子犬期って生後いつまで?
今回は子犬期の間にどのようなトレーニングを行っておくべきかをご紹介していきますが、まず最初に子犬期とは犬の生後何ヶ月、あるいは何年までを指すのでしょうか。この子犬期の時期をしっかり把握しておく必要があります。
基本的に子犬期は生後6ヶ月までを指すと考えられています。生後6ヶ月を過ぎると青年期と呼ばれる時期に入り、人間で言うと中学生~高校生くらいの年齢に相当するため、子犬(子ども)よりも成長した時期に入ることがわかります。
生後3ヶ月頃までは社会化期と呼ばれ、様々な人や犬と触れ合うことで、好奇心を芽生えさせるなど今後の性格を決める重要な時期になります。これが終わる頃の生後3ヶ月~6ヶ月の間に、今回ご紹介するトレーニングに積極的に取り組みましょう。
子犬期にやっておくべきトレーニングとは?
子犬期がいつ頃までを指すのかを知ったところで、この子犬期の間にどのようなトレーニングを行っておくべきかを見ていきましょう。基本的に多くのことに「慣れさせる」というトレーニングが最も重要となってきますよ!
1.社会化トレーニング
他の人や犬と触れ合う機会をたくさん設けることで、他の犬や人に触れ合うことに慣れさせるトレーニングが必要です。基本的には生後3ヶ月までに他の犬や人(店員さんやブリーダーさん)とふれあい基礎は築いていますが、まだまだ社会化が完了したとは言えません。
散歩に行けるようになってからは、散歩中に出会う犬とその飼い主さんと触れ合うことで、犬社会のルール、あるいは人間と暮らしていく上でのルールを自然と学んでいくことができます。
子犬を対象としたしつけや講義を受けることができるパピー教室なども効果的です。子犬が多く集まるため、他の犬と遊んだり、じゃれ合ったりすることで、犬としてのコミュニケーションはもちろん、人に慣れさせる訓練も行うことが可能です。
2.様々な環境に少しずつ慣れさせる
子犬期はまだまだ犬にとって未体験が多い時期でもあります。また社会化期を過ぎた生後3ヶ月~6ヶ月の間は、好奇心だけでなく警戒心も生まれ始める時期と言われています。この間に自分が住む環境、あるいは外の環境に慣れさせる必要があるのです。
家の中を歩き回らせることで、家の中が安全な場所である、自分たちの居場所であるということをしっかり理解してもらうことはもちろん、散歩中に歩く道路や踏切、あるいは公園などの環境にも慣れさせる必要があります。
また音に慣れさせることも大切です。生きていくうちに工事の音やチャイム音、雷の音、ドアの開閉音など、様々な音に触れていくことになります。この時期にある程度の音を聴かせ慣れさせることで、環境への適応力が身に付きます。
3.犬のお世話に必要な道具に慣れさせる
多くの道具に慣れさせることも必要ですが、今後飼い主さんが犬の世話をする際に使用するであろう道具をこの子犬期に慣れさせておくことで、今後のお世話が各段に楽になります。
例えば、お散歩時に使用するリードや洋服などのお散歩道具から始まり、ブラッシングをするときに使われるブラシも慣れさせる必要があります。またシャンプーや歯磨きも家で行うことになりますので、水や歯ブラシに慣れさせることも大切です。
4.噛み癖は子犬期に直しておくべき!
直しておきたい犬の癖として噛み癖があります。「噛む」という習性は犬に元々備わっている本能的な行動でもあります。そのため多くの犬が噛み癖を持って家に迎えられます。しかし、人間と一緒に暮らしていく上で噛み癖が付いてしまうと大変危険です。
最初は甘噛み程度だった子犬も放置してしまえば成犬になりますので、成犬になってから噛まれて怪我をしてしまった、あるいは他人を怪我させてしまったという自体を起こしかねません。
子犬期の間にしっかり「噛むことは悪い事だ」と教えることで、噛み癖を直すことは可能です。またおもちゃを与え「これは噛んで良し」とメリハリをつけてあげる事もストレス解消に役立ちますよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか。このように子犬期には様々なものに慣れさせるというトレーニングが非常に重要となってきます。なるべく多くの人や犬に触れる機会、あるいは様々な場所へ連れて行き、その場の環境や音に慣れさせる機会を作ってあげましょう。
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30代 女性 リズ