犬が何かを守ろうとしているときに見せる3つの行動

犬が何かを守ろうとしているときに見せる3つの行動

犬にも何かを守ろうとする気持ちがあります。例えば家族や仲間、大事なおもちゃや食べ物。犬が何かを守ろうとしている時に見せる行動をご紹介します。

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犬が何かを守ろうとする気持ち

赤ちゃんの頬を舐める犬

犬にも何かを守ろうとする気持ちがあります。これは防衛本能や独占欲とったものから表れる行動です。例えば次のようなものを犬が持っている時、この守ろうとする気持ちが表れることがあります。

  • 人(飼い主、赤ちゃんなど)
  • 他の動物(家族と認識している犬や猫など)
  • おもちゃ
  • 居場所(自分や飼い主の寝床やテリトリーなど)
  • 食べ物
  • その他、自分の物だと認識しているもの

例えば人や一緒に暮らしている動物。飼い主や家族の一員だと考えている人や動物を守ろうとすることがあります。これは家族(仲間)を守ろうとする防衛本能や、独占欲からくるものだと考えられます。

自分にとっての宝物を守るという行動は、人間を含めてどの動物にもあります。しかし、その宝物については、それぞれの人、それぞれの動物によっても異なります。犬が何かを守ろうとしている時、人間にとっては「そんなもの」であるかもしれません。しかし犬にとっては大切な宝物であり、守りたく、執着しているものでもあります。そのため犬のこれらの気持ちを考える時は人間目線ではなく、犬の目線で考える必要があるのです。

犬が何かを守ろうとしているときに見せる3つの行動

岩陰から覗く犬

実際、犬が何を宝物だと考えているのか、何に執着しているのかは、それらを守ろうとする行動で理解することができます。犬が何かを守ろうとしてるとき、次のような行動をするといわれます。

  • そばを離れない
  • 隠す
  • 近づくと唸る、歯を剥き出す、噛み付く

まずは対象物の「そばを離れない」といった行動です。これは人間の赤ちゃんなどの守らなくてはいけないものや、飼い主など誰かに取られたくないものに対して見せる行動です。大事なもののそばから離れたくないのは、犬も人間も同じなのです。

次に大切なものを「隠す」といった行動です。これはおもちゃやおやつなどに見せる行動です。宝物は誰かにとられないように裏庭や自分の寝床などに大事に隠しておくのです。

また大切なものに近づいたとき「唸る、歯を剥き出す、噛み付く」といった行動を見せることもあります。これはどういった宝物に対してもそうですが、近づいてくるものに対して威嚇することで大切なものを守ろうとします。

無理やり、急いではNG!

犬から棒を取り上げる

愛犬にとって大切なものだとしても、人間がそれを取り上げなければいけないこともあるでしょう。しかし、そんな時に私たち飼い主がしてはいけない行動があります。

無理やり取り上げる

犬が大切にして守ろうとしているもの。それを無理やり取り上げようとするのはよくありません。無理に取り上げようとすることで、かえってそのものへの執着心を高める可能性があります。

急いで取り上げる

急いで取り上げようとするのも危険です。例えば食べてはいけないものを口にした時に、飼い主が慌てて急いで取り上げようとすると、犬は独占欲から取られてはいけないとすぐに飲み込んでしまう場合があります。場合によっては噛み付いたりなどの攻撃的な行動を取る可能性もあります。

これらの無理やり取り上げる、急いで取り上げるといった行動を繰り返してしまうと、犬は大切なものを取られるといったうっぷんが溜まり、余計に執着心を強めることになってしまいます。できれば取り上げる「代わりに」他の物を与えるなどして、もっといいことがあるということを教えるようにしてあげてください。

まとめ

赤ちゃんにくっつく犬

犬が人間にとってはなぜこれに?というような執着心を見せることがあります。しかし、どんなものにしても犬にとって大切なものは大切なものです。それらに手を出すことは、いくら飼い主さんであっても難しいのです。

犬が何かを守っていることに気づかずに、唸られたり、噛まれたりすることで「危険な犬」だなんて言われたりしますが、犬がなぜそういった行動を取っているのかを考える必要があります。

守っているものを取られるかもしれない、といった不要な不安を与える前に、日頃から犬が何を大切に思っているのかを把握しておくことも大切なのかもしれませんね。

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