ケージの場所をコロコロ変えるのは良くない事?
ケージの場所を頻繁に変えるのはやめよう
結論から先にいいますと、ケージの場所をコロコロ変えるのは犬にとってよくありません。ケージは犬を留守番させるときに入れておく場所、と思っている人が多くいますが実際には違います。ケージは犬の大切な居場所、テリトリーとなります。
自分の居場所であるケージの場所をコロコロと変えられてしまうのは、犬にとってとても嫌な事といえます。ちなみに、ケージ以外だと愛犬が使っているトイレも場所をコロコロ変えていると嫌がられちゃいます。なるべく、犬の居場所を頻繁に変える事のないよう、愛犬の居場所に適している所を探し出してケージを設置する事が重要となります。
ちなみに、私が経験したものになりますが、以前居た愛犬の寝床とトイレの場所を変えた時、愛犬が嫌がって寝床とトイレを使わなくなってしまいました。このように、気に入っていた自分の居場所を変えられると最悪の場合、ずっと怒ってしまい新しい居場所を受け入れない事がありますので、気を付けなければいけません。
ケージを変える頻度は多くても年に二回がベスト
ケージをコロコロと変えるのはよくありませんが、季節によって犬の居場所が暑くなったり寒くなったりしてしまう時は、ケージの居場所を変えてあげた方が良い場合もあります。
そんな場合のおススメとして、夏と冬の年二回だけケージの場所を変えるのが良いですよ。なるべく毎年同じ位置にケージを置くようにしてあげて、夏と冬ごとにそれぞれの居場所を作ってあげるのがベストです。そうする事で、愛犬はケージの場所を変えられても、二つの場所を自分の居場所だと思う事ができると思いますよ。
ケージのおススメ設置場所
大きな音がしない場所
ケージの場所をコロコロと変えないためには、犬にとって居心地の良い場所を見つけてあげる事が大切となります。おススメ設置場所となる内の1つは、大きな音がしない場所となります。
例えば、大きな音がする場所というとテレビのすぐ横だったりドアのすぐ近くの場所等が当てはまります。そういった大きな音がする場所以外のなるべく静かな所を、設置場所として選ぶようにしましょう。
夏は直接日が当たらない所
夏などの暑い日が続く時は、直接日が当たらない所にケージを設置するように心がけましょう。室内だからといって、日当たりの良い所にケージを設置していると熱中症の原因となってしまいます。
冬は寒くない場所
逆に冬などの寒い時期は、寒くならない場所にケージを置くようにしてあげましょう。日当たりの良い窓際がおススメとなります。日当たりの良い場所にケージを設置する場合は、少し日陰になる部分も用意しておくのが良いでしょう。
少し暗めの空間
普段の生活している時は、リビングなどで愛犬と一緒に過ごしているのでしたら、ケージは少し暗めの場所に設置するのが良いと思います。静かで少し暗くなっている部屋の隅がおススメの場所となります。少し寂しいスペースに感じてしまうかもしれないですが、犬にとっては、薄暗い場所に自分の居場所があると落ち着いてくつろぐ事ができる場合が多いようです。
リビングに設置するのがおススメ
リビングは家族が普段皆でくつろげるスペースとなります。犬はグループ行動をする生き物なので、家族みんなと過ごすのが大好きですし、いつも家族と一緒に居たいと思っている事でしょう。ですので、なるべくリビングにケージを置くようにしてあげると喜ぶと思いますよ。
まとめると以下の条件が当てはまる場所がおススメ設置場所となります。
- 近くで大きな音がしない場所
- 夏は直接日が当たらない所
- 冬は適度に日が当たる所
- 少し暗い場所、部屋の隅っこがおススメ
- 家族を感じられるリビングがおススメ
まとめ
犬と生活をする上で、ケージの設置場所は最初の課題となります。愛犬の大切な居場所ともいえるスペースとなりますので、よく考えて愛犬の落ち着ける場所にケージを設置してあげましょう。