飼い主のストレス①毎日の散歩
犬を飼う生活が始まると、毎日欠かさず行わなければならなことに「散歩」があります。基本的に家の中にいる犬にとって、散歩は1日の中の大きな楽しみになるため今か今かと待ちわびている犬も多いことでしょう。飼い主も始めのうちは犬との散歩が新鮮でウキウキとした気持ちで出かけられると思いますが、次第に天候の悪い日や忙しい日、飼い主自身の体調が悪い日などには面倒に感じてしまうこともあるかもしれません。毎日行かなくてはいけない、疲れていても犬が楽しみにしているから行ってあげないと…と義務感を感じ出すと、楽しいはずの散歩が飼い主にとってはストレスになってしまうことも少なくありません。
飼い主のストレス②留守番に関する不安
犬を飼っているとどうしても長時間の外出や旅行がむずかしくなってしまいます。きちんと留守番のトレーニングをして日頃の留守番は問題なく出来ていたとしても、遠出をして思ったよりも帰宅時間が遅くなってしまった時などにはハラハラして犬のことが心配になってしまうこともあると思います。長時間の留守番は犬にとってもストレスになりますし、寂しい思いをさせているという罪悪感から飼い主にとっても精神的な負担となってしまう負担ことがあります。気軽に外出や外泊がしにくくなるという点は、犬中心の生活を送れない人にとってはストレスや心配の種となるところだと思います。
飼い主のストレス③掃除・衛生面の管理
犬は動物ですから毛が抜けたりにおいが出てきたり、お散歩で汚れたり虫がついてきたり、と決して清潔とは言えないでしょう。そんな犬と家の中で暮らし、ソファに乗ったりベッドで一緒に眠ったり、ということがあると衛生面が気になることもあると思います。そのため掃除を1日に何度もしたり、散歩から帰るたび念入りにタオルで体を拭いたりブラッシングをしたり…。動物を飼っているので仕方のないことですが、それを負担に感じてしまい日々のストレスとなってしまうこともあるのです。
飼い主のストレス④近隣への迷惑
日本の住宅は近隣と近接していることが多く、犬を飼っていると吠え声やにおい、抜け毛などが原因でトラブルになってしまうことがあります。近所に迷惑をかけないように気をつけていても犬に絶対に吠えさせないということはむずかしいと思いますし、犬嫌いの人にとっては犬の存在自体が不快に感じられることがあるので非常に気を使う場面もあると思います。愛犬にのびのびと過ごさせてあげられないことや多方面に気を使わなくてはならないことでストレスを感じる飼い主さんも少なくないようです。
「犬を飼う生活」でストレスを感じないためには
犬を飼い始める時には、犬との楽しい生活を思い描いている人がほとんどだと思います。しかし、実際に犬との生活がスタートすると食事・トイレ・散歩・しつけなどとにかく慌ただしく自分のペースで動けなくなったり、ゆっくり愛犬とくつろぐ時間など取れない…という現実にガッカリしたり疲れてしまう飼い主さんも少なくありません。しかし犬を飼うことにおいては、人間の思い通りにいかないことや想像以上に大変だと感じることがあるのは仕方のないこと。生き物を飼うというのはやはり大きな責任を持たなくてはならず、責任にはどうしてもストレスがついて回るのです。
しかし、愛犬はもちろん家族や周囲の人のために一生懸命頑張りすぎてしまうと飼い主にとって重いストレスになってしまうことも…。ストレスを感じながら犬を飼い続けることは楽しくありませんし、犬にとっても不幸なことでしょう。愛犬との生活にストレスや疲れを感じてしまったら、日々の散歩やしつけ、お世話などを義務と考えずに少し手を抜くことも必要です。愛犬を幸せにするためには飼い主もドッグライフを存分に楽しむことが大切。頑張りすぎず、時には毎日の習慣もサボったりしながら愛犬とゆったりのんびり時間を共有するのもいいかもしれませんね。