グッドシチズンテスト(Good Citizen Test)とは?
アメリカンケンネルクラブ(AKC)で行われているCanine Good Citizen Testを参考とし、日本の生活習慣等に適合させた、家庭犬と飼い主を対象とした認定試験です。1994年から年間2シーズン(春と秋)開催され、これまでに5919組が受験し、1441組が合格し、合格のうち1280組が認定されています。
優良家庭犬普及協会
グッドシチズンテストについて、受験資格・申込手続き・諸費用など詳しく知りたい場合には、https://www.cgcjp.net/をぜひご覧ください。
- 動画
- 本試験(2017年秋~)
- 模擬試験(2017年秋~)
- 本試験(2017年春夏)
- GTCスペシャルレッスン
- 認定犬ご紹介
- 認定犬ギャラリー
- プラチナ認定犬ご紹介
- 認定 特典
- 合格速報
などの情報が掲載されています。
試験を行う目的
- 1. 家庭犬飼い主に対し、しつけの目標を提示し、啓発することにより、しつけの意識を高めること
- 2. 飼い主が、社会的責任をより一層認識し、犬と飼い主の幸せな関係を築いていくこと
- 3. 家庭犬のしつけの基準方法に関して、客観的な尺度を提供すること
- 4. 一般に広く受験の機会を提供することにより、国民各層における家庭犬のしつけの必要性と、飼い主の責任に対する意識を高めること
プラチナ認定犬
プラチナカードを取得した、優良家庭犬のお手本となる犬たちのことを言います。
1. グッドシチズンテスト 初回合格・認定の他に 更新(2年ごと)合格・認定を 3回以上
2. 申請の際に、10歳以上の 合格認定犬
3. 飼い主さんがプラチナ認定犬となることを希望すること
上記3つの条件を満たした合格認定犬であり、以降の更新テストは免除され、殿堂入りとなるのです。
プラチナ認定犬となった犬は、2017年9月1日現在で76組います。
2017年 グッドシチズンテスト 本試験
第60回 秋冬のグッドシチズンテストが以下の日程で開催されます。
会場 | 新潟会場 | 岩手会場 |
---|---|---|
開催日 | 11/25 | 11/29 |
開催決定会場については、優良家庭犬普及協会の公式ホームページにて、順次アップされています。
▼優良家庭犬普及協会公式HP
https://www.cgcjp.net/
GCTスペシャルレッスン
GCT(グッドシチズンテスト)ジャッジの先生による、スペシャルレッスンが開催されています。
本試験終了後に開催されるのですが、本試験を受けなかった場合でも参加することができます。
優良家庭犬普及協会の公式ホームページから申込用紙をダウンロードすることができ、優良家庭犬普及協会事務局まで郵送・FAX・メールで送ることで受付が完了し、案内が送られてきます。
受講費が必要なのですが、参加料(1レッスン)の費用は4000円~6000円、見学料は1000円~3000円と、レッスンによって異なります。
認定されるとたくさんの特典もあります
- ホテル宿泊料の割引
- プロカメラマンによる写真撮影
- 犬用サプリメントの価格割引
- 初診時のMRI検査、CT検査の料金割引
- 混合ワクチン、フィラリア予防薬の価格割引
など、指定された施設などで特典を受けることができます。
優良家庭犬って、どんな犬のことを言うの?
家庭優良犬として認められるということは、愛犬が社会の一員として認められるということです。愛犬が家庭優良犬として認められるためには、犬だけではなく、飼い主さんにもたくさんの課題が与えられます。社会の一員として守らなければならないルールやマナーがたくさんあります。
グッドシチズンテストの体験談
グッドシチズンテストに参加された方の声を抜粋してみました。
- 飼い主が愛犬をコントロールすることができなければ合格は不可能だ
- 特別なことではなく、日常が試される
- 簡単なようで実はとても難しいということがわかった
- 犬種の特性によって試験の難しさが変わるのではないかと思った
- 飼い主の方が緊張してしまって不合格になってしまった
- 8回挑戦し、やっと合格することができた
クレートの中で待たせる、他の音に気を取られない、他の犬や人のところへ行かない、などの一見とても簡単そうなことが実はとても難しいようです。飼い主さんの「オスワリ」「マテ」などの言い方にもジャッジが入るようで、言い方が強すぎたことで失格になってしまったというケースもあるようです。
まとめ
グッドシチズンテストの内容を知って「うちの愛犬たちは、家庭犬として認めてもらうことができる犬なのだろうか?」「社会の一員として認めてもらうことができる犬なのだろうか?」そんな事を考えてしまいました。
我が家はあまり厳しくはしたくないと方針で育てているため、うちの愛犬たちがステージに立ったら、その瞬間不合格になってしまうかもしれません。
しかし、愛犬を社会の一員として認めてもらうためにも、グッドシチズンテストの基準は大変参考になると思います。
合格を目指さなくても、愛犬の安全や幸せのために必要なことを知るために、『グッドシチズンテスト』に挑戦してみるのもいいかもしれませんね。