1.適度な散歩で基礎体力をつける
毎日の散歩で基礎体力をつけて健康になろう
普段あまり散歩に行かなかったり、寝てばかりいるワンちゃんは、運動をしない人間と同じで段々体力が無くなったり筋肉が衰えてしまいます。
体力が無くなると、肥満になる可能性があるのはもちろん、バテやすくなってしまったり、肥満が原因で内臓に負担がかかってしまったり、足腰に負担がかかって老化やケガ、病気になりやすくなってしまいます。
だからといって、体力が無くなってしまっているワンちゃんに対して、いきなりハードな運動をさせるのも体に負担をかけすぎてしまい危険です。
まずは、少しずつ散歩をする時間を増やしていって体を慣らしていきましょう。それだけでも、効果が出始めると思いますよ。
適度な散歩をする時間や距離は犬によって違う
自分のワンちゃんに適した散歩の時間や歩く量ってどのくらいが理想かご存知ですか?
例えば、「小型犬なら少しの散歩で充分」「大型犬だと一回の散歩で1時間はした方が良い」などという話を聞いた事があると思います。
結論から言いますと、それは間違っていると言えるでしょう。
小型犬でもテリア系の犬は元々狩猟犬なので、沢山運動させるのがベストだと言われています。しかし、テリア系のワンちゃんでも少しの運動で満足したり疲れる子もいます。極端な例だと、老いた大型犬の場合は1時間も散歩にいけませんよね。
つまり、ワンちゃん一匹一匹適切な散歩をする時間はバラバラなのです。では、どうすれば良いのでしょうか。
散歩をしている時に毎回ワンちゃんの状態を観察する事が大切になってきます。
散歩が終わっても、まだ元気が有り余っていそうな時は散歩の時間を長くする、散歩の途中でハァハァとバテたり、しんどそうにしていたら少し時間を短めにしてあげるなど、その時のワンちゃんに合った散歩をしてあげる事を意識しましょう。
2.ご飯で栄養をつけて体力をつける
体力づくりには高タンパク質の食べ物がおススメ
体力や筋肉をつけるためには、タンパク質が豊富な食べ物が良いです。
犬は雑食ですが基本的にお肉が大好きな子が多いですし、基本的にお肉を食べるのに向いている体のつくりとなっています。
ですから、タンパク質を取るのでしたらお肉がおススメですね。
その中でも太り気味なワンちゃんは、タンパク質が豊富かつ低カロリーなものを食べると良いと思います。
鹿肉、馬肉、鳥のささみ等が良いでしょう。よく運動をする子は、カロリーも必要となりますので牛肉でも良いと思います。
鹿肉や馬肉はネットで検索すると生食用のお肉が売っています。
生で食べさせる事で効率よく栄養を取ることが出来ますが、新鮮なものに限ります。
生でお肉を食べさせるのは心配という事でしたら、お肉を茹でて食べさせるのもいいでしょう。
茹で汁に栄養が出ていたりするので、茹で汁も一緒に上げることを忘れずにしてください。
ちなみに、生食用の牛豚肉、鶏肉、牛レバーは生で与えると危険ですので、絶対に生では食べさせないでくださいね。
細菌やウイルス、寄生虫などが存在している可能性がありますので、基本的にどの種類の肉であっても生で食べさせず、加熱するようにしてください。
3.運動で体力をつける
少し負荷をかけて散歩をする
いつもどおりの散歩をしていると、体が慣れてしまいそれ以上筋肉がつかなくなってしまいます。
そういう場合は、少し負荷をかけながら散歩をする事で、体力をUPさせることが出来ます。
例えば、いつもより早歩きをしてペースを早くするだけでもスタミナを上げたり足の筋肉をつける効果があります。
坂道を散歩コースに入れて散歩するだけでも体力UPに繋がりますよ。広い場所で、一緒に走りながら散歩をするのも良いでしょう。
体力づくりの方法は、基本的には人間と同じと考えて良いと思います。
人間でも早歩きをしたり坂道を歩いたり、走ったりしていると、足腰が鍛えられスタミナもUPしますよね。
遊びながら体力をつける
ボールやフリスビーといったオモチャを使って遊ばせるだけでも体力をつけることが出来ます。犬も楽しめるのでストレス発散にもなりますし一石二鳥ですね。
また、お手、お座り、伏せといったワンちゃんの有名な動作も筋トレ方法として有効です。一回一回は軽い運動でも何回も同じ行動をさせる事によって、筋肉をつけることが出来ます。
まとめ
今回は、ワンちゃんに体力をつけさせるための方法を3つご紹介しました。
- ワンちゃんの状態を見て、その時にあった適切な量の散歩をしてあげる
- 普段のご飯に加えて、体力が付きやすいお肉を食べさせる。
- 散歩中や遊んでいる時に少し負荷をかけて、筋トレをさせる。
どれも簡単に出来ますので、ぜひ実践してみてください。
ワンちゃんの健康や状態を見ながら無理をさせない範囲で行う事が大切です。
体に負担をかけすぎてしまうと、逆にワンちゃんの体に悪影響を与えてしまいますので程ほどにする事を心がけましょう。