初めての犬が家に来たら意識すること
何日も何週間も何か月も、ずっと前から犬を迎える準備をされることと思います。犬を迎える当日は、ドキドキ落ち着かない気持ちになります。
犬も同じようにワクワクする気持ちと、不安でドキドキする気持ちで待っていると思います。
そして、お家に迎えた日の夜。初めての場所、初めてのニオイ、初めての音などに犬は不安でいっぱいです。
何事もないかのようにはしゃいでいるかもしれませんが、心の中は不安で仕方がないはずです。そんな犬のためにできる「初めての夜の過ごし方」をご紹介します。
子犬の場合も成犬の場合も、同じように過ごすと良いです。
初めての犬にトイレの場所を教える
お家に着いたら、まずはトイレの場所を教えてあげてください。トイレまで誘導してあげると、すぐにおしっこをする犬もいます。
お家に着いていきなり粗相をしてしまうこともありますが決して叱ったりせず、「おしっこはここだよ」「トイレはここだよ」などと言いながらトイレまで連れて行ってあげましょう。
初めての犬はケージで静かに過ごさせる
トイレを済ませたら、ケージの中で静かに過ごさせてあげましょう。
一緒に遊んであげたくなる気持ちはとてもよくわかりますが、そっと静かに見守ってあげてほしいです。
不安でいっぱいだと思いますので、誰もいない部屋にひとりぼっちで置いてしまわないでください。あなたも知らない場所にひとりぼっちで置かれたら、不安で怖くて泣いてしまいそうですよね。犬も同じです。
家族が集まるリビングにケージを置き、声をかけてあげながら過ごしましょう。
すぐに眠ってしまったら声はかけずにおきましょう。犬が安心して眠ったら、そっとリビングを出て家族のみなさんも寝てくださいね。
犬が起きて鳴いてしまうことがあるかもしれません。そうしたら、また声をかけて安心させてあげてください。
あまりにも鳴くようであれば、犬が眠ってからケージをタオルなどで覆ってあげると鳴かなくなるかもしれません。
それでも人の気配がなくなると鳴いてしまうようであれば、ケージごと寝室へと移動してあげましょう。鳴いてもそのままリビングに置いておいても問題ありません。そのうち眠くなって寝てしまいます。
初めての犬が眠ったらそのまま寝かせる
鳴くこともなく、家族を気にすることもなく、お家に着いてケージの中に入ってすぐ眠ってしまう犬もいます。お家に着くまでの移動に疲れてしまったからです。
特に子犬の場合は一日のほとんどを寝て過ごします。子犬の成長に睡眠はとても大事なので、起こさずにそのまま寝かせてあげましょう。
初めての犬に与えるご飯
ペットショップのスタッフさんやブリーダーさんから、「お家に帰ったら夜ごはんを食べさせてあげてください」と言われることがあります。「明日の朝ごはんから食べさせてあげてください」と言われる場合もあります。
お家に着いてからごはんを与える場合には、犬がそれまでに食べていたものと同じごはんを与えてください。環境の変化によってごはんを食べたことで体調を崩してしまうことがあります。
犬を迎える前にドッグフードを用意しなければと考えると思います。食事についてはペットショップのスタッフさんやブリーダーさんに必ず確認しておきましょう。
用意する場合には、ペットショップのスタッフさんやブリーダーさんに、今与えているドッグフードを聞き、同じものを用意してあげてください。
それまでに犬が食べていたものを違うものは与えないようにしましょう。体調を崩す原因になってしまいます。
まとめ
初めて犬をお家に迎えた日の夜は、とにかく静かに休ませてあげてください。子犬の場合も成犬の場合も同じです。
飼い主さんや家族と同じベッドや布団で休ませるのではなく、ケージの中や寝床でしっかり休ませてあげてください。不安でドキドキしてばかりの一日だったと思います。カラダもココロも疲れています。犬だって一人でゆっくり休みたいはずです。
また次の日を迎えたら、たくさん遊んであげましょう。