついたりすることがあります。

犬に警戒心を解いてもらうためにできることをいくつかご紹介します。
犬に警戒されやすい人は、犬に警戒心をもたせてしまうような行動や、接し方をしてしまっていることがほとんどです。
警戒心の強い犬と仲良くなりたいとき、これからご紹介する方法をぜひ試してみてください。

犬の警戒心を解くためのコツ

犬の警戒心を解くために最も重要なことは、「犬が嫌がることをしないこと」です。
一度でも嫌なことをされると、また嫌なことをされるのではないかと警戒してしまいます。
犬が警戒してしまう原因となる嫌なこととは、どのようなことなのか。
犬の警戒心を解く方法として、4つ例をあげてみましょう。

犬の警戒心を解く方法①「犬の目をジッと見つめないこと」

飼い主さんや慣れた人であれば、犬とジッと目を合わせることで、「大好きだよ」とか「こんにちは」と気持ちを伝えることができます。
しかし、警戒心の強い犬の目をジッと見つめてはいけません。

警戒心の強い犬の場合、犬の方からジッと見つめてくることはなく、スッと目を逸らすと思います。もし、警戒心の強い犬と見つめ合うことがあったとすれば、緊張しているか、相手に対して敵意があるというサインです。
緊張や敵意によって相手の目をジッと見つめ、何かされるのではないかと様子をうかがっているのです。
警戒しているのに、さらに犬の目をジッと見つめてしまうと、犬の緊張を高めてしまったり、敵意をもたせてしまったりするのでやめましょう。

犬の警戒心を解く方法②「急な動作をしないこと」

警戒心の強い犬の前では、ゆっくりとした動作で接してあげてください。
急な動作をすると犬は驚いてしまいます。
よく、「わんちゃんだー！」と子供たちが走って近づいてくるのですが、愛犬たちはビクビクしながら緊張でかたまってしまいます。
子供は大きな声を出しますし、急に近づいてくるので警戒されやすいです。

ゆっくりと近づき、ゆっくりとしゃがみながら犬と同じ目線になり、「こんにちは」と声をかけてあげると良いと思います。
少しだけ目を合わせてあげながら、声をかけてあげると良いと思います。
見つめ過ぎないようにしましょう。

犬の警戒心を解く方法③「犬の正面から近づかないこと」

私たち人間も同じように感じるのではないかと思うのですが、正面から近づかれると何だか怖いですよね。
初対面の人や慣れない人が、目をジッと見つめながら正面から近づいてきたら、不安や恐怖を感じますよね。犬も同じなんです。

犬の警戒心を解く方法④「犬の頭の上から手を出さないこと」

犬の頭を撫でようとすると、頭を下げたり避けたりして嫌がることがあります。
犬にとって人間の手はとても大きいです。
頭の上から大きなものが降ってくるようなものです。

犬の頭の上から手を出すのではなく、犬の鼻先にゆっくりと手を近づけます。
こちらからは犬のカラダに触れないようにします。
そうすると、犬の方からゆっくりと近づき、手のニオイを嗅いできます。
そこで、そっと犬の顔や頭に手を近づけ、頭を下げたり避けたりしないようであれば、優しく撫でてあげます。

まとめ

犬は警戒心の強い動物ですが、その一方で好奇心にも溢れています。
初対面の人や慣れない人に警戒しつつも、好奇心によって「気になるな」と興味を持っています。

犬の警戒心を解く方法として、犬が嫌がることを4つご紹介しました。
この4つの犬が嫌がることをしなければ、好奇心によって犬の方から近づいてきてくれると思います。
警戒心を解きたいのであれば、ゆっくりと時間をかけて仲良くなると良いと思います。
さらに信頼関係が築けると、警戒せず接することができるようになります。