くしゃみをしてしまう主な原因
鼻がムズムズしている
犬がくしゃみをする原因として多いのが、鼻に何らかの刺激があってくしゃみをするというものです。人間と同じようにホコリなどのハウスダストが鼻に触れたり、鼻の中に入る事でムズムズしてくしゃみをしてしまいます。
花粉などのアレルギー
花粉症や別のアレルギーの原因となるものでアレルギー反応が出てしまい、くしゃみをよくする場合も多いですね。病院でアレルギー検査をする事により、愛犬がどういったアレルギーを持っているのかを知れるので、くしゃみが酷い場合は調べてもらうと良いと思います。
風邪
犬も人と同じく風邪をひいてしまいます。風邪の症状で有名なのが発熱、くしゃみや咳、鼻水ですよね。犬も風邪をひくと同じ症状になりますので、くしゃみ以外にもそういった症状が出ていたら風邪をひいているのかもしれません。
鼻炎
鼻腔内に炎症が起こる事で、くしゃみをよくするようになります。鼻炎になる原因はハウスダストやアレルギー、風邪によるもの等色々あります。
嬉しい時
犬は嬉しい時にくしゃみをするって聞いたことはありませんか?これは本当らしいですよ。嬉しくて興奮しすぎている自分の気持ちを落ち着かせるために、くしゃみをしているみたいです。
くしゃみに関する病気
ケンネルコフ
犬風邪として知られているケンネルコフ。別名『伝染性気管気管支炎』ともいわれています。
ウイルスなどの細菌に感染する事で発症する病気です。通常は2週間ほどで自然に治るそうなのですが、悪化してしまうと肺炎になる事もあります。特に子犬は免疫力が少なく悪化しやすくなってしまいますので要注意です。
副鼻腔炎
鼻炎が酷くなってしまうと、副鼻腔にまで炎症が広がってしまい副鼻腔炎になってしまう可能性があります。
副鼻腔炎が悪化すると蓄膿症になる可能性が高く、手術をして膿を取り除かないといけません。また、歯周病が原因で副鼻腔炎になってしまう時もあるそうです。
犬ジステンバーウイルス感染症
くしゃみの症状がでる病気の中で特に怖い病気として知られているのが、犬ジステンバーウイルス感染症。
その名の通り犬ジステンバーウイルスに感染する事で発症し、効果的な治療法が無い危険な病気です。症状としては、くしゃみや咳、40度程の発熱、嘔吐や下痢といった一見風邪に似たものとなります。しかし、重症化すると痙攣や発作、下半身麻痺になる等の症状が出て最悪の場合、命を落としてしまう事もあります。とても怖い病気ですが、毎年ワクチンをする事で予防をする事ができますので対策をとる事ができます。
くしゃみが止まらない時の対処法と予防法
くしゃみが止まらない時の対処法
くしゃみや鼻炎の主な原因は、ハウスダストや花粉などのアレルギーによるものがほとんどだと思います。ですので、室内をこまめに掃除して清潔に保つ事がとても大切となります。また、空気清浄機を使うとより効果的に対策をする事ができますよ。
くしゃみをする病気の予防法
くしゃみをする病気は主に鼻腔関係のものが多く、どんな病気も初期症状は風邪のような症状となるので見極めが難しいです。大きな病気になっているかもしれないので、病気かな?と感じたらすぐに病院で診てもらうようにしましょう。
犬ジステンバーウイルス感染症は効果的な治療法がないので、毎年ちゃんとワクチンをして予防する事がとても大切です。副鼻腔炎は歯周病から発症してしまう事があるので、毎日きちんと歯磨きをして少しでも歯周病の予防をしましょう。
まとめ
犬がくしゃみをする原因は主に人間と同じになります。時には大きな病気のサインとなりますので、いつまでもくしゃみが止まらない場合はなるべく早く病院で診てもらう事をおススメします。愛犬がくしゃみの原因となる鼻炎や感染症になってしまわないように、日頃から対策と予防をしておきましょう。