愛犬が寝るときも首輪はつけっぱなしにするべき?

愛犬が寝るときも首輪はつけっぱなしにするべき?

室内犬の場合、家にいるときや寝るときには首輪を外しているという家庭も多いのではないでしょうか?ここでは犬が室内で首輪をつけっぱなしにすることのメリットとデメリットをまとめています。

お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

ダルメシアンの犬種向上のため、2001年に「スペイン・ダルメシアン・クラブ」を創立。以降、事務局長として2020年までクラブ運営に携わり、「ブリティッシュ・ダルメシアン・クラブ」協力の下、クラブ大会を企画・開催。クラブ・ブリーダーのダルメシアン聴力検査義務化を実現。また、ダルメシアンの遠足会なども企画し、時に20頭を超えるダルメシアンと野山で遊ぶ。現在、日本におけるダルメシアンの正しい普及と犬種向上に取り組む。

犬が寝るときに首輪をつけておくメリット

寝ているビーグル

脱走時の迷子対策

ベランダに続く窓や玄関ドアが開いていたり、ほんの少し庭に出している間に脱走してしまうことは実は少なくありません。

日頃そのような素振りを見せない犬は、飼い主もつい油断してしまいますが、雷や花火など大きな音がしてパニックを起こしたときや発情期のメス犬のにおいを感じたときなどには、思いもよらぬ行動を取ることがあるのです。

首輪がついていないとなると、マイクロチップが入っていない限りは迷子札や鑑札がないため、犬の身元を把握するすべがないことになります。

犬の身元がわかる首輪をつけることは、脱走時に少しでも早く飼い主の元に帰るための手助けとなるでしょう。

災害など緊急時の対策

地震や火事などが起きた時、飼い主はもちろん犬もパニックになってしまうことでしょう。

そうしたとき、パニックで逃げたり暴れたりする犬をつかまえたり、行動を制御するためには首輪がついている方が簡単であり飼い主も犬も安全です。

また、避難するときに迷子になってしまったり、避難所などで犬と飼い主が離れなくてはならない場面もあるかもしれません。そうした時に犬の身元がすぐにわかるようにしておくことは大切です。

外に出る時に首輪をすればいいと思うかもしれませんが、災害の状況によっては家の中でも首輪を取りに行くことがままならない場合もあるのでしっかりと考えておきましょう。

コントロールしやすい

家の中で首輪をしていると災害などの緊急時に対応しやすいと書きましたが、緊急時以外でもやはり首輪をしている方が犬の行動は抑制、制御しやすいと思います。

特に多頭飼いの場合、自宅に小さな子供や他のペットがいる、来客がある時などには首輪をつけておいた方がいいと思います。

それらの場合は飼い主も犬自身も予想しないことが起こりやすく、犬同士が喧嘩をしたり吠えたりと何らかのトラブルが起こる可能性も高いため、犬をコントロールしやすい状態にしておくことは大切です。

ブリーダー
鈴木桂子

室内飼いの場合でも過去に脱走したり迷子になったりした犬は、連絡先が記入されている首輪をしておいた方が安心です。

首輪をしているという事は、飼い主のコントロール下にいるという認識をさせやすいので、家の中での順位付けにもなります。来客が来た際にも、首輪があれば、制御はより容易です。

犬が寝るときに首輪をつけておくデメリット

ジャックラッセルの子犬と大きな首輪

毛や皮膚への負担

犬が寝ている時などに首輪をつけておかないという家庭では、多くの飼い主さんが「窮屈そうだから」「毛玉が出来るから」など犬の体への負担を気にしているようです。

チョークチェーンなどでない限り首輪は首が締まるものではないので苦しいということはありませんが、毛や皮膚への負担が気になるという場合は、室内では負担の少ない素材の首輪に付け替えるなどの工夫をするといいと思います。

不慮の事故

首輪をつけっぱなしにすることでどこかに引っかかってしまったりすることを心配している飼い主さんもいます。

特に飼い主自身が寝ているときや犬だけで留守番をしているときのように、犬の異変にすぐに気がつくことが出来ないときは心配になるのも無理はないと思います。

ブリーダー
鈴木桂子

小型犬の場合、重い首輪は首に負担がかかり過ぎ頸椎の関節を痛め、痛みなどの症状を引き起こすことがあります。

また長毛種の場合、首元の毛が圧されてしまい癖が付くので、ショーに出す犬などはぴったりした首輪は付けないでいることも多いです。

あまりに密着したタイプのだと、毛がこすれてしまったり、蒸れて皮膚炎の原因になったりするので気を付けましょう。

寝るときにつけるのにおすすめの首輪

黒と緑の編み込み首輪

緊急時の対応や犬や家族の安全確保のことを考えると、寝ているときを含め室内にいるときでも首輪をつけておく方がメリットは大きいと思います。

ですが、愛犬のことを思うと「苦しくないかな」「首輪が重くないかな」「毛が引っ張られて痛くないかな」などついつい心配になってしまうものですよね。そうした場合には、お散歩用とは別の犬の体に負担が少ない首輪を用意してあげるといいでしょう。

コットンやフェルトなどやわらかい素材でつくられた首輪や伸縮性の高い首輪、細く軽い首輪などであれば、体の小さな小型犬でも負担になりにくいのでおすすめです。

また、首輪に迷子札や鑑札をつけたまま寝させることに抵抗がある場合は、首輪そのものに名前や電話番号などを印字することが出来るタイプの首輪がおすすめです。

ブリーダー
鈴木桂子

小型犬や長毛種、また皮膚のデリケートな犬種などは、軽くて柔らかい布製や細い首輪に、迷子札があるタイプが、負担も少なくよいでしょう。

また、散歩はハーネスのみという場合も、念のために軽いタイプの首輪をしていた方がよいでしょう。緊急時にはぱっと捕まえたり、保護したりできます。

まとめ

赤い首輪をつけて寝ている犬

小型犬が多くその多くが室内犬となってきている日本では、家の中では首輪をつけていないという人も少なくありません。しかし、脱走防止や災害など緊急時の対応のためには首輪をつけることが愛犬を守ることにもつながります。

首輪をつけることに抵抗がある場合は、寝ている時に犬の負担になりにくいような首輪を室内用として用意するなど快適性も保つような工夫をしてあげるようにしましょう。

ブリーダー
鈴木桂子

万が一を考えれば、首輪は常にしておいた方がよいでしょう。マイクロチップを装着していても、捕まえられなければ調べようがありません。

首輪をしていない犬を捕まえるのは、とても大変。特にパニックになっている犬を保護する際には、とっさに捕まえられる首輪があった方が助かります。また迷子になった場合「何色の首輪をしていて、連絡先が記入されている」などの情報は有用です。

犬にとって負担の少ないものを選ぶのは親切ですが、自由にさせ過ぎるのではなく、飼い主のコントロール下にいるという認識を持たせることも、首輪の重要なポイントです。

はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい