犬がいつも同じ場所にいる心理5つ

犬がいつも同じ場所にいる心理5つ

気がつくと愛犬がいつも同じ場所にいるということはありませんか?誰が教えたわけでもないのに、毎日同じ場所に行き居座っているその姿は、まるで「自分の特等席」と言っているようにも見えますよね。では犬がいつも同じ場所に居るとき、どのような心理なのでしょうか。

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犬がいつも同じ場所に居る心理

ソファの上にいる犬

家の中で飼ってる人の中には、部屋の中では放し飼いにしているというお家も多いでしょう。しかしこの場合、気がつくといつも愛犬が同じ場所にいるという状況に気付く飼い主さんも少なくないでしょう。なぜ愛犬はいつも同じ場所に居座ろうとするのでしょうか。

部屋全体を監視中

部屋を見渡す犬

もしも居座っている場所がソファの上などの高い場所や部屋の真ん中など、部屋全体を見渡すにはちょうど良い場所である場合には、部屋全体を見渡すことで監視している可能性があります。これは犬の防衛本能の1つであり、自分のテリトリーを見張ることで家族を守ろうとしているのです。

このように見ると「家族を守ってくれようとしているなんて、家族想いの良い犬」と思えますが、その反面、「自分がリーダーである」「家族を守る存在である」と思ってしまっていることも意味しています。

つまり、飼い主さんをリーダーとして認識しておらず、飼い主さんに頼るのではなく、自分でどうにかしなければいけないと思い込んでいる可能性が高いです。上下関係が逆転しないよう注意が必要でしょう。

その場所が最もリラックスできるから

狭いところで寝ている犬

犬にとって休むために居心地の良い環境というのは、自分の周囲(背後や隣など)が壁で囲まれていたり、気温がちょうど良い、うるさい音に邪魔されないといった環境が挙げられます。こうした環境が作られやすい場所と言えば、犬のベッドの中やハウス、サークルです。

これらの場所に居座っていることが多い場合、その場所が部屋の中で最もリラックスできると理解しており、安心感を持って休みたいという心理が隠されています。

やはりゆっくり眠りたいときには、人間だけでなく犬もリラックスできる場所を選びます。そのため、上記の環境や場所に当てはまるところに居座ることが多い場合には、その場所がリラックスできる空間であると認識しているからでしょう。

外からの敵を警戒中

窓の外を見る犬

中には窓辺が大好きという犬も多いですが、この場合、2つの理由が考えられます。もしも晴れていて部屋に日差しが差し込んでいるときに限って窓辺に居座っている場合は、日向ぼっこをしようと窓辺に居座っている可能性が高いです。

しかし、いつでも窓辺にいるという場合には、外から敵が来ないかどうかを確認するため、窓辺に行き警戒している可能性が高いです。

集団行動をしていた犬は仲間を守るため、外敵に備え見張り番をする役割もいたとされています。その名残が今も残っており、家族を守るために外を警戒しているのでしょう。

飼い主の匂いがするから

ベッドで休んでいる犬

飼い主さんがいつも座っている場所に居座ったり、飼い主さんの服が置いてある場所に居座ることが多い場合には、飼い主さんの匂いが強くするため、安心感を得られるからという心理が考えられます。

特に飼い主さんが忙しく構ってあげることができない時や、1人で留守番しているときにこのような場所で休んでいるのであれば、寂しさを紛らわすために飼い主さんの匂いを嗅ごうとその場所にわざわざ足を運んでいるのでしょう。

しかし、この場合は「飼い主さんの邪魔をしてはいけない」と理解していることが多いため、甘えすぎず、「飼い主さんの言うことを聞こう」という姿勢が見られます。しっかり飼い主のことをリーダーとして認識していることの現れでもあります。

飼い主の側から離れない?

ソファに座る女性の膝の上に乗る犬

ここまである特定の場所を取り上げてきましたが、もしも特定の場所ではなく、いつもいる場所が『飼い主の隣』や『飼い主の側』である場合には、分離不安症の可能性が考えられます。「いつも飼い主さんと一緒に居ないと落ち着かない」という症状です。

これは精神的にストレスが溜まりやすく、またこの症状が悪化してしまうと自傷行為を行う危険性があるため、早めに対処する必要があります。

いきなり構う頻度を落とすのではなく、徐々に構う時間を適度な時間まで減らしていき、程よい距離感を保つように心がけましょう。自傷行為が出てしまった場合には、獣医さんに相談し、薬を処方してもらうなどの対応も必要です。

まとめ

窓から外を覗く柴犬

いかがでしたでしょうか。犬が居座っている場所によって様々な心理が考えられます。「そこが落ち着くのかな?」と思ったら実は警戒中ということもあるため、なるべく愛犬が快適に過ごせる環境を作ってあげることが大切です。

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