犬にとって危険な『3つの散歩コース』

犬にとって危険な『3つの散歩コース』

犬にとって嬉しいものの一つが飼い主さんとのお散歩ではないでしょうか。毎日の散歩にいつものコース。そんな風にどんなに慣れているお散歩でも油断は禁物です。

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いつものお散歩コースでも油断は禁物

散歩をするブルテリア

犬にとって嬉しいことの一つが飼い主さんとの「お散歩」ではないでしょうか。毎日のお散歩、いつものコース。どんなに慣れた道でも油断は禁物です。

犬にとって危険な3つの散歩コースをご紹介します。いつもの散歩コースに危険が潜んでいないか確認してみてくださいね。

犬にとって危険な散歩コース3つ

アスファルトに立つ犬

1.コンクリートにご注意

ほとんどの方がコンクリートの上をお散歩させていると思います。舗装されているコンクリートは一見安全なように思いますが、危険はいっぱいです。特に真夏のお散歩。人間でも真夏のコンクリートからの照り返しの暑さにはつらいものがありますよね。

犬にしたら「人間よりもコンクリートに近い」「素足でコンクリートを歩く」という状態なので、そのつらさは人間と比になるものではありません。場合によっては命に関わることもあるほど危険な場所です。

犬は汗をかくための汗腺が肉球にしかありません。そのため体温調節があまり得意ではないといわれています。暑い日に「ハァハァ」と舌を出して息をしている(パンティング)のは、舌からの気化熱を利用して少しでも涼しくなろうとしている証拠です。そんな体温調節がうまくない犬を人間でも暑い日中に連れ出すのは大変危険です。

また、真夏のアスファルトの温度は「50~60度」にまで達するといわれます。そんなコンクリートの上を素足で歩けば火傷してしまいますよね。鉄製の機材の上や砂浜だと同じくらいか更に暑くなっていることが想像できます。一度、真夏のコンクリートやマンホールを素手で触ってみたらわかると思いますが、犬からしたら裸足で鉄板の上を歩いているのと同じなのです。

真夏のコンクリートは要注意。「熱中症」や「肉球の火傷」の危険性があることを覚えておきましょう。なお、真夏は夕方になってもコンクリートの上は熱いので、日が完全に沈んだ後や朝早くに散歩をするようにしましょう。散歩前にコンクリートを触って暑さを確かめることも大切です。また、犬用の靴や靴下を履かせることも火傷防止になります。

2.有毒植物にご注意

植物と犬

お散歩するときにはさまざまな植物を見かけると思います。植物は季節によっても異なる風景を見せてくれて、お散歩好きの方は癒しの一つでもあるのではないでしょうか。しかし、そんな植物も犬にとっては危険物になりかねないため注意が必要です。

犬が散歩中に雑草や花を食べてしまうなんてこともよくあります。犬が自分から食べたなら大丈夫だろうなんて考える人もいますが、それは危険な考えです。道端に生えていたり、庭先に植えられている植物には犬にとって毒性が強いものがたくさんあります。体調や体質によっては強い中毒症状を起こしてしまう可能性があるため、注意が必要です。

犬が中毒になる可能性がある植物は次の通りです。

  • アロエ
  • 朝顔
  • アザレア
  • アマリリス
  • アヤメ
  • オシロイバナ
  • ツツジ
  • チューリッップ
  • スイセン
  • スズラン
  • パンジー
  • ヒヤシンス
  • ポインセチア
  • ロベリア
  • わらび
  • ヒガンバナ
  • ボタン 他

これらは花や葉に中毒性があるものや、球根や根に中毒性があるものがあります。いづれにしてもむやみに道端や庭先の植物を食べないように注意しましょう。

3.水たまりにご注意

水たまりに入る犬

雨の日や雨が上がった後の水たまりにも注意が必要です。水たまりの中には他の犬や猫の糞尿が流れて込んでいる恐れがあります。中にはウィルスや病原菌が潜んでいる危険性があるのです。万が一、それらの水を犬が飲んでしまった場合、感染の危険があります。また、直接的に飲まなくとも、手足を舐めることで菌を取り込んでしまう可能性もあります。

散歩コースに水たまりがある場合は水たまりを避けて通るようにしましょう。散歩後に手足をしっかりと拭くことも大切ですよ。

まとめ

散歩をする2匹の犬

今回ご紹介した3つの危険以外にも、事故や他の犬や動物、人間など気を付けたいことはたくさんあります。さまざまなものが危険物になり得る可能性を考え、いつもの散歩でも注意力をしっかりと保つようにしましょう。

また、散歩をさせる場合は犬の行動をコントロールできる人がしましょう。犬がパニックになった場合や、事故に巻き込まれた場合、事故に巻き込んだ場合、それぞれでしっかりと対応できる人が散歩をしなくてはなりません。

おやつを持っていれば言うことを聞く、なんて状態では制御ができるとはいえません。普段から信頼関係を築いて、犬にとっても、周りの人間にとっても安全な散歩を心掛けましょう。

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