犬が『ハアハア』呼吸をする理由3選!危険なサインの可能性も?

犬が『ハアハア』呼吸をする理由3選!危険なサインの可能性も?

犬が口を開いて「ハアハア」と早く荒い呼吸をしている姿を見ることはよくあると思います。“パンティング”と呼ばれるその呼吸はどのようなときに起こるのか?また、注意すべきパンティングとはどのようなものなのか?ということについて解説していきたいと思います。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

パンティングの理由①体温を下げるため

舌を出しているジャックラッセル

犬がハアハアと早い呼吸をしているのは、運動した後や気温の高いときに多く見られます。パンティングと呼ばれるこの呼吸は、ハアハアと呼吸することで口の中の水分を蒸発させて気化熱を発生させ、それによって体温を下げる効果があるのです。犬は体には体温調節のために汗をかく汗腺が少ないので、人間のように汗をかいて熱を下げることができません。そのため、パンティングによって体の熱を下げるサポートをするのです。

運動の後や暑いときに犬が口を開けてハアハアと呼吸していることは異常ではなく、基本的に問題ないことだとされています。ただし、特に気温の高い日などは熱中症にかかってしまっている可能性もあるので、いつまで経ってもパンティングが止まらない、どんどん激しくなっていく、ぐったりしているなどの様子が見られるときは水を飲ませたり体を濡れタオルで冷やすなどして対処し、よくならないようであれば動物病院に相談するようにしてください。

パンティングの理由②心疾患・呼吸器系疾患

診察されているポメラニアン

パンティングは体温調節のために行われる呼吸ですが、運動の後や暑いときなど以外に頻繁にパンティングが見られるときは何らかの体調不良が原因の可能性があります。

特に心配されるのが心臓や肺、咽頭などの呼吸器疾患です。心不全や貧血、肺炎などによって心肺の働きに異常が出ていたり、貧血を起こして赤血球が減少して酸欠状態になってしまっていたりすることがあります。そのような息苦しさから呼吸が荒くなるときは不規則で喘ぐような呼吸になったり、せき込むこともあるのでしっかりと様子を見てください。
呼吸器系疾患以外にもクッシング症候群と呼ばれるホルモン異常による疾患やステロイドの副作用などでもパンティングの症状が出ることがあります。

パンティングの理由③不安・緊張・ストレス

口を開けている茶色い犬

身体的な事情・トラブル以外でもパンティングが発生することがあります。過度に緊張しているときや不安、ストレスを感じているときなどに犬は呼吸を荒くしてパンティングを行います。雷や花火などの大きな音や地震などに驚いたとき、動物病院に入ることに緊張しているときなどに見られることがあります、緊張や不安によるパンティングをしているときは、口を後ろに引きつらせるように開けていたり、目を見開いて焦点が定まっていなかったりといった表情になることも。

また、尻尾を丸めていたりぶるぶると体が震えている様子が見られることもあります。

過度な緊張状態が続くと、呼吸が整わずよだれが垂れたり、食べ物が食べれなくなってしまったり、失禁してしまうことなどがあるのでできるだけリラックスできる環境に整えてあげられるように工夫してあげてください。

まとめ

茶色い犬のマズル

犬がハアハアと荒い呼吸をしているのは基本的に問題なく、主に体温調節のために行われているものです。被毛に覆われ、汗腺が少なく大量に汗をかけないことから、口の中の水分を蒸発させることで体の熱を下げているのです。そのため、散歩の後や暑い日にハアハアとしているときは特に気にする必要はありませんが、熱中症予防のために室温を下げたり水を与えるなど対処してあげるといいでしょう。

また、呼吸器疾患や精神的ストレスなどが原因でパンティングがおこることもあります。不自然なタイミングでパンティングをしているときは、犬の様子や体調を見て適切な対応を取るようにしてあげてください。

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