犬の散歩でリーダーウォークをする必要性としつけ方

犬の散歩でリーダーウォークをする必要性としつけ方

リーダーウォークってご存知でしょうか?リーダーウォークを覚えると散歩すのが楽になるだけではなく、犬の身を守ることにも繋がります。リーダーウォークの必要性としつけ方をご紹介します。

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リーダーウォークとは?

散歩するダックスフンド

リーダーウォーク

リーダーウォークとは散歩中に犬を飼い主さんの横につけて歩かせることを言います。
飼い主さん主導による歩き方です。
犬の習性として自分よりも上だと思った犬について行ったり甘えたりします。
飼い主さんが持っているリードがピンと張っている状態ではなく、少したるむぐらいが丁度良いでしょう。
英語では「Loose Leash Walking」と呼ばれ、リードが緩んだ状態で歩くことを言います。

散歩の主導権を飼い主さんへ

散歩となると自分勝手にリードを引っ張って、犬の行きたい方向にどんどん進んでしまう犬もいます。
リーダーウォークを覚えると、犬は飼い主さんの歩くスピードに合わせて歩くようになり、飼い主さんが止まると自分も止まるようになります。
その結果、飼い主さんの進みたい方向に一緒に進むことができるようになります。

リーダーウォークの必要性

散歩する二匹の犬

1.散歩がしやすくなる

リーダーウォークをすると主導権を飼い主さんが握りやすくなるため、散歩をさせる際に楽になります。
引っ張る力が強い犬がぐいぐい引っ張るとまともに歩けませんよね。
そうなると散歩をさせるのにも苦労すます。犬によっては急に走り出したりすることもあるため、体力がなかったり力がない人には厳しいでしょう。
その結果散歩の時間が短くなったり、しなくなることもありえます。
リーダーウォークを覚えると飼い主さんのペースに合わせて歩いてくれるので、引っ張ることもなく落ち着いて散歩をすることができます。

2.事故の予防

散歩する犬

力が強い犬の場合、何かの拍子に飛び出してしまったりすることがあります。
車や自転車にぶつかったり、人に怪我をさせてしまったり、制御ができなくなり危険です。
犬の怪我の多くは散歩中のアクシデントが原因で、力の強い犬が走り出してしまうとすぐに止めるのは難しくなります。
リーダーウォークを覚えさせることで、飼い主さんの横につくようになりとっさのときにすぐに制御できるようになります。
また拾い食いの防止にもなります。
犬が前を歩かなくなるため、飼い主さんがはじめに不審なものを見つけられるようになるからです。
不審なものがあれば避けたりすることで犬の口に入る前に対策ができます。
こういった事故から愛犬を守ることができるのです。

3.犬の健康を守る

飼い主さんを引っ張りながら歩いている犬は前傾姿勢になっています。
そのとき体には悪影響が出ています。
まずは眼球への影響です。首輪をして引っ張る場合、眼内圧の上昇が見られ角膜が弱かったり緑内障を抱えている犬にはとても悪影響です。
次に首への影響です。飼い主がリードを強く引っ張る、もしくは犬がリードを強く引っ張る場合、首に障害が出ることがあります。
このように引っ張ること出てくる悪影響があります。
絶対にこうなる!というわけではないのですが、可能性はあります。
リーダーウォークが出来るならその可能性を少しでも下げることができるのです。

4.犬がリラックスできる

リーダーウォークをしている犬は自由に動けなくて窮屈そうだと思っていませんか?
しかし、実は飼い主さんがリーダーシップをとり先導することで、信頼する飼い主さんの横を歩けリラックスして散歩をすることができます。
前からくる人や他の動物、車や自転車などに一瞬緊張してしまう犬もいます。
警戒心の強い犬は、外にある色々なものがとても気になるためです。
そういった場合も、飼い主さんが隣で先導してくれているので安心して歩くことができます。

しつけ方のポイント

おすわりする犬

まずは「ツケ」を覚えさせる

リーダーウォークの基本となる「ツケ」を覚えさせましょう。
おやつを左手にもって、「ツケ」と言いながら犬を左側へ誘導します。
このとき犬は飼い主さんと同じ方向を向いていなければいけないため位置を調整しましょう。
犬が「ツケ」で正しい位置に立ったらおやつをあげて褒めてあげましょう。これを何度も繰り返します。
ある程度覚えたと思ったら、一歩歩いて左につけるようにしましょう。これを繰り返し、慣れてきたら歩数を増やして「ツケ」を行うようにしてみてください。

リードをつけての「ツケ」

ついてくる犬

犬が十分に慣れてきたらまずは室内でリードをつけて「ツケ」をやってみましょう。
犬がついてくるように少しずつおやつをあげながら進みます。
左右に曲がってみたり、ジグザグに歩いてみたりしてください。
そこから少しずつおやつを減らして、最後には褒めるだけでいいような状態にしましょう。

リーダーウォークに挑戦

今度は室外で行ってみましょう。
練習方法は室内でやったときと同じです。
外は犬の興味を引くものが沢山あるため、他の方向へ進もうとしますがそんなときは犬が進み方向と逆方向に進みましょう。
犬がついてくるように声をかけたりしてみてください。
何度も練習して、できるようになったらリーダーウォークは完了です。

まとめ

ブルテリア

リーダーウォークは飼い主さんが犬と散歩しやすくなるだけではなく、犬の健康や身を守ることにもつながっています。
練習することで犬は覚えてくれるので、根気よく頑張りましょう。

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