暑さにより体調を崩している時の症状①「ごはんを食べない」
暑さによる体調不良で、ごはんを食べなくなってしまうことがあります。無理に食べさせる必要はありませんが、食べてもらえるよう、工夫することが大事です。
ごはんを食べない時の解決法
ドライフードなら、お湯でふやかしてみる。ウェットフードを混ぜてみる。犬用のミルクをかけてみる。など、食欲がない犬にも美味しく食べてもらえる工夫をしてみましょう。
暑さにより体調を崩している時の症状②「うんちが緩くなる」
暑さから大量に水を飲み、うんちが緩くなってしまうことがあります。お散歩や運動の後など、冷蔵庫で冷やしておいた水を飲ませたり、氷を浮かべた水を飲ませてあげようと考えますよね。しかし、冷たい水を飲ませることで、下痢をしてしまうことがあります。さらに、冷房の効いた部屋で過ごしている場合はどうでしょう。ますます体調を崩してしまいかねません。
うんちが緩い時の解決法
うんちが緩くなってしまった時、下痢をしてしまった時、元気があるのであれば、そのまましばらく様子をみましょう。症状が続いてしまうようであれば、病院で診察を受けましょう。下痢止めや抗生物質を処方してもらうことができます。とくに、下痢や水下痢が続く時は、脱水症状を起こしてしまう可能性がありますので、早めに病院で診察を受けましょう。
予防法
お散歩や運動の後など、大量の水を飲むときは常温の水を飲ませ、冷房の効いた部屋や涼しい場所で休ませてあげましょう。
暑さにより体調を崩している時の症状③「嘔吐する」
ごはんを食べてしばらくした後、嘔吐してしまうことがあります。食欲はあるものの、暑さによる体調不良から消化機能が低下してしまい、未消化のものを吐き出してしまうのです。
嘔吐してしまう時の解決法
たとえば、朝と夕の2回に分けてごはんを与えている場合、朝と昼と夕の3回にするなど、1回の食事量を減らし、回数を増やすと良いです。また、ドライフードはお湯でふやかして与えるなど、消化しやすい工夫をして与えるのも良いです。
暑さにより体調を崩している時の症状④「寝てばかりいる」
暑さで体調を崩してしまった時、回復させるため、寝てばかりいることがあります。水も飲まず、ごはんも食べず、トイレにも行かず、ずっと寝て過ごす日があります。老犬だけではなく、若い犬にも可能性があります。
寝てばかりいる時の解決法
カラダを休ませることで、体調を回復させようとしています。無理に起こしたりせず、そのまま休ませてあげましょう。冷房を利用し、室内の温度を適度に保ってあげましょう。脱水症状を引き起こしてしまわないよう、適度に水を飲ませてあげましょう。自ら飲めない場合には、スポイトで飲ませてあげると良いです。 ただし、あまりにもぐったりして元気がない場合は熱中症や他の病気の可能性もあるので、自己判断せずすぐに病院に行きましょう。
予防法
- お散歩は、朝早い時間や夜遅い時間など、少しでも気温が下がっている時間帯に行く。
- こまめに水分補給ができるよう、新鮮な水をたっぷりと用意しておく。
- 室内でのお留守番中は、冷房を利用し、室内の温度を適度に保ってあげる。
- 室内で冷房を利用しない場合は、窓を開けて風通しを良くしておく。
- 室内で冷房を利用しない場合は、ひんやりマットなど、夏のアイテムを用意してあげる。
- 室外でのお留守番中は、風通しの良い場所で過ごさせ、日陰を作ってあげる。
暑さにより体調を崩している時の症状⑤「動作が遅くなる」
体調を崩していても、飼い主さんから「お散歩に行こう!」と言われれば、お散歩へ行くこともあるでしょう。飼い主さんがボールを投げれば、取りに行くでしょう。体調を崩していても我慢してしまうのが犬です。暑さから動作が遅くなってしまうこともありますが、体調を崩してしまうと、さらに動作は遅くなります。
動作が遅い時の解決法
お散歩の時は、ゆっくり歩いてあげましょう。途中で休憩をしながら歩いてあげましょう。体調を崩している時は、無理にお散歩をする必要はありません。距離や時間を減らしてあげると良いでしょう。お散歩をお休みする日があっても良いと思います。
まとめ
暑いというだけで、体調を崩してしまうことがあります。冷房の効いた部屋で過ごしているだけで、体調を崩してしまうこともあります。冷房の効きすぎには十分に注意し、適温で利用しましょう。体調を崩してしまわないためには、バランスが大事なんです。暑すぎてもダメですし、冷房の効きすぎでカラダが冷えてしまってもダメです。食事の工夫や、こまめな水分補給も大事です。