犬を叩くことによる危険性1:信頼されない
昔のしつけ方法では、犬を叩いて主従関係を教え込むという方法がなされていたこともありました。
しかし、この方法では、本当の主従関係や信頼関係を築くことはできず、恐怖によって犬を従わせているだけなのです。
犬を叩くことによる危険性2:骨折するかもしれない
骨の細い小型犬などは、人間の少しの力でも骨折をしたり、関節がズレてしまうこともあります。
もちろん、大型犬や丈夫なワンちゃんも、力一杯叩いてしまうと骨が折れたり、外傷を負う可能性もあります。
骨折してしまうと、大きな手術が必要になってしまったり、関節がズレ易くなったりしてしまうこともあります。
犬を叩くことによる危険性3:人(手)に怯えるようになる
犬をしつけなどで習慣的に叩いていると、人間そのものや人の手を怖がるようになってしまいます。
手はスキンシップや撫でるときや、お世話をするときに犬に触れるものです。その手を怖がるようになってしまうと、触れようとする度に怯えたり、威嚇するようになってしまう恐れがあります。
人の手を怯えるようになることを「ハンドシャイ」と呼びます。愛犬が自分の手に怯えるようになってしまったら悲しいですよね。
犬を叩くことによる危険性4:病気を 発症させる原因になる
犬を強い力で叩いてしまうと、
- 脳挫傷(頭を叩いた場合)
- 内臓を傷付ける(お腹を叩いた場合)
- 骨が折れる
などの影響を与えてしまう恐れがあります。
例えば、小型犬に多い「水頭症」は先天的な場合もありますが、後天的な場合は頭を強くぶつけたり「強く頭を叩かれた」ことによって発症してしまうケースもあります。
一時的な怒りの感情で、一生愛犬に辛い思いをさせてしまう可能性があるということをよく頭に入れておきたいですね。
犬を叩くことによる危険性5:しつけとは逆効果になるかもしれない
犬が何かして欲しくないことをしたときに、叩くことによって一時的にその問題行動を止めることが出来るかもしれません。しかし、犬は叩かれることによってストレスを抱え、また同じ問題行動を起こしてしまうことがあります。
これでは止めさせたいと思っていることをさらにやってしまう、という悪循環になるだけですね。
犬がストレスを感じにくい方法(犬の習性を利用するなど)で改善を目指すなど、「叩く」とは別のもっと頭を使った方法で解決したいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「つい犬を叩いてしまう」ことの危険性として、
- 信頼されない
- 骨折するかもしれない
- 人に怯えるようになる
- 病気を発症させる原因になる
- しつけと逆効果になるかもしれない
の5つの例を挙げてきました。犬を叩いても、良い影響は1つもないことが分かりましたね。
愛犬のイタズラや問題行動についカッとなってしまっても、叩くとは別の方法で止めるさせるようにしたいですね!