犬を店の外に繋ぐリスクを考える

犬を店の外に繋ぐリスクを考える

犬を店の外に繋いでおくことのリスクについて、実際に起きてしまった出来事をもとに4つのリスクをご紹介しています。どの犬にも起こり得るリスクです。

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犬を店の外に繋いでおくことのリスク

待っている犬の後ろ姿

買い物をする間の数分だけだからそう思って、犬を店の外に繋いで待たせたことのある方も少なくはないでしょう。店の外に繋がれている犬を見かけることはよくありますし、これを書いている数時間前にも見たばかりです。

ホームセンターの出入口にミックスの女の子が繋がれていたのですが、とても怯えた様子でした。飼い主さんが店から出てくるまでとても不安だったでしょう。飼い主さんが店から出てくるのを見届けてからその場を立ち去りました。

ちょっとだけなら大丈夫と思われるかもしれませんが、そのちょっとした隙に大きなリスクが隠れているかもしれません。犬を店の外に繋いでおくことのリスクにはどのようなものがあるのか考えてみました。

1.誘拐されるリスク

青い建物と犬

海外での出来事のように感じてしまいますが、日本でも犬の誘拐は多く起こっています。子犬や純血種を誘拐し、繁殖させるなどし、転売することが目的のようです。

とくに誰にでも懐き、フレンドリーで警戒心のない犬ほど狙われやすいようですし、子犬や小型犬であれば、バッグの中に入れて簡単に誘拐してしまうのです。リードを外すことは数秒もあればできてしまうことですし、ほんの数分の買い物であっても、店の外に繋いで待たせることは誘拐されるリスクが大きいと思います。

2.「置き去りにされたのでは?」と誤解されてしまうリスク

繋がれている犬の後ろ姿

あまりにも長い時間、店の外に繋がれたままであることを心配し、保護してしまう人もいるようなのです。私もこれは経験があり、保護した方が良いのか迷っていたところ、「〇〇さんの家の犬だよ」と教えてくれた方がいて、その後、ちゃんとお迎えがありました。

こんな話も聞いたことがあります。
手足が不自由な犬をカゴに入れて店の入り口に置いていたところ、いなくなっていたという話です。手足が不自由で歩くことができないため、自分でいなくなってしまうことはないとの話でした。

転売を目的とした誘拐ではないだろうなと感じましたが、置き去りにされたのではないかと心配した方が保護してしまったのかもしれません。

3.人を噛んでしまうリスク

威嚇するシェパード

「うちの犬は噛みません」という人がいますが、その自信はどこから来るのだろうか?と私は疑問に思ってしまいます。うちの愛犬ミックスの男の子は家族以外の誰も触ることも近づくこともできないため、店の外に繋いでおけば、不安や恐怖心から人を威嚇したり、飛びついたり、噛みつく可能性があるため、決してできません。

愛犬ポメラニアンの女の子はフレンドリーで初対面の人にも喜んで抱っこされて甘える犬ですが、店の外に繋がれ、不安や恐怖心から噛みつくことも考えられると思います。子供であれば「可愛い~!」と言って躊躇することなく近づいてきてしまうことがありますし、相手が勝手に近づき触ったのだとしても、犬が人を噛んでしまった場合には飼い主さん過失です。

4.逃げてしまうリスク

走り去る犬

これは私が子供の頃に実際に体験したことです。自宅から徒歩2分ほどの距離にあるスーパーへ愛犬と出かけ、店の入り口に繋いでおいたのですが、買い物を済ませて店の外に出てみたら、首輪を引っこ抜いて逃げてしまっていたのです。

泣きながら自宅へ帰ると、尻尾を振って出迎えてくれる愛犬がいました。そのまま自宅に帰っていたのです。自宅から徒歩2分という距離であったことや、直線の道のりであったことが幸いだったのかもしれません。

しかし、そのままどこかへ逃げてしまっていたらと考えると、とても恐ろしいです。交通事故に遭っていたかもしれませんし、川や崖に落ちていたかもしれませんし、人や犬や猫に噛みついていたかもしれません。

まとめ

店の外で待つ黒い犬

犬を店の外に繋いでおくことのリスクを4つ考えてみました。

どれも実際に起こっていることです。犬を店の外に繋いでおいたほんの数分が、大切な愛犬に二度と会えなくなってしまうかもしれません。

店の外や車の中で待たせなければならないような場所へ出かける際は、自宅でお留守番させるのが愛犬の安全のためにも良いのではないでしょうか。

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