犬も疲れる!
愛犬を見るとなんだか疲れている…?どことなく疲れたような雰囲気を感じることがありませんか。犬も普段の生活の中で人間同様に疲れてしまうことがあります。今回は「犬が疲れている時に考えられる4つの原因」をご紹介します。
犬が疲れている時に見せる仕草
犬が疲れているように見える時、いったいどんな表情をしていますか?次のような仕草を見せる時、犬が疲れている可能性があります。
繰り返しあくびをしている
人間同様に疲れて脳に酸素が行き渡りづらくなった時、犬もあくびをすることで脳へ酸素を送ろうとします。繰り返しあくびをしていたら、眠気だけでなく、いつも以上に疲れている可能性があります。もちろん緊張でもあくびをすることもあります。
長時間、よく眠っている
とにかく犬がよく眠っている。これも疲れている時に見せる様子です。疲れて体力を回復させたいときには眠るのが一番。犬も人間も同じですね。また、体力の疲れだけでなく、精神的な疲れを感じている時もよく眠るようになります。たくさん運動した後や、元気がない時にはゆっくり眠らせてあげましょう。
心臓病をわずらっていても、よく眠るという症状がでてくる場合があるので気を付けてください。
荒い呼吸をしながら眠っている
眠っている時にいびきをかいていたり、呼吸が荒くなっているようであれば疲れからきているかもしれません。日中にたくさんの情報を取り入れた場合、眠っている間に脳がその情報を整理します。その整理している状態の睡眠をレム睡眠と呼びますが、レム睡眠中は脳内で情報を処理しているため、心拍数や呼吸数が不規則になるのだそう。犬が日中にたくさんの情報と触れ合って疲れている場合、頻繁にレム睡眠状態となり、呼吸が荒くなっている可能性があります。
気を付けてほしいのは、静かにしてる時に呼吸が荒いのが、心臓や呼吸になにかしら問題を抱えている場合も多いです。なので、疲れているだけですませないこともあるので、気になる場合は病院に相談しましょう。
犬が疲れている原因
1.「いつもと異なる」運動をした
いつもより多めの散歩や運動をした日はもちろん、いつもと異なる散歩コースへ行ったり、運動をしたりした日は犬は疲れやすくなります。いつもと異なる動きというのは、やはり緊張しますし疲れる原因になります。これは必ずしも悪い疲れではありません。犬にとっては刺激のある一日になったことでしょう。
気を付けたいのは、犬が疲れているサインを出しているにも関わらず無理に行動させることです。犬がパンティング(ハァハァと舌を出して息をしている)をしていたら、疲れているサインです。休憩をはさんで水分を与えましょう。また、犬が伏せたり、動かなくなったり、抱っこをせがんだりといった様子が見られる場合は、疲れがピークに達している可能性があります。無理に運動や散歩を継続せずに、帰宅してゆっくりと過ごしましょう。
2.長時間の「慣れない」移動
旅行や病院などで長時間の「慣れない」外出をした場合、犬も疲れてしまいます。1つ目でご紹介したような「いつもと異なる」ことと同様に「慣れないこと」も犬にとってはストレスとなります。長時間において犬が慣れない行動を取るような時は、しっかりと犬の様子を確認しましょう。長い時間ストレスがかかると、回復するのにもそれだけ時間を要します。
3.「老化」によるもの
犬も年齢を重ねれば体力も低下します。その分、疲れやすくもなります。いつもと同じ行動をしているはずなのに疲れた様子を見せる場合、犬の老化が始まっている可能性があります。犬もいつまでも元気なわけではありません。ライフステージに合った運動や生活が必要です。とはいえ、年をとっても運動をして外の空気に触れることは大切です。年を取ってからは犬の様子を見ながら疲れない程度に運動するようにしましょう。
4.「精神的」なもの
犬も精神的な事柄が原因で疲れを感じることもあります。激しい運動をしたわけではなくとも、犬が嫌いなことや苦手なことと触れ合ったり、初めての経験をしたり、たくさんの人や動物に会ったなど。人間が今日は疲れているだろうな~と感じるような事柄があれば、実際に疲れていることがほとんどです。こういった場合はリラックスできる時間を作ってあげて、静かにゆっくり休ませてあげましょう。
まとめ
犬も体力的なことや精神的なことで疲れます。充実した疲れもたまには必要です。しかし、あまりに長期間疲れが溜まるような生活をさせないようにするのはもちろん、人間の勝手な連れまわして疲れさせるといったことが続かないようにだけ注意してくださいね。
なお、疲れているだけでなく、ぐったりしている、食欲がないというような時は飼い主さんの判断だけでなく、動物病院での受診を行ってくださいね。