垂れ耳の犬は立ち耳の犬種より耳の病気になりやすい
野生動物で耳が垂れているのは、赤ん坊の時だけだという事をご存じでしたか?
野生動物は成長すると、立ち耳になって、命を護るため遠くの音が良く聞こえるようになるのです。
ところが、犬は、長い年月人間と暮らすうちに、赤ん坊みたいな垂れ耳外見を維持し、人間により可愛がってもらうため、大人になっても耳が垂れたままの個体が現れたとの事です。
たしかに、立ち耳の犬の方が、颯爽と大人びた感じがしますよね。
反対に垂れ耳の犬は、何歳になっても、パピーのような愛らしさがあります。
ところが、この垂れ耳は、ずばり通気性が悪いという欠点があるのです。
この蒸れるというのは、クセモノで、立ち耳の犬種より耳の病気になりやすいので要注意です。
犬の耳の病気
犬の耳の病気といえば、「耳疥癬、耳ダニ」「耳血種」「肥厚性外耳炎」「外耳炎」「中耳炎」「内耳炎」が良く耳にするところだと思います。
我が家のワンコも、体調が良くない時、年をとった時など、耳の中の酵母菌が増えて外耳炎になりやすくなりました。
外耳炎の症状は、悪臭のある茶色っぽい耳垢が外耳道にたまって、ふき取ってもまた出てくる状態です。
犬を観察していると、かゆいので、耳の後ろをひっかいたり、頭をふったりするようになります。
症状が、悪化すると、慢性になってしまったり、最悪の場合は、外科処置が必要になります。
また、耳血種(耳介に血液や液がたまって膨れ上がる病気)をひきおこす原因にもなります。
垂れ耳の犬は、耳の中の様子が観察しづらいですが、普段からご自身の愛犬を良く観察して、いつもより耳を気にしているな、頭を振っているな、とか、様子が違えば速やかに動物病院を受診されることをオススメします。
耳掃除の注意点
外耳炎の予防は、日ごろからの定期的なチェックと耳掃除が一番なのですが、かかりつけのドクターによると、しろうとの耳掃除は、かえって逆効果の場合もあるとの事ですから掃除のしすぎも要注意です。
動物病院に行かれた時には、特に症状が出ていなくても、念のため耳掃除をしてもらってはいかがでしょうか。
ユーザーのコメント
女性 シュナ
40代 女性 momo
我が家のゴールデンレトリバーも耳が垂れているので、以前耳の中が蒸れて茶色くなって病院で消毒していただいた事が何度かあります。痒い時には、必ず何らかの「サイン」があると思うので、飼い主が敏感にそれを受け取って病院で診てもらう等、適切に対応してほしいです。
我が家の愛犬の場合ですと、散歩中に頭を振って耳を気にしたり、足で耳を搔く仕草がわかりやすいサインです。自己流に綿棒などで耳の奥まで掃除すると、傷がついたりするので、奥の方の汚れは獣医さんに確認してもらうのが良いと思います。
20代 女性 もも
最近では簡易的に掃除をしてあげていますが、定期的にトリマーさんに爪切りとセットでお願いしています。いつも私が耳掃除をすると嫌がって暴れるので、トリマーさんに暴れるかもしれませんと事前にお伝えしていますが、終わってお迎えに行くと、とてもおりこうさんでしたよと褒められるので、やはり慣れていない素人が行うより無理をせずプロの方にお任せしたほうがわんこにもストレスを与えずいいと思いました。
わんこもすっきり気持ちよさそうな満足げな顔で帰ってきます