犬のケージ内のトイレに仕切りをつける理由とは?
犬のケージ内に仕切りがついているタイプとついていないタイプがあります。初めて犬を飼う飼い主さんは、どちらを選べばよいのかお悩みではないでしょうか。おすすめは、犬のケージ内に仕切りがついているタイプです。
「なぜケージ内に仕切りがついているほうがよいの?」と疑問に思う飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、この章では犬のケージ内に仕切りをつける理由を解説します。これから新しい家族を迎えようと検討している飼い主さんは、ぜひ当記事を参考にしてください。
トイレを認識しやすくなり失敗が少なくなる
犬のケージ内に仕切りをつけると、トイレと居住スペースを明確にわけることができます。そのため、犬がトイレを失敗する確率が下がるのです。トイレと居住スペースをわけることにより、犬は安心して排泄することができます。
また、生後6か月くらいまでは、トイレトレーニングを行い犬にトイレの場所を認識させる必要があります。その際、仕切りがしっかりとわけられていれば、犬がトイレの場所を認識しやすくなるでしょう。ケージ内に仕切りをつけることは、トイレの失敗を少なくするよい方法でもあるのです。
居住スペースを清潔に保ちやすい
ケージ内に仕切りをつける2つ目の理由は、居住スペースを清潔に保てることです。パピー期の子犬は、トイレを失敗してしまうことも少なくありません。その際、ケージの中に入れている毛布やクッションなどが汚れてしまうこともあるでしょう。
汚れてしまった毛布やクッションは、洗える素材ならよいのですが洗えない素材の場合、新しく買い換える必要があります。また、排泄物のついた毛布などを放置すると、ケージ内が菌だらけになり不衛生ですよね。ケージ内に仕切りをつければ、トイレの失敗が少なくなるため、毛布やクッションなども汚れにくく居住スペースを清潔に保ちやすいでしょう。
トイレシートの交換が容易にできる
ケージ内に仕切りをつける3つ目の理由は、トイレシートの交換がしやすいということです。たとえば、飼い主さんがトイレシートを交換しようとしている際に犬がシートで遊んでしまうことも少なくありません。すると、なかなかトイレシートの交換ができませんよね。
そこで、ケージ内に仕切りをつけると、トイレシートの交換がスムーズに行えるのです。トイレシートを替えるときは、仕切りを閉めれば犬にシートを噛まれてしまう心配もありません。ケージ内のトイレに仕切りをつけると、飼い主さんの手間が少なくなるというメリットがあります。
犬のトイレの仕切りをワイヤーネットで手作りする方法【100均でOK!】
「犬のケージ内のトイレに仕切りが必要なのはわかったけれど、使っているのは仕切りがないタイプなんだけど……」とお悩みの飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。そこで、この章では100均で売っているものでトイレの仕切りを手作りする方法を解説します。
ステップ1:ワイヤーネットを用意する
まずは100均でワイヤーネットを購入しましょう。高さや横幅は、犬の大きさに合わせて選ぶとよいです。小型犬の場合は、40cmほどの高さのワイヤーネットを選ぶとよいでしょう。ケージの大きさによって異なりますが、ワイヤーネットは1枚あれば十分です。大きいケージを使用している・大型犬を飼っているなどの場合は適切な枚数分のワイヤーネットを購入してください。
ステップ2:ワイヤーネット用スタンドを用意する
ワイヤーネットと併せて必要なのが、スタンドです。ケージ内のトイレを仕切るための重要な役割を果たします。スタンドも100均で購入できます。犬やケージの大きさに合わせて、必要な個数をそろえてください。
ステップ3:ワイヤーネットとスタンドをはめる
100均で購入したワイヤーネットとスタンドをはめます。それだけで、ケージ内のトイレの仕切りが完成します。女性でも簡単に100均のアイテムでケージ内のトイレの仕切りが手作りできますよ。道具さえ用意すれば、5分程度で仕切りをDIYすることができるのです。愛犬のために、飼い主さん自身で仕切りを手作りしてみてはいかがでしょうか?
仕切りを使って犬にトイレを教える方法5ステップ!
「仕切りをどのように使って犬にトイレを教えたらよいのだろう?」とお悩みの飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、この章では仕切りを使って犬にトイレを教える方法を5ステップで解説します。
ステップ1:落ち着いて排泄できる場所にトイレを設置する
まずは、犬が安心して排泄できる環境を作りましょう。大きな音が聞こえる場所や人間が頻繁に出入りする場所にトイレを設置するのは避けてください。ケージの中でも端のほうにトイレを設置すると仕切りが置きやすくよいかもしれません。
ステップ2:手作りした仕切りを置く
次に、手作りした仕切りを使用して居住スペースとトイレをわけましょう。そうすることで、犬がここはトイレなんだということが認識しやすくなります。
ステップ3:犬がそわそわしはじめたらトイレへ連れていく
犬が床のにおいをしつこく嗅ぐ、またはくるくる周って落ち着きがないのは、トイレにいきたいサインです。サインが見られたら、犬を抱っこする・またはトイレまで誘導するなどしてトイレに連れていきましょう。
ステップ4:排泄が終わるまで待つ
犬が排泄し終わるまで待ってあげましょう。その際、トイレの仕切りを開けてはいけません。また、あまりジロジロ見られると排泄できない犬もいるためプレッシャーを与えないように配慮してあげることも大切です。
ステップ5:排泄が済めばご褒美をあげる
トイレできちんと排泄できたら、仕切りを開けて思い切り犬を褒めてあげましょう。褒めるときは、ご褒美におやつを与えると犬もここに排泄すればおやつがもらえると認識してくれます。そのため、トイレトレーニングがスムーズにすすむはずです。
以上の5ステップが仕切りを使ったトイレトレーニングの方法です。子犬のころは、何度もトイレを失敗してしまうかもしれません。しかし、根気強くトイレトレーニングを行えば必ず成功します。諦めずにトレーニングに取り組みましょう。
犬用トイレの仕切り付きケージおすすめ3選!
100均でグッズを購入して手作りの仕切りを作るのもよいけれど、新しく迎える愛犬のためにあらかじめ仕切りのついているケージを購入したいと検討している飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。そのような愛犬家の方に向けて、犬用トイレの仕切りつきケージのおすすめを3種類ご紹介します。
犬 ケージ サークル コンビネーションサークル
<おすすめポイント>
- トイレトレーニングに着目した設計
- 組み立てが簡単
- 成長や用途に合わせて自由にカスタマイズ可能
アイリスオーヤマの「犬 ケージ サークル コンビネーションサークル」は、トイレトレーニングに最適なケージです。ケージの横にトイレを設置したい場合は、別売りのトイレを専用のパーツで連結させるだけです。また、愛犬が大きくなり居住スペースを広くしたいときも専用パーツをつけるだけで自由にカスタマイズができます。愛犬の成長や用途別に自由にカスタマイズできる優れものです。
ペットケージ
<おすすめポイント>
- キャスターつきで移動が楽にできる
- トレーの取り外しができる
- 中に仕切りがついている
「ペットケージ」は、あらかじめ仕切りがついているタイプのケージです。トイレトレーニングに最適ですし、多頭飼いにもおすすめです。また、ケージは移動する際にいちいち持ち上げないといけない商品が多い傾向にあります。「ペットケージ」なら、キャスターつきのためケージを移動して掃除したいというときにも便利でしょう。トイレと居住スペースをしっかりわけたいと検討している飼い主さんにおすすめのケージです。
アドメイト ヴィラフォートサークル
<おすすめポイント>
- ケージの上からトイレの交換ができる
- 居住スペースとトイレが完全にわけられている
- トイレトレーニングに最適
トイレがスライドドアで仕切れるタイプのケージです。女性1人でも簡単に組み立てることができます。飛び出し防止に便利な屋根がついているのもポイントです。また、排泄物が居住スペースに入るのを防ぐ形状のトレーのため、トイレトレーニング中の子犬にぴったりでしょう。
▼「犬のトイレの基本」を知りたい方はこちら
まとめ
この記事では、犬用ケージに仕切りをつけて上手にトイレを教えるコツをご紹介しました。ケージに仕切りをつけると、犬がトイレを認識しやすいというメリットがあります。また、居住スペースとトイレをわけることにより、清潔な空間を保つことができます。トイレを早く覚えてくれるため、失敗を防ぐのにも役立つでしょう。
愛犬のトイレトレーニングに最適なケージを検討している・愛犬のトイレトレーニングがうまくいかずに悩んでいるといった飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。そのような方は、ぜひ本記事でご紹介したケージを試してみてください。愛犬のトイレトレーニングに最適なケージを用意して、楽しくトイレを覚えさせましょう。