うちの犬はなぜ吠える?原因から対策を考える

うちの犬はなぜ吠える?原因から対策を考える

愛犬の問題行動の中でも無駄吠えに悩んでる飼い主は少なくないのではないでしょうか。やみくもに頑張ってみても原因がわからなければいつまでたっても変化はありません。原因を探り、それに合わせた方法で対処していきましょう。

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記事の監修

埼玉を中心に、しつけ方教室/問題行動のリハビリ/ドッグダンスレッスンまで行う。ドギーホームルームでは、愛犬のトレーニングのみにとどまらず、飼い主様のフォローに力を入れる事でQOLを向上させます。また、JCHA公認のハイドロセラピスト・フィットネストレーナーでもある為、愛犬の健康増進にも力を入れています。【埼玉・東京・横浜でオーナーレッスン随時開催】
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犬が吠える理由

雪の中で吠えている犬

無駄吠えといっても犬達は理由があって吠えています。その理由を無視して只々、怒ってやめさせようとするのは愛犬の気持ちを無視しているのと同じことです。それでは吠える行動にはどんな意味があるのでしょうか。

1.要求

散歩に行きたいときや遊んでほしいときなど、自分の要求を求めてくるときに吠えることがあります。サークルから出してほしいとき、ごはんがほしいときなど、生活の中で吠えるタイミングが決まっています。

2.恐怖

見知らぬ人や犬、あまり耳にしない音など普段とは別の何かに遭遇したときに吠えます。臆病な小型犬に多くみられ、よほどの恐怖に陥るとパニック状態になり噛みつく行為に発展しまう恐れもあります。

3.威嚇

吠える3匹の白い犬

警戒心が強い犬や縄張り意識が強い犬に多くみられ、家に知らない人が来たときなどに追い払うために威嚇して吠えます。こちらも恐怖と同様、エスカレートすると噛みつき、または飛びつきに発展する可能性があります。

4.痛み

何らかの原因によりからだに痛みが生じたときにも吠えます。痛みがあると怯えたり震えたりする行動もみられます。見た目にはわからない場合もあるのですぐに病院に行く方が良いでしょう。

5.連鎖

他の犬の吠え声につられ連鎖行動として吠えてしまうことがあります。多頭飼いで他の犬が吠えての連鎖であれば始めに吠える犬のトレーニングをすれば良いわけですが近所の犬の吠え声に反応してしまうケースも少なくないのではないでしょうか。

犬が吠える原因別の対処法

吠える犬と後ろから引っ張る飼い主

繰り返しますが、吠える原因によりそれぞれ対処法が異なるため、なぜ愛犬が吠えているのかわからないままでは対処もできません。無駄吠え防止用のグッズも販売していますが愛犬のストレスを軽減してあげることも考えると、やはり原因を把握し対処することが最善だと思います。愛犬が何に反応して吠えているのかを観察し、どの原因に当てはまるのかがわかったら早速対処してみましょう。

犬の要求吠えの対処法

ピサを見つめる犬

単純にその要求に応えないことです。とは言っても意外と難しいものですよね。ずっと続く吠え声に我慢できず、その要求に応えてしまうと、犬はそれを覚えてしまいます。そして「吠え続ければ応えてくれる」と認識するのです。
大変ではありますが、ここは心を鬼にして、愛犬が吠えている間は要求に応えないこと。そして吠えていないときに応える、ということを徹底してください。吠えている間は目も合わせない位の無視をしてあげた方が良いです。

犬の恐怖、威嚇吠えの対処法

怖がる犬

多くみられるのは家に家族以外の人が来たときに愛犬が吠えてしまうパターンです。相手は敵ではないということを教えてあげる必要があります。おやつやフードを来客者に持って家に入ってきてもらい、手からあげてもらう。もちろん一度や二度ではなく、何回もそれを続けます。続けることで「来客者が来ると自分にとって良いことがある」ということを覚えさせます。但し、この場合の犬は神経を尖らせた状態なので、あくまで愛犬の様子を見ながら無理はせず少しずつ行ってください。

犬の連鎖吠えの対処法

遠吠えする犬たち

近所の犬の吠え声につられてしまう場合は吠え声が聞こえたら、つられて吠える前に何かで気をひいて紛らわします。ポイントは吠えてから止めるのではなく吠える前にこちらからアクションを起こして吠えない様にするということです。私の愛犬も昔、テレビの動物の鳴き声に反応していたときがあり音が聞こえたら愛犬より私が先に反応して合図を送ってこっちに呼び寄せる、ということをできる限り徹底して続けていました。今でもテレビから音が聞こえると無意識に反応して目を合わせるクセがお互いについていて、なんだか笑えます。

まとめ

しつけをされる犬

無駄吠えをやめさせるための対処法は様々ですが、どれにしても継続して行うことが重要です。家族の協力も必要なので大変ではありますが根気よく頑張ってください。そして最も有効なのは飼い主と愛犬の間にしっかりと主従関係を築くこと。主従関係がはっきりしていれば吠える愛犬にマテをし冷静にさせたり、吠える行為を事前にセーブすることができます。お互いにストレスなく生活する為に良い関係を築きましょう。

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