犬が不機嫌な時に見せるサイン
人間誰しもが不機嫌になってしまう時がありますよね。それは犬も同じです。いつも「飼い主さん大好きー!」とご機嫌というわけではありません。しかし、気持ちを言葉で伝えない犬の機嫌を理解するのは非常に難しいですよね。そこで、犬が不機嫌な時に見せるサインを3つご紹介します!
1.頻繁にあくびをする
まずはあくびをするというサインです。あくびは眠い時にするものという概念は犬には通用しません。犬があくびをする時は、不安や緊張、そしてイライラしているというサインなのです。
「何だか暇だなぁ~」「どうして飼い主さん、構ってくれないのかな~」といった小さなイライラを感じている時にあくびをすることがありますので、あくびを頻繁にする時は「もしかしたら今は少し不機嫌なのかも?」と察してあげると良いでしょう。
2.鼻に皺を寄せている
犬が怒っている時の表情は、人間と似ていることがあります。人間が怒っている時、眉間に皺を寄せるように、犬も機嫌が悪い時には鼻の部分に皺をギュッと寄せていることがあります。
このサインを見せた時は、先ほどのあくびをするというサインの時よりも不機嫌の度合いが高いことを示していますので要注意です。「今は放っておいて」「あんまり邪魔すると怒っちゃうぞ」と周囲を威嚇している時に行う仕草だからです。
この時むやみに「どうしたの~」と近付いたり、無理矢理頭をなで回したりしてしまうと、唸り声をあげる子もいます。もしもついしてしまった時は、ごめんねと静かにその場を立ち去ってあげると良いでしょう。
3.名前を呼んでも耳は動くのに無視
普段、名前を呼ぶとすぐに振り向いたり、駆け寄ってくる愛犬も、機嫌が悪い時はそのまま無視を決めつけることがあります。やはり機嫌が悪い時は人間と同様、あまり構って欲しくないという心理が働いているのです。
そんな「絶対聞こえているはずなのに」という時は一度耳を確認してみましょう。名前を呼ばれると犬は無条件に反応します。その反応は耳に現れやすく、ピクッと耳だけ動いていることが多いです。
もしも耳を動かしながらもこちらをまったく見なかったり、無視をしている場合には「今は構って欲しくないんだな」「機嫌が悪いんだな」とそっとしておいてあげましょう。
犬が不機嫌!どうするべき?
3つの犬が不機嫌な時に見えるサインをご紹介して参りましたが、もしも愛犬がこのようなサインを見せ、不機嫌だとわかった時、飼い主はどのような対応を取るべきなのでしょう。こちらも3つの対応策をご紹介しますので、ぜひ愛犬の気持ちを考え、どの対応が最も適切かを見極めましょう。
1.手が空いたら構ってあげてください
まず確認しておきたいことは、その日、まったく愛犬を構っていなかったということはないかどうかということです。甘えんぼうな子ほど、飼い主さんがまったく構ってくれないと不機嫌になってしまうことがあります。人間の子どもが親に構ってもらえず拗ねてしまうのと同じです。
構っていなかったかもと思ったら、その日、愛犬が何度も構って欲しいというアピールをしていなかったかを思い返してみましょう。やはり、頑張ってアピールしているのに無視されたら、犬でなくても寂しく感じますよね。
もしもこれらに当てはまった場合は、様子を見つつ、構ってあげてください。隣に座って軽く撫でてあげるだけでも機嫌を直し、こちらに目を向けてくれる子もいますよ!
2.気分転換させてあげる
不機嫌になっている子の中には、運動不足によるイライラを抱えている子もいます。梅雨の時期など、雨が続いており散歩に行けていないという場合には、雨が止んでいる隙を見つけて、少しでも外に連れて行き、気分転換してあげましょう。
また、どうしても散歩に行ってあげる時間がないという場合には、一軒家であればお庭に出してあげるだけでも気分転換になります。また外の風に当たれる場所があれば、そこに出してあげるというのも1つの手段です。
3.状況によっては放っておいてあげる
最後にどちらも当てはまらなかった場合は、「今は構って欲しくないです」という意思表示を込めた不機嫌の可能性が高いです。この場合は無理に何かしてあげようとせず、しばらく放っておいてあげる事が大切です。
人間も1人でいたいと感じることはありますよね。犬もたまには1人でのんびりしたいと思うことがあります。そんな時は飼い主さんや家族から少し離れた場所で休んでいることがありますので、邪魔をしないようにしましょう。ここで邪魔をしてしまうと、余計イライラを増幅させてしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。このように犬が不機嫌な時にはサインを出していることがあります。このサインを見逃さず、愛犬が今どのような心理状態なのかを理解し、飼い主として対応してあげるようにしましょう。