犬が散歩中に吠える原因とやめさせる方法
- 他の犬を見て吠える
- 鳥や猫を見て吠える
- 通行人や車、自転車を見て吠える
上記3点が、犬が散歩中に吠える主な原因です。
1.他の犬を見て吠える場合
他の犬を見て吠えるという同じ行動でも犬の心理は様々です。
仲の良い犬を見つけたら早く遊びたい、自分はここにいるよというアピールの為吠えます。
その場合は、吠えている間は前に進まず仲の良い犬には近付けないという状況をつくります。要求吠えしている間は希望通りにはならないことを理解させます。座れや待てなどのコマンドをかけ、吠えるのをやめそのコマンドを聞けたら進みます。もし、また吠えたら先程の行動を繰り返します。要求吠えした結果、早くその犬のそばには行かれないということを学習させましょう。
初めて見る犬や相性が悪い犬を見て吠えている時は、警戒心を持ち、自分の力や縄張りをアピールしたり、近付くなよと警告しています。
その場合は、愛犬の不安な気持ちを汲み、落ち着けるように声をかけます。来ていた道をUターンしたり、遠くに相性の悪い犬が歩いているのを見つけたら、愛犬が気がつく前に散歩コースを変えて会わないようにするなども有効な手段です。どちらにしても犬は興奮している状況ですので、飼い主が大きな声を出してさらに興奮させないようにすることにも気をつけましょう。
2.鳥や猫を見て吠える場合
動いている動物を見て反応して吠えてしまうのは犬の本能からです。犬の視力は非常に悪く、動かない物を凝視することは少ないのですが、狩猟の為に動体視力が優れています。その為、じっとしている猫には反応しなくても、道を横切る猫には強く反応します。その本能を考えると反応して吠えてしまうのはある程度仕方がないと思います。
大切なのは、吠えた後、飼い主のコマンドをきちんと聞くことです。飼い主の声かけで吠えるのをやめられる事が重要なのです。
3.通行人や車、自転車を見て吠える場合
知らない人を見かけたり、自転車や車を見慣れていないと、「敵かもしれない」とその恐れから吠えてしまうことがあります。また、先ほど書いたように、動いている車や自転車に本能から反応して吠えてしまっていることも考えられます。
この場合は、歩道から動く自動車や自転車を眺めて慣れる事で反応して吠えなくて良い物なのだと理解させましょう。
飼い主の声かけで吠えることをやめるようにする
親子関係で、子どもは親のことを無敵で強い存在だと認識することで親がそばにいてくれることで安心します。犬と飼い主も同じような関係を築く事が大切です。
不安になったり神経を張り詰めていても、飼い主が大丈夫だと言ってくれたら大丈夫なんだと犬が安心出来ることが重要です。どんな時でも飼い主の声が耳に届くように、名前を呼ばれたら良いことがあることを癖付けておくと良いですね。
飼い主が声をかけても無視して吠え続ける状況は、飼い主と愛犬の信頼関係が不十分といえます。いざという時に飼い主のコントロールがきかない犬は問題行動を起こすようになる可能性が高くなってしまいます。根本的な愛犬と自分の関係を見つめ直しましょう。
まとめ
散歩に使用するリードは、愛犬と自分を繋ぐ絆です。リードを使って愛犬と手を繋いで歩いていると思ってください。そして愛犬の行動を細かく見て、吠える対象があったら先に取り除くようにしましょう。
その為には、スマホをいじって愛犬の様子を見ていなかったり、イヤフォンで音楽を聴いていて気もそぞろだと愛犬は飼い主との散歩ではなく、飼い主は外に連れていってくれる存在のみになってしまいます。
愛犬との散歩をぜひ楽しみましょう。