犬のお腹が張る原因
犬のお腹が張ってしまうなんてことはありませんか?抱っこなどといったとても微少な圧がお腹にかかっただけで痛がる素振りはしていませんでしょうか。
また、体重は減っているのにお腹が出てくるなんてことはないでしょうか。もしも、そういった症状が見られる場合、病気である可能性が非常に高いです。
それでは、考えられる病気とその対処法について考えていきましょう。
犬のお腹が張ることから考えられる病気
拡張型心筋症
心筋症というものは心臓が正常に働かなくなることです。心臓は体中に血液をめぐらせるポンプの役割をしているため、これが正常に行えないということは血液が前進に行き渡らないということです。さまざまな種類がある心筋症の中でも犬は拡張型心筋症になりやすいと言われています。
症状
突然の失神などの症状は初期段階で時折見られます。そのほかには特に目立った症状は見られません。進行すると肺水腫を起こし、咳や呼吸困難が見られるようになります。突然死を起こすこともあります。
原因
残念ながら原因は未だに不明です。老化にともなって発生率が高まります。また、犬種によってもなりやすい犬種とそうでない犬種があり、大型犬のほうが発生率が高いと言われています。
治療
内科治療で強心剤や血管拡張剤などの症状に合った薬品を投与して、犬を安静にしましょう。しかし、残念なことに進行性の病気ですので、完治する可能性は殆どありません。徐々に悪化していきます。しかし、このような延命措置を行うことによって、突然死を防ぐことができるので、希望を持って治療してあげてください。
肝臓がん
上記の病気と同じように命に関わる危険性が極めて高く、発見が遅れるともう手遅れであることもあります。こちらの病気はさまざまな症状が出ます。
症状
初期の頃は症状を確認できません。しかし、段々と食欲不振になったり、それに伴って体重が減ってきます。また、食べたものを戻してしまったり、お腹が張ったりもします。
進行すると黄疸が出ます。このように、さまざまな症状が現れるので、飼い主の皆さんはしっかりと見落とすことなく、対処してあげてください。
原因
どのような「がん」でも同じようなことですが、人間も犬も生きている限りは毎日体内で新しい「がん細胞」が発生しています。通常、健康なときは白血球などの免疫でがん細胞は除去されます。
なので、肝臓自体にがん細胞が発生する原因としては、肝臓から発生する場合とほかの部位から転移して発生することの2パターンが考えられます。
治療
早期の発見であるならば、外科手術によって切除可能です。手術が成功した場合、その後は良好な生活を送ることができるでしょう。手術後の経過観察は必要です。しかし、発見が遅れた場合や転移性のがんの場合、完全に切除は難しいようです。
まとめ
どのような病気にしてもそうですが、早期発見が決め手です。犬に少しでも違う表情が見られた場合は、以後の生活の中でも注意して観察しましょう。
我が家では尿便の状態や食べる量を最低限毎日チェックをするようにしています。便や食事量は物言えぬペットにとって大切な健康指標となりえます。
もしも、いつもと違う状態が数日続いた場合は必ず医師のところへ連れて行ってあげてください。おなかがはる状態は健康な状態では起こらないことですので、数日様子を見てはりが続くようなら早めに受診しましょう。
がんの例が顕著ですが、数日発見が遅れるだけでも犬にとっては生死の境目になることもあります。治る病気も治せなくなるなんていうやるせない思いは誰だってしたくないもの。特に老いた犬を飼っている飼い主さんは注意していきましょう。
ユーザーのコメント
女性 シュナ
ですが、しっかりと成犬になったあとのおなかのはりにはこんなにも怖い病気が隠れているのですね。症状を訴えられないペットにとっては早期発見は本当に大切なことだと思います。おなかのはりは正直今まで気にしていなかったのですが、最近は愛犬のおしっこのタイミングはおなかを触ってわかります(笑)。日ごろからブラッシングやマッサージでスキンシップは多い関係なので、これからは日常の行動と身体の異常と、より注意して観察していきたいと思います。うちのわんこはいまだかつて食欲が落ちたことがないのですが、食いしん坊であることは飼い主としてとても安心できます。(小型犬ですので体重の管理にはとても気を使いますが・・・)目に見えない病気が潜んでいるとき、犬も食欲が落ちることがよくあると思います。何か異常を感じたときはすぐに病院に相談に行こうと思います。
40代 女性 こたママ
30代 男性 よっちゃん
血液検査
レントゲン
エコー
検査などしましたが原因が分からない状態です。
食欲も今までは1日に2回あげていたのですが、今では1日1食分も食べない日が続いています。
症状としては
筋肉が硬直みたいな感じがたまにあり、体をさわろうとしたら痛がるような泣き方をし歩き方もまともにあるけなくなったりします
ご飯を食べてもいないのに、お腹が張った感じになっており、元気が無い状態です、
ご飯を食べないので、うんちもウサギのコロコロしたような物でふにゃふにゃな感じです
水は結構飲み、オシッコは結構します
検査をして原因が分からないと言われたら、こちらとしてはどうしようもないので、毎日心配で心配で
でもどうする事も出来ないので
病院が分からないなら僕ならもっと分からない状態です
30代 女性 ハッピー
20代 女性 はるか
女性 Melon
20代 女性 てとめる
40代 女性 SUSU
その後、前脚と後ろ脚を伸ばして「うぅぅ・・・」と苦しそうな声を出していました。病院の診察時間はとっくに終わっている時間帯で、救急に連れていくべきか本当に悩みました。その後、嘔吐は落ち着いたようで、うつらうつらとしながらも、お腹は痛いようで「うぅ・・」という声を上げていました。朝一で病院に連れていき、レントゲンを撮ってもらったところ、腸から便の通り道は問題ないが、胃の中に何か未消化のものがあり、それが詰まってしまい嘔吐してしまったのではないかということでした。
何か異物を食べた記憶はなかったのですが、髪の毛や埃など遊んでいるうちに口に入り、少量であれば便と共に排出されるが少しずつ積み重なっていくとこういったことあるとのことでした。
レントゲンではこれ以上のことは分からず、異物の正体を明らかにするには、バリウムで調べるしかないそうです。
犬のバリウムは下剤は不要のようですが、数時間おきにレントゲンで確認をとるため、半日程度の入院となるそうです。
ただ、今の状態であればまず消化を促す薬を飲み、それでも改善されない場合にはバリウム検査をとの提案でしたので、消化剤と抗生物質を4日間分頂きました。 なお、バリウムを飲むことで通りが良くなることもあり、飲んだだけで症状が改善されることもあるそうです。
愛犬の場合、処方された薬を服用後、3日めでようやく元気になりました。その間、ご飯は通常の半分程度にし、脱水症状にならないように水分補給に注意しました。
数日間あまり食べていなかったため空腹感があるらしく、お腹すいたー!としきりに訴えてきました(笑)
やはり健康が一番ですね。
異物のはっきりとした原因は分かりませんが、獣医さん曰く、先述した髪の毛やゴミ、骨の形をしたガムのオヤツ、ひづめなどが多いそうです。
シニアになればなるほど消化機能は衰えていくのは仕方がないことですね。苦しい思いをさせないよう、気を付けていこうと思っています。
40代 男性 たろさん