犬の脳に刺激を与えながら遊べる「かくれんぼ」
犬も認知症になったりボケてしまったり、脳の機能が低下してしまうことがあります。
認知症は放っておくと進行し、粗相をする回数が増えたり、家の中をグルグル歩き回ったり、夜鳴きをするようになるなど、たくさんの症状があらわれます。
私も豆柴の女の子が認知症になり、体力もあって元気なので、家中を徘徊してとても大変でした。
愛犬が老後を楽しく快適に過ごすことができるよう、脳の機能の低下や認知症などの病気を予防することができる「脳トレ」を行ってみましょう。
私のおすすめは「かくれんぼ」です。
私の愛犬たち二頭と猫一頭は、よく自分たちでかくれんぼをして遊んでいます。
一頭がどこかに隠れたら、それを二頭が必死になって探し出します。人間のかくれんぼと違うところは、見つかると逃げ出す、というところなのですが。多頭飼いをしていると、よくある光景なのではないかと思います。
多頭飼いしていなくても、愛犬と飼い主さんが楽しくかくれんぼができるよう、簡単な方法をご紹介します。
愛犬と「かくれんぼ」を楽しむ方法
まずは、家の中のどこかに隠れてください。
そして、愛犬の名前を呼び、「おいで~」と言います。
飼い主さんの声を頼りに、飼い主さんがどこに隠れているのかを愛犬に見つけてもらうという簡単なゲームです。
見つけることができたらたくさん褒めてあげましょう。
ご褒美としておやつを与えても良いと思います。
考えて探すということが犬の脳に刺激を与え、脳の機能の低下や認知症を予防することができるという仕組みです。
「かくれんぼ」を上手く楽しむポイント その①
隠れる瞬間を見られてしまわないよう、音を立てないようにそーっと隠れます。
犬がくつろいで眠っているときなどがよいタイミングです。
犬は聴力に優れているので、飼い主さんがゴソゴソと音を立てながら行っていることに聞き耳を立て、何をしているのか、どこにいるのか、だいたい把握してしまいますよね。
「かくれんぼ」を上手く楽しむポイント その②
はじめは簡単に見つけられる場所に隠れましょう。犬に「かくれんぼ」という遊びを覚えてもらうためです。キッチンに隠れる、ソファーの後ろに隠れるなどが良いでしょう。
次は、カーテンの後ろに隠れる、扉の後ろに隠れるなど、少し難易度を上げてみましょう。犬が遊び方を十分に覚えたら、うんと難易度を上げてみましょう。
私が愛犬たちと遊んでいてなかなか見つけることができない場所が「クローゼットの中」です。クローゼットの中に入り、扉を閉めてしまうので、なかなか見つけることができません。
なので、たまに声を出してあげます。そうすると「ここにいるぞ!」と一頭が発見し、三頭とも集まってきます。
「かくれんぼ」を上手く楽しむポイント その③
犬が遊びに飽きてしまわないよう、隠れる範囲を広げつつ難易度をあげ、見つけづらい場所に隠れてあげるようにします。
意外な場所から飼い主さんが発見されると、犬も大喜びしてくれると思います。
お留守番中の遊びは「宝探し」がお勧め!
暇を持て余してしまうお留守番中、寂しくて鳴いたり、物を噛んで破壊したり、退屈をしのぐためにイタズラをしてしまう犬も多いですよね。
お留守番中の遊びは宝探しがお勧めです。隠すのは愛犬がお気に入りのおもちゃです。
これも私がよくやっている方法なのですが、愛犬がお気に入りのおもちゃを隠して出かけます。帰宅してみると、おもちゃを見つけ出した形跡があるので、次はちょっと難しい場所に隠してみようかなと考えます。
カメラを仕掛けて出かけたことがあるのですが、お気に入りの大事なおもちゃがなかなか見つからなくて、必死に探しまわる姿がとても可愛かったです。
お留守番中も愛犬に楽しんで遊んでもらいたいというときに、ぜひ試してみてください。
まとめ
「かくれんぼ」の大きなポイントは、犬の脳に刺激を与えながら飼い主さんと一緒に楽しく遊ぶということです。
ただ単に脳を使うのではなく、飼い主さんとのコミュニケーションも大事です。
若い犬だけではなく、老犬の遊びにも良いと思います。
老犬になるとお散歩を嫌がるようになってしまうことがありますが、お家の中で楽しめる遊びは犬も好きですし、何より大好きな飼い主さんと一緒に遊べるので、楽しんでもらえると思います。
脳の機能の低下や認知症の予防、そして、老犬の筋肉や体力の維持にも役立てることができて良いですよね。