愛犬が余命宣告されたら 飼い主にできる5つのこと

愛犬が余命宣告されたら 飼い主にできる5つのこと

大切な家族である愛犬が余命宣告されたら・・・想像しただけで悲しい気持ちになってしまいます。しかし、残念ながらその日は突然明日来るかもしれません。いつか寿命が来ると理解していても冷静に受け止められないでしょう。元気なうちに治療の選択や看取りの事を家族内で統一しておきましょう。

犬の余命宣告とは

イエローラブ

犬の余命宣告とは、獣医師が愛犬の病状や体力の残りを診て、「あと○日くらいで死を迎えるだろう」と判断して飼い主に伝える事です。愛犬の余命宣告を受けたとき、きっと飼い主さんは動揺してしまう事でしょう。犬は人間の感情をを読み取る感覚が優れている為、飼い主が動揺していると犬も不安になってしまいます。気持ちを落ち着かせてから犬と接するように努める必要があります。

そこで、犬が余命宣告された後に飼い主が出来る事を考えてみましょう。

1.普段と同じ生活を送る

犬は野生で暮らしていた本能から、弱っていることをなるべく悟られないように行動します。弱っている事がわかったら外敵に襲われる事、つまり死に直結するからです。死期が近付いている事を周囲に知られたくないのです。その気持ちになるべく添いましょう。

2.たくさん撫でる

犬を撫でる

痛む箇所があればその部分を避けて、たくさん身体中撫でましょう。「手当て」とはその名の通り、相手の体に手を当てる行為です。愛犬は飼い主に撫でてもらうことが大好き。愛をたくさん伝えましょう。嬉しい気持ちがたくさん重なれば、免疫力も高まるかもしれません。そして、亡くなってしまえば、その後愛しい愛犬の体温を感じる事が出来なくなってしまいます。愛犬の感触を自分の感覚に記憶しましょう。

3.好きなものを食べさせる

犬とスイカ

糖尿病や腎臓病などの基礎疾患防止の為に食事コントロールしてきたかもしれません。今まで愛犬が食べたがっていた物は何でしょう。食欲が無くなり、普段食べているドッグフードが食べられなくなっても、他のものなら好奇心旺盛な犬は食べてみようという気力がまた芽生えるかもしれません。

著者の友人の愛犬は18歳まで生きたラブラドールレトリーバーでした。獣医師から余命2週間といわれてから実に1年半生きました。その最後の1年半はドッグフードを食べられませんでしたが、友人は色々な物を差し出して食べさせ亡くなるその日までその子は食事が出来ました。
プリン、シュークリーム、焼き芋などが主で、時々焼いた牛肉を食していました。犬に人間の食べ物を与えるのは賛否両論ありますが、最後まで食欲がある事の方が優先されると著者個人は思っています。

4.好きだった人や犬に会わせる

愛犬を可愛がってくれる友人などが訪問すると、それまで辛そうに横になっていても、犬の目がキラキラと輝きます。自力で歩けなくなっても、歩行を補助する介護服やバギーなどもあります。外の空気を吸うだけでもリフレッシュになります。

5.通院頻度を検討する

シェパード病院

病気の種類や体力によって動物病院で出来る処置は違ってきますが、死期を控えた体には動物病院へ行く事で体力を奪われてしまう事もあります。獣医さんの処置によって怖さやストレスを感じる子にとっては通院や入院が負担になる場合もあります。入院の場合は、医療的な処置を受けられるのと引き換えに、飼い主と過ごす時間は大きく減って、孤独を感じることでしょう。どのタイミングで退院させるのかも難しい判断になります。

まとめ

犬と寝ている人

獣医師の診断を疑うわけではありませんが、病状から診た命の期限とその子が持っている寿命は必ずしも一致するとは限りません。ひとしきり泣いたあとは気持ちを切り替えてなるべく後悔のない日々を愛犬と共に過ごしましょう。写真を一緒にたくさん撮るのも良いですね。著者は今までたくさんの命を看取ってきました。100%満足の別れはありませんが、後悔を少なくする事がとても大切であると学びました。参考にして頂けると幸いです。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    40代 女性 ひまわり

    1ヶ月前に余命宣告された愛犬が旅立ちました。

    元気で検査をしたときには心臓が少し肥大しているだけでしたが、それからたった1ヶ月半後に突然の余命宣告で信じられませんでした。

    脾臓ガンで肝臓にも転移があり余命1ヶ月くらいとのことだったので、残された日々をいつも通り過ごすようにしました。

    病院は負担になるだろうから、行くのをやめました。先生も連れてきても何もしてあげれないから、最後は好きなようにさせてあげて、と言っていました。

    ほとんど実行できませんでしたが、バゲットリストをつくり、一緒にしたいことを書き出しました。

    たくさん話しかけ、たくさん撫でて、たくさん写真も撮りました。

    食べられるうちは何でも好きな物をあげました。

    余命宣告されて私自身の心の準備もしましたが、やはり辛いです。

    もっとああしておけば良かった、こうしておけば良かった、と後悔しか残りません。

    どうぞ1日1日を大切に、たくさん愛情を注いであげて下さい。
  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    2年前から泌尿器系で通院を始めました
    4月に腎臓摘出、9月に膀胱と子宮を摘出
    何度も危機を乗り越えてきましたが、10月1日に癌告知を受けました
    残された時間は同じケースで150から300日と言われて戸惑いましたが、そんな時友人がこのサイトを教えてくれました
    五つのこと すごく励みになりました
    気持ちはもちろん日々の行動の参考にもなりました
    無理せず少しずつ実行していきました
    たくさん撫でて、外にも出て、先生とも治療方針を話して納得し、みんなに会い、食事も好きな物を食べました
    告知から2週間後、体調不良中に急変しあっという間に私の腕の中で逝きました
    12月で7歳になる直前でした
    正直言って哀しいし、悔いもありますが、このサイトのおかげで出来る事、やるべき事はやってあげれたと思います
    いつか必ず見送るとわかって家族に迎えたので最後まで一緒に過ごし、看取ることが出来て良かったです
    このサイトを見なければ戸惑い泣いてばかりだったかもしれません
    たくさんのお花や供養の言葉をいただき、花に囲まれて荼毘に付されました
    今頃思いきり走り回っていると思います

    いつかまた犬を家族に迎えます
    その時もきちんと責任を持って過ごしていきたいと思っています
    匿名の投稿画像
  • 投稿者

    50代以上 男性 小野一生

    以前、パグを飼っていました。
    この記事を読ませていただき、泣いてしまいました。
    お金がないのに、可愛さカラ勢いで飼ってしまったこと。体調が悪そうなのに、
    「動物は、病院なんてかからなくても、自分で治せる」なんて自分に言い訳をしたこと。
    本当は、苦しくて仕方がなかったろうに、こちらが、心配して撫でてやると、本当にうれしそうな目で見つめ返してくる彼。
    なくなる前日、妻に、「大丈夫だよ、ちゃんと、きれいなウンチをしてるから、もう良くなるよ」なんて言ったこと。
    多分、彼は、そんな我々を心配させまいと、最後の力を振り絞ったんだろうこと。
    当日の朝、妻のベッドの脇で静かな吐息を聞き、安心し、朝食の用意をしに行ったこと。
    そして、妻が起き出し、彼に声をかけ、ゆさぶり、絶叫したこと。

    なぜ、早く体調の変化に気づいてあげれなかったのか?
    わかっていただろうに、お金がない、という理由だけで、何故具合が悪そうなときに、病院につれていってあげなかったのだろう?
    何故、足元がおぼつかなさそうに見えたのに、妻に相談しなかったのだろう?

    あのとき、散歩につれていったとき、あんなに散歩が好きだったのに、すぐかえりたがった。何故、あのときに、気づかなかったんだ!

    一年ぐらい、そんなことばかり考えていました。
    だから、秦基博の〔ひまわりの〜〕を聴いたとき、また泣いてしまいました。

    救ってくれたのは、先住の猫でした。

    現在、懲りずに、先住の長女、ペットショップから購入した次男「父、柴犬。母、パグ。」そして、4日前に、早朝近所の河原を散歩していた際、私目掛けて、猛ダッシュしてきた捨て猫の三男。二男、一女と妻という生活を送っています。ペットショップの方曰く、この猫ちゃんは、もう予防接種を受けれます。とのこと。

    男組で、今週彼ら初体験の予防接種に行ってこようと思っています。

    長らく、お付き合いいただき、ありがとうございました。
    小野一生の投稿画像
  • 投稿者

    50代以上 男性 ヨッシー

    ミニチュアダックスのルルが令和に変わった、5月1日にリンパ腫で11才で旅立ちました。色々と動物病院で治療方法を考えてもらい、ルルも一生懸命に生きようと頑張ってました。愛犬の死を見届けるのは、これほど辛い事はありませんでした。ルルには、仕事から帰って玄関まで迎えに来てくれて本当に癒されました。痛みから解放されて天国で走り回ってると思います。
    ヨッシーの投稿画像
  • 投稿者

    20代 女性 りkc

    つい先日大好きな愛犬が亡くなりました。本当に悲しくて苦しいです。肥満細胞腫でした。
    たくさんできることをしてあげたけど最後がとても苦しそうで悲しかったです。でもたくさん大好きだよ。大丈夫だよと言って手当て出来たので良かったです。でもやっぱり空も景色も空気も苦しいです。
    心が痛くて苦しい夜みなさんの投稿や記事を読むと少し癒されました。
    ありがとうございました。


    りkcの投稿画像
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    7歳の柴犬です 辛い時いつも寄り添ってくれてどんなに心救われてる事か・・・仔犬の頃心臓に持病があり突然死の恐れがある。手術治療があるが危険を伴う 完治するとは限らない 人間と違って治療法が確立していないから苦痛を与えるだけかも、それよりも今を大事に一緒に過ごす事も選択肢の一つだよって、獣医の先生から言われ7年経ちました いつかその日が来る事を受け入れられるように心の準備を7年間もしてます。でも無理ですね。寝顔をじっと観ていると涙が出てきます。1日が何事もなく終わる事が奇跡でどんなに幸せか・・・一緒にいる時間がどのくらい残されているかわからないけどこれからもずっと最後まで寄り添っていきます。
  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    今日5歳になったばかりの我が子(ゴールデンレトリバー)が余命もって3ヶ月と言われました。病名は「血管肉腫」です。まだ5歳になったばかり…誕生日に手術をした為まだ誕生日もお祝いしてないのに…
    いっぱい泣きました。まだまだ泣きたい。でも死なせない!私に出来る事精一杯やっていきます。
  • 投稿者

    50代以上 女性 諭吉

    トイプードル13歳。
    1ヶ月前に、リンパ腫と診断されました。
    ステロイド治療をしています。
    後、どれくらいこの子と過ごせるのか、、
    毎日、そんな思いで本当に辛いです。
    今は、毎日この子の写真や動画を撮っています。
    好きなものをお腹いっぱい食べさせています。
    仕事以外の用事は、出来るだけ控えて一緒に過ごしています。
    病気の事、余命や最期の事を考えると辛くて怖くて泣いてしまいます。
    私自身の食欲もなくなりました。
    余命宣告された飼い主様は、ご自身の気持ち辛くて悲しい思いを、どのようにコントロールされているのでしょうか?
    毎日、押しつぶされそうな気持ちです。
  • 投稿者

    20代 男性 りょう

    昨日、13年間飼っている愛犬に癌が見つかりました。卵巣がんでした。話を聞いたところ卵巣癌は進行が早く、調べると既にリンパにも転移しており、手のつけられない状態でした。遡ると、半年ほど前に去勢をしようと病院に連れて行きましたが、肝臓の数値が高く手術するのに全身麻酔するのはリスクがある。そのため肝臓の数値を下げる薬をもらい一時的に帰ることに。その後、薬をあげたのはいいものの、仕事やプライベートを優先し、愛犬の病院を怠ってしまい今に至ります。あの時、しっかり去勢していればもう少し一緒にいられたのではないか、病院に連れて行ったのは私なので後悔がやみません。飼い主として何かしてやれたのか?本当に後悔しています。歳はとってもまだまだ元気だ!自分の中でそう言い聞かせていました。実際、まだ元気なので、この子が死んじゃう未来が想像できません。でもいずれその未来は必ずやってきます。今日は思いっきり泣きました。まだまだ泣きたりませんが、残された時間精一杯、この子との時間を過ごそうと思い、散歩や色んなところに少しでも行けるよう乳母車も買いました。まだまだ、受け入れられない部分はありますが、家族みんなで最後まで愛を注いであげようと思います。
    りょうの投稿画像
  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    3週間前に15歳のパグを看取ったばっかりでやっと立ち直れるかと思った矢先、最近、やたら水を飲む7歳のセントバーナード を今日、病院に連れて行ったところ、血液の癌で長くて1年と余命宣告されました。次から次に、しかもこの短期間で。全く苦しい症状も見せなかったのに先生からは本人も相当、しんどかったはずですよ、と言われ、周りに心配をかけさせない様に頑張ってたんだろうな、と思うと更に涙が出てきました。これからこの仔の為にできる事をしていきたいと思います。
  • 投稿者

    40代 女性 しーちゃんまま

    マルチーズ,15歳の雄です。脾臓の腫瘍と心臓にも転移が見つかりました。手術は出来ないそうです。いつ腫瘍が破裂し出血するか分からないと言われてしまいました。今はお散歩も行けるしご飯も食べれます。元気なのに信じられません。奇跡を信じて1日も長く一緒に居られるようにしたい。
  • 投稿者

    女性 匿名

    8月に愛犬のチワワの体に小さな米粒大のできものができているのがきになり病院へ採取して検査へ 結果 癌だと末期で9月いっぱいもたないと…私達子供が居ない夫婦にとって大切な子供…突然の末期癌宣告今日の今もこんなに元気そうにしているのに 早く気づいてあげていれば…助かったかもしれないと思うと病院で泣き崩れてしまいました 病院から自宅までどうやって帰って来たか?記憶がありませんでした。
    先生に、1日これからの治療をどうしていきたいか?考えてみて下さいと。考える事なく 直ぐにこの子が今まで通り過ごして行けるように 出来るだけ痛みを感じさせない様にお願いしました。点滴 注射 薬宣告されて1週間後から真っ黒な下痢が始まり 夜から朝まで1時間おきに下痢 愛犬も私も寝れない日々が続きました。
    病院にも朝 夕方と1日2回通い 薬も変えながら。10月に入って下半身が動かなく立てなくなり 補助が必要におしっこも2時間おきに便も今まで通り愛犬のトイレに連れて行ってます 愛犬が頑張っているのに私が根を上げたらダメだと気持ちを入れ替えながら 今も毎日 大切な時間を愛犬と過ごしています 辛い悲しくなる時も多々あります 頑張ってる愛犬を最期まで見守っていきます
    投稿を拝見して気持ちが少し落ち着きました ありがとうございます
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    14歳の小型犬、もう、そんなに長くない、覚悟してくださいといわれた。
    つい2週間まで、ヨタヨタしてたが、普通に歩いていたのに、突然立てなくなった。
    動物病院へいったら、肝臓、腎臓、足の筋力もダメになっているという、脚をマッサージすると気持ちよさそうに舌を出す。

    お見舞いに行くと、動けないけど、いつものようにキラキラした目でこちらを見る。
    もう一度でいいから、大好きな果物を食べさせてあげたい。
    あの暖かい体温に触れていたい。撫でていたい。いつかはお別れからのは分かっているが、今、心がついていかない。
    家にいると、いつも側にくっ付いて寝ていたワンコがないのが寂しくて、泣きそうになる。
    病院で頑張っているのに、泣いたらいけないと思うが、泣いてしまう。
    出来たら、最後は抱っこして迎えさせてあげたい。看取る事ができて良かったと思いたい。
  • 投稿者

    30代 男性 ばみ

    15歳、愛犬のジャックラッセルのお腹が
    ここ最近大きくなってきていたので
    今日病院に行ってきました。一年前に膀胱に血石がたまり手術したばかりで、まさか余命宣告をされるなんて思っていなくて。
    癌でした。肝臓や他にも転移していました。最近よく寝るようになったのも、玄関の段差をあがれなくなったのも年をとったり、太ったりしたのではかったんだと気付かされ「どうして?何とかならないの?誰か助けて。気付いてあげれなくてごめんね」と心がちぎれそうでした。この記事を読み、皆さんの体験を聞いてようやく気持ちを落ち着かせる事ができました。これからも沢山撫でて話かけて最後まで寂しくないようそばにいようと思います。僕の家に来てくれてありがとう。ずっとずっと大好きだよ。
    ばみの投稿画像
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