犬の尻尾が上がらなくなるのは要注意?!犬の尻尾に現れる危険な症状2選

犬の尻尾が上がらなくなるのは要注意?!犬の尻尾に現れる危険な症状2選

犬の尻尾は感情が表れやすい部位。尻尾の動きを観察して愛犬の気持ちを確認している飼い主さんも少なくないと思います。この記事では犬の尻尾に現れる危険な症状をご紹介いたします。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の尻尾が上がらなくなるのは要注意?!

柴犬の後ろ姿

犬の尻尾はとても気持ちが表れやすい部位ですよね。嬉しいときはちぎれそうになるくらいブンブン振ってみたり、怯えているときはお腹に尻尾がくっつくくらい丸めこんでしまったりと、犬の尻尾の動きはとても豊かです。厳密には「振っている=喜んでいる」とも限らず、尻尾を振っていたとしても不安を感じていたり警戒しているとこともあります。

犬の尻尾が上がっているのは元気な証拠!?

犬の尻尾が上がっている時の心理も様々ではありますが、一言でまとめると「興奮状態」の時。それが嬉しさの興奮の時もあれば、威嚇や警戒の興奮のときもあります。一概には言えないものの、尻尾を上げて感情表現するということは、大きな体調不良などはなく愛犬が元気な証拠と言えると思います。

高く上げて可愛らしくブンブン振っていた愛犬の尻尾が上がらなくなったとき、なにかしらの危険が隠れているかもしれません。

犬の尻尾に現れる危険な症状2選

尻尾が下がっているビーグル

尻尾が変形している

自由自在に動く犬の尻尾は、多くの尾骨から成り立っています。犬種によって尾骨の数は違いますが平均6~23個で形成され、形状は細くて小さな骨が連なっている状態。

骨がある部位なので骨折してしまう可能性もありますし、筋肉や神経もあるので怪我をして痛みを感じることもあります。特に小型犬の尾骨はとても小さく細いので、少しの衝撃でも骨折してしまうこともあるようです。

骨折している場合は尻尾の形に変形が見られることも。骨折の原因は尻尾に強い衝撃を受けてしまうこと。多いのは自宅のドアに挟んでしまう、また、飼い主さんが誤って踏みつけてしまうなど、飼い主さんの不注意が原因になってしまうことが多いようです。

また、犬同士のケンカで骨折してしまう可能性もありますし、大型犬であれば力が強いため、自ら誤って尻尾を壁などにぶつけて骨折してしまうこともあるようです。特に老犬は骨密度が低くなり筋肉量も減少しているため、骨折しやすいと言われているのでご自宅内でも気を付けてあげましょう。

尻尾が下がり続けている

犬の尻尾が下がり続けているのも危険な症状のひとつです。上記に書いた骨折が原因のこともありますが、椎間板ヘルニアや馬尾症候群などの神経障害による痛みから尻尾を上げられなくなることもあります。

椎間板ヘルニアは背骨と背骨の間に存在するゼリー状の椎間板が、何らかの原因で変形してしまい脊髄を圧迫してしまう病気。原因は加齢や犬種によっては遺伝が多いと考えられています。

犬の背骨は頚椎(首)、胸椎(背中)、腰椎(腰)、仙椎(腰以降)で構成されており、発症した場所により症状が異なります。腰椎の椎間板がヘルニアになった場合は、尻尾の動きに症状が出ることもあり、尻尾が下がったままになることもあるようです。

馬尾症候群は馬尾神経が様々な要因によって圧迫される病気。外傷や腫瘍が原因となることもありますが、椎間板ヘルニアが要因となり発症することもあります。馬尾神経とは犬の脊髄の腰の部分の脊髄神経のこと。

この部分は後ろ脚や膀胱、尻尾などに繋がる神経が束になっているので、後ろ足のふらつきや、失禁、尻尾が上がらなくなるなどの症状が起こりやすくなります。

どちらの病気も痛みを伴うことが多く、神経が麻痺してしまい歩行困難になってしまうことも。尻尾に症状が見られることもあるので、尻尾の動きも日常的に注意深く観察してください。

尻尾にいろいろなサインが表れる

また犬の尻尾が下がっている状態はストレスサインのひとつでもあります。不安や恐怖を感じている、また体調不良で元気を出せないときは尻尾が下がっていることが多いと思います。

心理的にも体調的にも一過性のものであれば問題ありませんが、病気や骨折などの症状はないのに、つねに尻尾が下がっている場合は、慢性的なストレスを感じているのかもしれません。犬は感受性が豊かでストレスも感じやすい生き物です。飼い主さんが上手にストレス発散してあげましょう。

まとめ

尻尾を立てて走る犬

犬の尻尾は感情表現以外にも歩くときにバランスを取る役割や、体を温める役割がある大切な部位。下を向いているのは心理的に落ち着いている状態でもありますが、下を向いている状態が続くのは病気が隠れている可能性もあります。元気がなく痛がる素振りがあるときは、早めに獣医さんに診てもらいましょう。

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