犬がご飯を食べない理由
愛犬がご飯を食べてくれないときは、その原因を突き止めなくてはなりません。1食や2食抜いたところで問題はないとは言いますが、犬は食べないという行動で何かを伝えようとしている可能性があります。
そこで今回は、愛犬がご飯を食べない時に確認すべきことをご紹介します。漠然と不安を抱えるのではなく、食べない原因を突き止めて速やかに対処しましょう!
1.体調不良を起こしている
我が家の愛犬はお腹が弱く、特に夏になるとご飯を食べられなくなる日が頻繁に出てきます。愛犬の場合は、体調不良というよりは元々の体質による問題が大きいため、病院で薬をもらって対処しています。
もしも愛犬がご飯を食べないときに、
- 下痢
- おう吐
- 元気がない
- おしっこの回数が多い、もしくは少ない、色がおかしい(赤や茶色)
- 目ヤニが出ている(緑っぽい、赤っぽい)
- 歯茎と舌の色がおかしい(白い、青白い)
- 鼻水やよだれの量が多い、色がおかしい(黄色や出血もみられる)
- 発熱
などといった症状が見られる場合は、速やかに動物病院に連れて行くことをおすすめします。暑い夏の時期は熱中症を引き起こしている可能性もあるため、直ちに対処しましょう。
2.お腹が空いていない
おやつの食べ過ぎや多すぎる食事量によって、単純にお腹が空いていないだけの場合もあります。単純にお腹が空いていないのであれば、数時間も経てばご飯の催促が始まるでしょう。
ドッグフードの袋に記載されている食事量は、あくまでも目安です。犬にも個体差があるため、小食の犬には多すぎることもあります。食事量やおやつの量を減らすなどして、様子を見ましょう。
3.偏食をしている
取りわけ食べることが好きな犬は、大好物のおやつを食べたいがためにご飯を食べないことがあります。また、ドッグフードの味に飽きていたり、トッピングを待っていたりする可能性も考えられます。
偏食を直すのに効果的な方法は、ドッグフードを出したままにせず、10分程度経っても食べないようなら片付けてしまうことです。食べないのなら片付けるよ、と教えてわがままに対処しましょう。
4.発情期による食欲減退
不妊手術をしていない子たちの場合、発情期は食欲の減退が起こる場合があります。発情期は落ち着きがなかったり、ソワソワしたりと普段とは違った様子を見せます。
女の子だけではなく、男の子も近くに発情期がきている女の子がいたりすると、同様にソワソワしたり食欲がなくなったりする場合もあります。もし、発情が原因だった場合は、ほかに体調の変化がないか確認して、元気もあり体調も大丈夫だった場合は、少し好きなおやつなどをトッピングしてあげてもいいかもしれません。
5.シニア犬の嗅覚の低下
シニア犬の場合は、嗅覚の低下によって食欲が減退している可能性があります。香りは食事の大事な要素なので、匂いがしないご飯では食べる気が起きないのです。
ドッグフードの香りを強くするには、レンジで少し温めてあげたり、フードにお湯をかけてあげることもいいかもしれません。よい匂いがするうえに、ふやけて柔らかくなったドッグフードは、歯や内臓が弱りつつあるシニア犬にはぴったりでしょう。
まとめ
愛犬がご飯を食べない時に確認すべきことをご紹介しました。いかがでしたか?
ご飯を食べることは、生きることそのものです。1食や2食抜いた程度では、犬の健康に大きな影響を及ぼすとは考えにくいですが、食べないということは何かしら問題があると場合もあります。愛犬がご飯を食べない原因を突き止めて、正しく対処しましょう!