犬との散歩でトラブルを起こさないためのマナー
最近犬を飼い始めた方も、ずっと飼っている方も共通していえるのは「マナーを守る」ことですよね。きちんと守っているつもりが、実はマナー違反だったなんてことがないようにしたいものです。
さらには、国の法律や地方自治体の条例なども関係することがあります。気がつくと法律違反だったという事態は避けたいですよね。
今回は犬を飼うことでほとんどの飼い主さんが経験する”散歩”についてのマナーをいくつかまとめました。日頃の愛犬や自分自身の行動を振り返ってみましょう。
必ずリードを付けて散歩をする
たまにノーリードの状態で散歩している飼い主さんを見かけますが、ノーリードは特殊な場合を除いては法律違反に当たります。
リードは逃走防止の目的以外にも、飼い主さんの意思を犬へ伝える重要な役割を持っています。また、長さを調節できるリードいわゆるロングリードを長い状態のままで散歩をしている方は最近よく見かけるようになりました。
ロングリードはトレーニングなどに用いられることが多く、公道で何メートルにも伸ばして使用するものではありません。周りの人の中には、犬が怖くて近づいてほしくない人もいます。
よく、報告されているケースでは意を決して「リードをもう少し短くしてください」と伝えても「この子は大人しいから(もう歳だから)人に向かっていくことはないから大丈夫」と返答されることが多々あるようです。突発的なことで周りの人に危害を加えてしまう可能性がないとは言い切れません。
また、リードは犬を守るための道具でもあります。急に飛び出してきた車や自転車などに犬が当たりそうになった時、側溝などに落ちそうになった時にリードが長いと咄嗟に引き寄せて助けられない可能性がありますよね。
リードは周りの方に迷惑をかけないだけでなく、犬を守る、飼い主さんの意思を伝える大切な道具であるということを再認識しましょう。
公共の場は清潔に
散歩の時間=排泄する時間になっている犬も少なくないと思います。愛犬がオシッコやウンチをした後、みなさんどうしてますか?そのままにしていませんか?
オシッコをした場合は水をかけて洗い流す、ウンチをした場合は袋などに入れて持ち帰る、これは常識です。
大げさかもしれませんが、一歩家を出たら公共の場であることを意識して清潔に保つよう心がけましょう。また、稀に見かけますが公園などの公共の場で犬のブラッシングをすることもマナー違反です。
自転車に乗りながらの散歩はNG
自転車に乗りながら、片手でリードを持ちもう片方はハンドルを持って散歩をするのは道路交通法違反に該当します。
また、ハンドルはしっかり両手で握っていても、犬のリードを自転車にくくりつけて散歩をすることは動物愛護法違反となります。
理由としては、リードを固定して自転車につけてしまうと、犬の動きを制御する「引き運動」が出来なくなるためとされています。
散歩中は犬の動きに集中する
犬を散歩するときは、突然の動きに対応できるよう常に意識を犬の動きへ向けている必要があります。ボーっと歩いていたり、歩きスマホをして意識が別の場所にいかないように注意して散歩を行いましょう。また、散歩は犬とのスキンシップが出来る行為でもあります。
大切な時間を漠然と過ごさないようにしたいものですね。
散歩する時間帯に気を付ける
通学や通勤時間帯に散歩をすると、その分人や車通り、自転車で通行する人も増えてきます。駅周辺やバス停付近などにも人が集まるようになるので、出来る限りその時間帯を避けるか、人通りや車通りの少ないコースへ変更しましょう。
多くの人に囲まれると犬も満足に散歩できない可能性もありますし、人が増えるということは犬が苦手な人も多くなることがあります。
また、通勤などで急いでいる人と接触する危険も潜んでいるので、お伝えした時間帯の散歩は避けるようにしてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は散歩のマナーについてお伝えしました。
マナーを守るということは愛犬の身を守ることにも繋がります。「私は大丈夫」と思い込まず、一度自分自身の行動を振り返ってみましょう。
もし、マナー違反だと気付いた時、指摘された時は素直に受け入れて素敵な飼い主さんになってくださいね。