愛犬の嫌なことを知ろう
犬が好きなことは何でしょうか?例えば「犬は撫でられるのが好き」と思っている方はいませんか?しかし、全部の犬が撫でられるのが好きとは限りません。犬によっては撫でられることがあまり好きではない、もしくは苦手な犬もいます。
犬を飼っている方は「うちの愛犬はこれが好き、あれが嫌い」というのは生活していくうちに分かってきますよね。犬にも個体によってその好き嫌いは分かれるのです。それらがまさに個性の一つとなります。
今回は「犬が嫌なことをされた時に見せる反応」についてご紹介します。愛犬の好きなこと、嫌なことを知って、より良い関係を築いていきましょう。
犬が嫌なことをされた時に見せる反応
犬が「嫌なことを」をされた時には次のような反応を見せます。
犬が嫌なことをされた時に見せる反応
体の反応
- 後ろに下がる
- 逃げようとする、逃げる
- 震えている
- 固まっている
- 体を掻いている
顔の反応
- 耳が倒れている
- 目をそらしている
- あくびをしている
- 鼻を舐めている
- 口を開けてハァハァと息をしている
- 口を開けて歯を剥き出している
- 吠えている
- 唸っている
これらの反応が見られるとき、犬はストレスや恐怖を感じている可能性があります。
犬が嫌なこと
犬が嫌なこと、苦手なことはどういったものがあるでしょうか。お風呂や爪切りといった手入れから、掃除機や雷など生活する上でさけられないものなど、犬によっても異なります。これらは比較的、犬が嫌がりそうなことですが、人間に触られること、特に身体の特定部分を触られるのを嫌がる犬も多くいます。散歩が嫌いな犬、新しい場所へ行くことが嫌いな犬もいます。
人に撫でられること、散歩に行くこと、、、これらを「犬は好きなはずだ」と思い込んでいる人も多いのではないでしょうか。しかし、これらの「犬による」のです。ほとんどの場合はそれが嫌になった、苦手になった理由がありますが(ない場合もあります)、その犬にとっては嫌なものは嫌なのです。そのため飼い主さんが好きなはずだと勘違いしてしまうと、犬にとっては大きなストレスがかかることになります。犬は外が好きだと勘違いして、さまざまな場所に連れまわすなんてことはよくありますよね。しかし、そういったことが嫌いな犬もいるのだということは、愛犬の反応をよく見て飼い主さんが理解してあげる必要があるのです。
嫌がった時の接し方
犬が嫌なことをされた時、どういった接し方をすればいいのでしょうか。例えばお風呂や爪切りなどについては「嫌なことはわかってるけど、必要だから仕方ない」ともいえます。そのため無視するのも一つの方法ですが、出来れば少しでも嫌なことが好き(マシ)になるようにしてあげましょう。そのためには犬が嫌なことと共に、好きなことや喜ぶことを把握している必要がありますよね。犬が好きなことや喜ぶことをうまく活用して、嫌なことを少しでも好きなことに変えていけるといいですね。
掃除機や雷などはどうでしょうか。これらは「慣れる」ことも大事ですが、もし少しの工夫で嫌がることから遠ざけることができるのであれば、遠ざけてあげてもいいかもしれません。掃除機をかける時は部屋を分けたり、雷が鳴るような日は傍にいて落ち着かせるなど、してあげられることがあるかもしれません。
他にも、撫でられることや散歩が嫌いなようであれば、原因を探ってみましょう。もしかしたら撫でられる場所に痛みを持っているのかもしれませんし、トラウマがあるのかもしれません。散歩コースに怖い何かや嫌いな動物がいるのかもしれません。これらは飼い主さんが見つけてあげることで、避けることも克服させてあげることもできます。
まとめ
大事なのは飼い主さんが愛犬が嫌がっている時の反応を知ることです。そして、その反応に応じて何かしらの対策をしてあげることで、より愛犬との絆を深めていけるのではないでしょうか。
我が家の2匹の愛犬もそれぞれ好きなこと、嫌いなことは異なります。1匹は散歩が大好きでどこへでも行きたがりますが、もう1匹は公園に子どもがいると帰りたがります。愛犬の様子をよく見ることで気付けることが数多くあります。
ぜひ犬の好きなことだけではなくて、嫌なこと、苦手なことも知って、より良い生活環境を与えていけたらいいですね。