犬種の選び方
犬種の特性を知る
犬といっても犬種はさまざまです。犬は古くから人間のパートナーとしての役割を果たすために改良をされてきたので大きさなどの外見だけでなく気質もそれぞれ異なります。
例えば、日本犬としておなじみの柴犬は、もとは優秀な猟犬です。飼い主への服従心や忠実さがとても高い反面、保守的で防衛心が強く他人や他の犬にはすぐに心を許さないという特徴があります。また似たような狩猟犬でも、ダックスフンドは勇敢で好奇心旺盛な性格ですが穴を掘る、追いかける、などのハンティング気質が強く残っている傾向があるためイタズラ好きになりやすい一面があります。
このように犬種によって歴史が異なり、それによって気質もさまざまなので見た目の可愛さだけでなくその犬種の特性も把握しておくことが重要です。
生活環境に合わせて選ぶ
犬種によって散歩の時間やお手入れの頻度はもちろん異なります。そのほかにも小さい子供が苦手な犬種、反対に一緒になって遊んでくれる犬種などさまざまです。自身(家庭)に合った犬種を選ぶことで、お互いにストレスを感じることなく楽しく生活ができます。
初期費用、維持費を把握しておく
初期費用は犬のサイズによって異なります。大型犬はサークルも大きいサイズが必要なため、小型犬よりも費用がかかります。維持費は大型犬の場合、必然的にフード代が高くなります。そのほか、プードルなど定期的にトリミングが必要犬種はトリミング代がかかることをお忘れなく。
どこから迎える?
ペットショップ
ペットショップではいろんな犬種がいて抱っこをして選ぶことができます。またショップによって違いはありますが、購入するとそのまま生命保険に加入することができたり動物病院で健康診断を受けることができるなどの購入後のアフターケアがあるので初めて子犬を迎える迎える場合も安心です。
また大型ショップであれば、そこで一緒にフードやグッズを購入することもできます。ペットショップを選ぶときはアフターケアが充実しているか、そしてしっかりとした知識のある店員から購入しましょう。
ブリーダー
ブリーダーは犬種を特定して繁殖していることが多いためブリーダーから購入を考える場合は、ある程度、犬種を決めてからいかないといけません。ペットショップを通さないため価格はもちろんお安めですが生命保証などのアフターサービスはペットショップの方が充実しています。ただ、ブリーダーの場合、その子犬の生まれ育った環境が見ることができたり親や兄弟等の血統も確認することができるのが良い点でもあります。
里親
動物愛護先進国のヨーロッパ諸国等では犬を飼うときは動物愛護センター(ペットシェルター)から譲り受けるというのが一般的な方法となっています。近年、日本でも動物愛護の意識が高くなり譲渡会なども定期的に開催されています。里親を行なっている施設はさまざまですが一般的には保健所や動物管理センター、民間で運営されている動物愛護団体等があり、また個人でネット掲示板に掲載しているケースもあります。
里親の特徴としてはまず、費用があまりかからないということ。ワクチンや検査費用の負担はありますが生体自体には価格はついていないのが一般的です。そして何より行き場のない犬達の命を救うことができます。ただ里親となる場合、譲渡の条件が設けられており里親元にもよりますが、独身や共働きの家庭、また犬を飼うのが初めての場合も譲渡ができないところもあります。
子犬を迎える準備はできている?
家の環境
子犬を迎えるときは家の環境も整えないといけません。小さいお子さんがいる場合、おもちゃが床に散らばっていると子犬が飲み込んでしまったり落ちているおやつも食べてしまう危険があります。コンセントや配線も噛まないようにカバーをするか隠しておいた方が安全です。また、子犬のサークルを置く場所も確保しておきましょう。
動物病院
犬を飼い始めたらワクチン接種や避妊去勢手術などで動物病院に行く機会がでてきます。どこの動物病院が行きやすいか確認しておくと何かあったときにすぐに行けるので安心です。
どこの動物病院が良いか悩む場合は子犬の購入元で相談してみても良いですし、ネットの口コミ等でチェックしておくのも良いかと思います。
まとめ
子犬を迎えるということは新しい家族が増えること。それはたくさんの喜びが生まれるのと同時に苦労も生まれます。この先の十数年、お互いが幸せに一緒に暮らせるように事前に必要な知識をつけ、準備をして大事な家族を迎えましょう。