犬のトイレに仕切りが必要な理由とは
犬用トイレに仕切りを設置すると、犬にも飼い主にもメリットがたくさんあります。ケージ内にトイレを設置する場合も、室内に単独でトイレを設置する場合も、トイレシートを敷いただけでは犬はトイレを認識しづらく、初めは失敗してしまうことも。
トイレの仕切りは簡単に手作りできます。犬と飼い主が互いに気持ちよく生活するためにも、トイレの清潔さは欠かせない問題です。「犬のトイレに仕切りが必要な理由」を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
トイレを覚えやすく失敗を最小限に抑えられる
トイレが仕切りで囲われていると、犬にとってトイレの場所を認識しやすくなります。犬を家に迎えてから、初めに教えるのは「トイレトレーニング」ですよね。まだ家のルールが分からない犬にとって、トイレシートを敷いただけのトイレでは認識しづらく失敗する可能性があります。
トイレトレーニング成功のポイントは、成功体験を増やしてたくさん褒めてあげることです。トイレの場所を仕切りで囲ってあげればトイレの場所を覚えやすく、失敗も最小限に押さえられます。
リラックススペースを清潔に保てる
犬用トイレをケージ内に設置しているご家庭は多いのではないでしょうか?ケージ内を居住スペースとトイレスペースに仕切ることで、犬がリラックスして過ごせます。犬はきれい好きなので、体が汚れたり、居住スペースが汚れたりすることを嫌います。
犬はトイレで上手に排泄しているつもりでも、ケージ内では居住スペースが汚れてしまうこともありますよね。お留守番のときにずっと居住スペースが汚れているとストレスの原因にもなりかねません。トイレに仕切りがあれば、居住スペースを排泄物で汚すことなく清潔に保てます。
おしっこの飛び散りやはみ出しを抑えられる
男の子の場合、足をあげて壁におしっこをします。犬はトイレシートにおしっこしているつもりでも、はみ出してしまったり、周囲の家具におしっこが飛び散ったりすることもあります。
家具や壁におしっこが染み付いてしまっては不衛生ですよね。飼い主は毎回、トイレの周辺を拭かなくてはならず後片付けが大変です。トイレを仕切りで囲っておけば、おしっこが周囲の家具に飛び散る心配がなく、室内を清潔に保てます。トイレの後片付けも、仕切りをサッと拭くだけで簡単に行えます。
100均のプラダンで作る!犬用トイレの仕切りの作り方5ステップ
犬用トイレの仕切りは、購入すると4,000円〜10,000円ほどで少し高額です。デザイン性や耐久性、作成の手間を考えると購入も良いですが、トイレの仕切りは100均の材料だけでも簡単に作れます。自作すれば、低価格で自宅のケージや犬のサイズにピッタリの犬用トイレ仕切りが可能です。アイデア次第ではインテリアになじむお洒落なトイレも作成できます。作成手順を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ステップ1: 必要な物をそろえる
必要な材料、道具を準備します、必要な材料は全て100均でそろえることができます。
- プラダン4枚 50㎝×35cm(今回はセリアで購入)
- 洗濯ばさみ
- 両面テープ
- カッター
- 定規
- 油性マジック
ステップ2: プラダンをカットする
カッターを使用し、プラダンから必要なパーツを切り出します。パーツの大きさはご家庭のケージに入る大きさに合わせてください。必要なパーツは、底面1枚、側面2枚、背面1枚、背面補強用2枚、側面補強用2枚。それぞれのパーツの折り目に切り込みを入れ、3cmの接着面を作ります。側面の角は怪我防止のため、丸くカットするのをおススメします。
ステップ3: プラダンを接着する
プラダンの側面、背面を組み合わせ、それぞれの接着面を両面テープで接着します。両面テープは3cmの物を使用すると、簡単でキレイに接着できます。
ステップ4: 補強する
トイレの仕切りは、犬の体がぶつかっても壊れない強度が必要です。ステップ3で接着した箇所にそれぞれ補強用のプラダンを貼り付けます。しっかり圧着するのがポイントです。
ステップ5: トイレシートをセットする
底面にトイレシートを敷きます。男の子の場合、背面、側面にもトイレシートを貼り付けて洗濯ばさみで固定します。洗濯ばさみの代わりに100均のスポンジ固定シールを代用すれば、トイレシートの交換が簡単にできます。洗濯ばさみをおもちゃにしてしまう犬の場合、スポンジ固定シールを代用してみてください。トイレシートを少し折り返しシールに貼り付ければ、何度もトイレシートを取り外しできるので便利です。
仕切りを活用した上手なトイレのしつけ方
犬を家庭に迎えて初めて教えるのはトイレトレーニングです。たくさん褒めることで、信頼関係もアップします。犬にとって初めてのトレーニングはストレスなく、楽しく行いましょう。
初めてのトイレトレーニングは仕切り付きトイレがおススメ
初めてトイレトレーニングをする時は、ケージ内に仕切り付きトイレを設置するのがおススメです。犬がリラックスする場所にトイレを設置すると安心できます。
トイレの大きさは、大きすぎると排泄物が中で飛び散ってしまうため、トイレの中で方向転換できるくらいがベストです。仕切りを飛び越えてしまう場合は、初めの頃は仕切りを高くしておくと良いでしょう。
トイレトレーニングの方法
トイレトレーニングに失敗は付き物です。失敗してしまっても、叱らずにサッと処理しましょう。トイレが怖いと思ってしまうと、恐怖心からトイレに近づかなくなってしまいます。失敗しないように仕向けてあげて、成功した時にはたくさん褒めてあげてください。
初めてのトイレトレーニング手順
1.ケージ内に仕切り付きトイレを設置する
2.犬が周囲の臭いを嗅ぎ、ソワソワしだしたらトイレに連れていく
3.排泄が終わるまでケージ内のトイレに入れっぱなしにする
4.排泄ができたらオヤツをあげてたくさん褒めてあげる
トイレを常に清潔に保ち、1〜4のステップを繰り返します。起床後や食事後は排泄することが多いので、チャンスを逃さないようによく観察してあげてください。根気よくトレーニングを続ければすぐにトイレを覚えてくれます。
▼「犬のトイレの基本」を知りたい方はこちら
まとめ
犬用ケージにトイレの仕切りを自作する方法を紹介しました。トイレの仕切りは低コストで簡単に作成できます。100均の材料で作成できるのは、手軽でうれしいですね。仕切り付きトイレは犬にとってもケージ内が清潔に保てたり、トイレの場所を把握しやすかったりとメリットがたくさんあります。犬にとっても飼い主にとってもストレスを軽減してくれます。
初めてのトイレトレーニングは、仕切り付きトイレを活用して、たくさん褒めて楽しんでください。仕切り付きトイレを自作すればケージにピッタリのサイズができるため、排泄の失敗が少なくなります。トイレのタイミングを把握してチャンスを逃さず根気よくトイレトレーニングを続けてあげましょう。
たくさんのメリットがある、犬用トイレの仕切りを紹介しました。犬のトイレ問題で1つでも悩みが解決するならば、自作してみる価値はありますね。今まで犬のおしっこの飛び散りに悩んでいた人は、ぜひ犬用トイレ仕切りの作成に挑戦してみてください。