清潔に保ちたい犬用品6つ
- 首輪、リード、ハーネス
- フードボール、食器、水飲み器
- ベッド
- キャリー、クレート
- トイレトレイ
- ドックウエア
リード、首輪のメンテナンス
リードや首輪のメンテナンスが必要な理由
首輪やリード、ハーネスは、散歩に行く時、外出する時など、「家から外へ出る時」に必要になる犬用品です。素材によっては、擦り切れて傷んで切れてしまったり、カビが生えて脆くなったりすることがあります。
散歩の時に強くひっぱって、突然切れたりすると、愛犬の命を失うような事故になりかねません。
こまめに普段からリードや首輪などの汚れや傷み具合を気にかけて、劣化していないか、切れやすくなっていないかなどをチェックする習慣をつけておきましょう。
革製のリード、首輪、ハーネスのメンテナンス
水分を含んだ布で拭くとシミになるので、汚れを落とす時は乾いた柔らかい布を使います。
それでも、汚れが気になる時は、革製品専用のクリーナーを使いましょう。
布製のリード、首輪、ハーネスのメンテナンス
軽い汚れなら、乾いたタオルでふき取ります。汚れ以外に、ニオイが染みついていたら、洗濯ネットに入れて、丸洗いします。
合成皮革制のリード、首輪、ハーネスのメンテナンス
革製品と同様、乾いた布を使います。
それでも汚れが落ちない時は、しっかりと水気を絞った布で汚れをふき取ります。
ニオイが付着している場合は、ペット用の消臭剤などを吹きかけて乾かします。
ナイロン製のリード、首輪、ハーネスのメンテナンス
水で濡らしたタオルなどで汚れをふき取ります。
汚れがひどい、ニオイがこびりついている場合は、洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えます。
洗濯機で洗う場合は、コロコロなどで抜け毛を取り除いてから洗いましょう。
ベッドのメンテナンスが必要な理由
愛犬が眠るベッドも、出来る限りいつも清潔な状態を保ってあげたいですよね。
ちなみに人間のシーツは、夏は1週間に1回、冬場でも二週間に2回の洗濯がベストだそうです。では、もし、愛犬のベッドのメンテナンスを全くせず、不潔な状態を放置したままにするとどんな問題が起こるのでしょうか。
皮膚病になるリスクが高い
犬は、人間のように汗をかくことはありませんが、皮脂汚れや被毛が抜けることは
あります。それらがベッドのマットなどにつくと、ダニの餌となり、ダニが繁殖します。
また、家の中の動物にノミがいなくても、散歩に行ったり、他の動物と接することでノミが家の中に入ってくると、やはり、不潔な布の中で繁殖します。
そうなると、ダニやノミに刺さりたりするリスクが高くなります。
また、犬の体内には、さまざまな常在菌が存在していて、それらは体力が落ちた人間に感染すると、まれに命に関わるほど重篤な症状が出る場合もあります。
体臭が強くなる
抜け落ちた毛をそのままにして、毛だらけのお布団で寝ていたら、抜けた毛のニオイが体について、犬の体臭が強くなります。
ストレスが溜まる
イヤなニオイが染みついたベッド、横になると体が痒くなるようなベッドでは、落ち着いて眠ることが出来ません。
ストレスをためるという事は、それだけ体にも大きなストレスの負荷がかかっているという事です。ストレスから来る不眠、食欲不振、情緒不安定、関節炎の発症など、ストレスが原因で発症する病気は無数にあります。
ベッドのメンテナンスの方法
人間用と分けて洗濯をする
愛犬が使っている毛布、マットなどは人間用と分けて洗濯をします。
洗濯機に入れる前に、コロコロでざっと抜け毛を取り除いておきます。
抜け毛が多い、犬独特のニオイが普通の洗濯の仕方では取れない…と感じる方は、ペットショップや、大型のホームセンターなどで動物用の洗濯洗剤がありますので、それを使ってみましょう。
洗ったら、すぐに乾かす
洗い終わったら、出来るだけ早く乾かしましょう。
湿ったままだと、カビが生えやすく、雑菌も繁殖して臭くなります。
香り用柔軟剤は控えめに
犬は人間よりも嗅覚が優れています。人間にとってきつすぎる香りは、犬にとってはかなり刺激を感じるはずです。
衣類に香りをつけるための柔軟剤などはなるべく控えめに使いましょう。
キャリー、クレート、ドックカートのメンテナンスが必要な理由
ニオイがつく
あまり頻繁に洗うアイテムではないし、中には愛犬用の毛布などが入っている場合、例え、素材がプラスチックだと犬のニオイがクレート本体に沁みついてしまうことがあります。
クレートを置く場所などが汚れる
クレートやキャリーなどは、動物と人が同じ場所にいても、動物が自由に動けないように閉じ込めておくためのアイテムです。
つまり、動物が嫌いだったり、苦手な人がいる場所、動物を出してはいけない場所で使うのですから、動物のニオイがしないように、気を配らなければいけません。
例えば、タクシーに乗ったり、電車に乗ったりする時に、クレートやペットカートが汚れていたら、クレートなどを置いた場所も汚れる可能性があります。
また、汚れだけなく、動物特有のニオイが不快でたまらない人もいますので、そういった人たちへの配慮のためにも、外出する時に愛犬を入れるためのクレートやキャリーは、清潔にしておくべきではないでしょうか。
クレートのメンテナンス
まず、水洗いをします。そのあと、中性洗剤で汚れをしっかりと落とします。
塩素系の洗剤(ハイターなど)をお湯で薄めて、そのお湯に雑巾を浸して、クレートの内外を拭きます。
そのあと、水拭きをして、天日で乾かして終了です。
トイレトレイのメンテナンスが必要な理由
人の居住空間に悪臭が漂う
お家の中でトイレを済ませる習慣のコなら、お家の中にトイレトレイを設置していると思います。犬や猫を飼っていると、どんなに気を付けていても、ペットを飼っていない人が家に来た時に「この家、ペットを飼っている家独特のにおいがするなあ」と感じることが多いそうです。
犬の生活臭になれてしまっていたら、なかなか自覚出来ないモノですが、トイレシーツを交換するだけでなく、周りに着いたオシッコやウンチの汚れもその都度、キレイに拭き取らないと、お家の中全体にニオイが漂い、壁紙などに「犬のニオイ」が沁みついてしまいます。
トイレを失敗しやすくなる
トイレが汚れたままだと、その場所で排泄するのを嫌がり、トイレ以外の清潔な場所で排泄するようになります。
トイレトレイのメンテナンスの仕方
塩素系の雑巾で拭いた後、水拭きをする
まず、トイレシーツを外します。それから、お湯で薄めた塩素系の洗剤で湿らせた雑巾でキレイに汚れをふき取り、水拭きをして、完全に乾かした後、再度、ペットシーツを設置します。
飼い主さんが寝る前か、愛犬が一日の最後のトイレを済ませた後、一日一回、このメンテナンスをするだけで、汚れやニオイがこびりつくことなく、トイレトレイを清潔に保つことが出来ます。
ドックウエアのメンテナンスが必要な理由
被毛の汚れを防げない
抜け毛が付いたままだったり、ニオイがついたままだと、愛犬の体がどんなに清潔であってもウエアを着ることで、逆にニオイがついてしまいます。
また、レインウエアのメンテナンスを怠り、破れていたり、ほつれていたりすると、そこから雨が入って、レインウエアの役割を果たせないことになります。
防寒着のためのコートやダウンウエアも、ジッパー部分が壊れていると、歩いているうちにはだけてしまい、全く寒さを防ぐことが出来ない、ということにもなります。
誤飲、誤食のリスクが高くなる
実用的なウエアでなく、可愛さ重視でお洋服を着せる場合があります。
チャームや飾り、可愛いボタンなどがついているお洋服なら、その飾りやボタンが外れかかっていたりすると、それを愛犬が口の中に入れてしまって、誤飲する可能性もあります。
そういった装飾がなされている服を着せたいのなら、ボタンやリボンが簡単に取れないように、しっかりと縫い付けられているかどうかを確かめると言ったメンテナンスの必要があるのではないでしょうか。
ドックウエアのメンテナンスの方法
使い終わったら、一度点検をする
破れていないか、ジッパー、ボタンが外れかかっていたりしないか、使い終わったら一度、目視して点検しましょう。
ボタンなどが外れかかっていたら、洗濯する前に外して保管しておきます。
洗濯機で洗う
ベッドのメンテナンスと同じです。
ですが、ダウンだったり、ウールなどの高級な素材が使われている場合は、洗濯の仕方が表示されているタグが付いているので、温度、洗剤、干し方などはタグが示している指示に従いましょう。
まとめ
人間が心地よく、暮らしやすくするために、居住空間を整えるのと同じで、犬との生活を犬も一緒に心地よく過ごしたいと考えるのなら、犬用品のメンテナンスが必要です。
「面倒だなあ」と思われるかもしれませんが、愛犬の犬用品のメンテナンスを行えるという事は、愛犬が元気で一緒にいられるからこそです。愛犬との楽しい生活のためにも、犬用品のメンテナンスを日々の習慣としてみませんか?