犬のエリザベスカラーは寝るときも着ける?嫌がる時の解決策とは

犬のエリザベスカラーは寝るときも着ける?嫌がる時の解決策とは

病気やケガをした犬が着けることの多いエリザベスカラー。寝るときも着けた方がいいのか疑問に思いますよね。この記事では、犬のエリザベスカラーを寝るときにも着けた方が良い理由や、外した場合のリスクなどを紹介します。

犬のエリザベスカラーは寝るときに外してもいい?

寝ているトイプードル

「エリザベスカラーって着けると犬も嫌がっているし、寝るときには外しても良いかな?」そんな風に思う飼い主さんは多いのではないでしょうか。

でも外すのは待ってください!エリザベスカラーは寝るときも着けたままの方が良いとされています。かわいそうに見えてしまうエリザベスカラーには大切な役割があるのです。

エリザベスカラーは「治療終了まで外さない」が基本

エリザベスカラーには、犬に患部を干渉させないという役割があります。「かわいそうだから」といって治療途中に外してしまうと、治りが遅くなってしまうことが多いのです。

エリザベスカラーを嫌がる犬もいると思いますが、獣医から許可が出るまでは外さないようにしましょう。

犬がエリザベスカラーを嫌がる理由

エリザベスカラーを嫌がる理由として次のようなことが挙げられます。

  • 重さや慣れない感覚に違和感をもつ
  • 移動する時に物にぶつかる
  • 食器や床にエリザベスカラーがぶつかり、フードや水が摂取しづらい
  • 視覚が狭まり情報収集がしづらくなる
  • 患部などかゆいところを掻けずにストレスがたまる

違和感の他、色々なことが制限されることに苦痛を感じてしまうようです。

犬にエリザベスカラーを慣れさせるための工夫

犬にとってエリザベスカラーは鬱陶しい存在です。少しでも早く慣れさせるために次のような工夫をしてみましょう。

  • 障害物になりそうな物は移動させる
  • 食器を高くする
  • いつもよりスキンシップや声かけを多くする

できるだけ犬が普段通り生活できるよう環境を整えて、ストレスを軽減することが大切です。

通常は着けているうちに犬も慣れていく

最初はエリザベスカラーを嫌がる犬でも、数日過ごすと慣れてくることがほとんどです。一度慣れてしまえば、装着したままでも問題なく生活することができます。中には、エリザベスカラーを使いこなして体をかいたりする犬もいるみたいですよ。

犬のエリザベスカラーが寝るときにも必要な理由

ソファで伏せる犬

犬がエリザベスカラーを着ける状況は大きく4つ考えられます。

  • 手術で縫合した傷がある
  • 炎症によるかゆみ、痛みが強い部位がある
  • 治療中の目の保護
  • 自傷行為をしてしまう

前述しましたが、エリザベスカラーは犬に患部を干渉させないために着けるものです。もし寝るときだけだとしても、エリザベスカラーを外してしまうと一体どうなるでしょうか?

犬が患部を舐めたりひっかいて状態が悪化する

犬が患部を舐めたり引っ掻くと、炎症が広がり状態がさらに悪化してしまいます。術後の傷口が開いて再度縫合処置が必要になったり、化膿する場合もあるでしょう。再度の治療が必要になると治りが遅くなり、結局はエリザベスカラーの装着期間が伸びてしまうことになりかねません。

エリザベスカラーの着けなおしが難しい犬もいる

エリザベスカラーを寝てるときだけ外して、起きたらまた付ければいいと考える飼い主さんもいるかもしれません。しかし、動物病院ではおとなしく装着させてくれた犬でも、自宅では暴れて着けられないことがあります。

塗布した薬剤を舐めて効果がなくなる

動物病院で塗ってもらった薬を犬が舐めてしまうと、治療した意味がなくなってしまいます。

目を掻いて傷つけてしまう

目の治療をしている犬は、かゆみや痛みから目を傷つけてしまう可能性があります。目の保護に最も有効なのはエリザベスカラーを完治するまで着けることです。

寝るときにもエリザベスカラーは必要

就寝時にエリザベスカラーを外すということは、飼い主も眠ってしまい犬から目を離してしまうことになります。

飼い主が見ていないあいだに犬が患部に少しでも刺激を与えると、症状が悪化したり再治療が必要になったり良いことはありません。早く完治させるために、寝るときにもエリザベスカラーは着けたままにしておきましょう。

犬がエリザベスカラーを着けて寝るときの注意点

エリザベスカラーを付ける犬

エリザベスカラーは寝るときにも着けるべきだとお伝えしましたが、注意するべきことがあります。以下のポイントをチェックし、犬の様子に問題がないか観察しましょう。

無理なく横になれているか確認する

ほとんどのエリザベスカラーは寝るときに着けたままでも問題なく横になれるはずです。

もしサイズが合わないなどの理由から犬が寝られない態勢になっている時は、動物病院で相談するなどしてエリザベスカラーを交換してもらいましょう。

睡眠をしっかり取れているか観察する

また、眠いはずの犬が寝ようとしない時にも注意が必要です。犬はエリザベスカラーにだんだん慣れてくると前述しましたが、中にはどうしても慣れることができない繊細な犬もいます。

そういった犬は立ったまま寝ようとしなかったり、落ち着かずにウロウロするかもしれません。エリザベスカラーが気になって寝ない犬は、睡眠不足に陥って体調を崩すことがあるので注意が必要です。寝れない様子ではないか、よく観察してあげましょう。

犬が寝るときにエリザベスカラーを嫌がる場合の対処法

エリザベスカラーを付けたコーギー

治療のためにエリザベスカラーを着け続けることは大切です。しかし患部は完治したのに、犬が睡眠不足で体調を崩してしまうなどという事態は防がなくてはいけません。できるだけ装着したままでも犬が寝られるように、飼い主が工夫してあげましょう。

いくつか対処法がありますので、愛犬の症状や寝方に合った方法を試してみてください。

エリザベスカラーの材質を犬が好むものに変える

エリザベスカラーには、動物病院で一般的に処方されているプラスチック製ベル型の他にも種類があります。

  • 布、ウレタン素材(ベル型)タイプ
  • 布、ウレタン素材(ドーナッツ型)タイプ
  • プラスチック素材(ベル型透明)タイプ

布、ウレタン素材のベル型やドーナッツ型は、ぶつけても音や衝撃が小さいことが大きなメリットです。ドーナッツ型は寝るときに枕にもなります。ただし、変形しやすいため犬の口が患部に届いてしまう場合があるので注意してください。

ベル型の透明のタイプは、形や素材は動物病院のものと同じですが、色が透明で視界が遮られません。固いため患部もしっかり守られますが、ぶつけた時の衝撃と音が大きいのがデメリットです。

エリザベスカラーはインターネットやペットショップでも売られていますので、犬の寝方や状況に応じて合うものを探してみましょう。昼間はプラスチック製、夜寝るときだけ柔らかいドーナッツ型にするなど使い分けるのも良い方法です。

獣医師に相談して術後服に変更する

術後の傷を守るときには、エリザベスカラーの他に術後服(エリザベスウェア)を使う方法もあります。

これは体にフィットする洋服を着せて傷を触ることを防ぐアイテムです。ただし、保護したい部位によっては術後服ではカバーできないため、エリザベスカラーがどうしても必要になることもあります。

服の上から犬が傷を咬んでしまうこともあるので、術後服を希望するときには必ず獣医に相談しましょう。そもそも犬が服を着ること自体を嫌がる場合には、この方法は適していません。

愛犬の症状や寝方に合わせてアイテムを選び、睡眠環境を整えてあげてください。

まとめ

ベッドで寝ている犬

犬が寝るときにもエリザベスカラーをつけていた方が良い理由、嫌がった時の対処法をご紹介しました。愛犬がエリザベスカラーを嫌がり眠れない様子を見ると、飼い主としてはつい外してあげたくなってしまうと思います。

でもそんな時は外すのではなく、睡眠環境を整えたり犬とコミュニケーションを多めに取ってみてください。工夫次第で犬もエリザベスカラーに慣れ、完治するまで快適に過ごすことができるはずです。

今は可愛いデザインのエリザベスカラーもたくさん販売されています。エリザベスカラーで患部を守りながら、愛犬と一緒に治療を乗り越えてくださいね。

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