一戸建てのメリット
庭で遊ばせることができる
一戸建ての場合、広さに大小はあれ、庭を作ることができる場合がほとんどです。庭があれば、わんこを外で飼うこともできますし、室内で飼う場合であっても、窓を開ければすぐに庭に出して遊ばせてあげることができます。
庭を塀や柵で囲っておけば、愛犬専用のドッグランにもなってしまいます!遊びの幅も広がり、わんこの運動不足解消にもつながりますよ。
音をあまり気にしなくてよい
隣家との距離がどのくらいあるかにもよりますが、壁一枚で隔てられているだけの集合住宅よりも音を気にしなくてよいことは大きなメリットです。
鳴き声はもちろん、わんこが走り回る足音が階下の人に迷惑をかけないかヒヤヒヤする必要もありません。室内でも、思い切りわんこを走らせてあげることができます。
とはいえ、もちろん、無駄吠えをさせないことや基本的なしつけは怠ってはいけませんよ。
多頭飼いや大型犬も自由に飼える
一戸建ての場合、マンションよりも専有面積が広い場合が多いですから、夢の多頭飼いや大型犬を飼うことも自由です。大好きなわんこに囲まれてのびのびと暮らす夢が叶います。
一戸建てのデメリット
都市部では建てづらい
一戸建てのデメリットは、ずばり立地です。都市部や駅の近くといったアクセスの良い場所では土地が少なく、あっても地価が高くなるため、なかなか一戸建ては建てづらいのが現状です。
郊外ののんびりした土地は、ある意味ではわんこと暮らすのに適しているとも言えますが、通勤や生活面ではデメリットとなる場合もあります。
マンションのメリット
都市部でも比較的買いやすい
マンションの場合には、一戸建てと違い、都市部や駅の近くでも比較的安価に購入することができます。洗練された街並の中をお散歩したり、おしゃれなドッグカフェやドッグショップに気軽に立ち寄ったり、わんこと素敵なシティライフを送ることができるのは大きな魅力ですよね。
セキュリティが整っている
最近のマンションでは、二重、三重のオートロックや防犯カメラなどのセキュリティが整っていることがほとんどです。それらにかかる費用は管理費の中に含まれて住民全員で折半するため、一戸建てでホームセキュリティーを導入するよりもずっと安価です。
また、マンションの入り口にオートロック機能があれば、万が一、わんこが部屋から脱走してしまった場合に足止めになり、行方不明になってしまうことを防ぐことができます。
ペット共生型マンション
最近では、ただ「ペット飼育可」なのではなく、「ペットと暮らすため」に建てられたペット共生型マンションも登場しています。
こういった物件はペットと暮らすことが前提で建てられているため、室内にペットドアやフェンスが備え付けられていたり、共用部に足洗い場やリードフックが設置されていたり、ペットと暮らしやすい工夫がたくさんなされています。中には、入居者用のドッグランが整備されている物件も!
まだまだ数は少ないですが、マイホームを検討しているエリアで運良く出合うことができれば、わんこと快適な生活が送れることまちがいなしです。
マンションのデメリット
近隣トラブルに注意が必要
マンションでは、わんこの鳴き声や足音が原因でお隣や階下の住人とトラブルになってしまうケースが少なくありません。
また、ペット飼育可のマンションであっても、わんこが苦手だったり嫌いだったりする人も住んでいることに配慮が必要です。
基本のしつけを徹底することはもちろんのこと、共用部でのルールはそれぞれのマンションの規約で定められているはずですから、それを遵守することが求められます。
すぐ触れ合える自然が少ない
マンションでは、それぞれの部屋には庭がついていないことがほとんどです。土や草と触れ合うためには、マンションの外に出なければなりません。
また、近くにわんこと入れる公園等があれば別ですが、都市部の場合にはすぐに触れ合うことのできる自然が少ないのも悩みどころです。
多頭飼いや大型犬が飼えない
ペット飼育可となっているマンションであっても、「小型犬1頭まで」のように、わんこのサイズや頭数が制限されていることも多いのが現状です。
多頭飼いに憧れている人や、大型犬との暮らしを夢見ている人にとっては、マンション暮らしは制約になってしまうかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ご紹介してきたように、一戸建てとマンション、どちらにもメリット・デメリットがありますから、最後の決め手は、それぞれの理想とするライフスタイルにどれだけ合っているかになるのではないでしょうか。
どちらを選ぶことになっても、「住めば都」。わんことの暮らしの質を最終的に左右するのは、飼い主さんのふるまいと考え方一つですよ。
みなさんとみなさんの愛犬にとって、安住の地が見つかることを願っています。