犬の鳴き声と苦情について
「犬の鳴き声がうるさい」と訴える人はたくさんいます。うちの近所には何時間も吠え続ける犬がいましたが、認知症を患っており、どうしても止めることができないものでした。
しかし、近隣の方にはそんなことは理解してもらえず、飼い主さんは困り果てていました。犬が大好きで、鳴き声をうるさいと感じたことのない私の場合、近所の犬が鳴き続けていれば、寒くて鳴いているのかな?何かあったのではないか、と心配になって見に行ってしまいます。
でも、一般的には「うるさい」と感じてしまうものなのでしょう。犬の鳴き声について苦情がきてしまったとき、どのように対応したら良いのでしょうか。
もちろん、鳴き声に気づいているのなら飼い主さんが止めていると思いますが、留守中に吠えてしまっていた場合、言われるまで気づけないですよね。
犬の鳴き声について苦情がきてしまったときの対応について
- うるさい!と怒鳴られたことがある
- 警察に通報されたことがある
- 犬がうるさいというメモがポストに入っていた
などの経験をされたことのある飼い主さんもいらっしゃるようです。
動物の愛護及び管理に関する法律
犬の鳴き声だけではなく、騒音が原因で起こるご近所トラブルが増えていますが、動物の愛護及び管理に関する法律には「第七条:動物の所有者または占有者は、動物の所有者としての責任を十分に自覚して人に迷惑を及ぼすことのないように努めなければならない」という規定があります。
外で飼われている犬の場合の対応
お留守番の間に吠えてしまう犬も多く、愛犬の鳴き声がご近所の迷惑になっていることに気づけない飼い主さんも多いようです。
もし、お留守番中の愛犬の鳴き声について苦情がきた場合、室内でお留守番させてみてはいかがでしょうか。
室内で吠えるのと外で吠えるのとでは大きく違いますよね。うちの愛犬は、庭にいるときは自宅の前を通る人や犬に吠えてしまいますが、室内にいるときは全く吠えません。
なので、短時間であっても庭ではお留守番させないようにしています。
室内で飼われている犬の場合の対応
私のおすすめは「防音カーテン」です。持ち家であれば、防音のために床や壁をリフォームするなどできるかもしれませんが、借家では難しいですよね。
防音カーテンなら取り付けも簡単ですし、ペットの声などの高い音を遮断することができ、借家でも使うことができます。
私は子供の頃から犬と暮らしており、ずっと一軒家に住んでいます。もちろん近所の犬の鳴き声は聞こえてきますし、一軒家だから室内で飼っていれば大丈夫というわけではないと思います。
犬OKのマンションやアパートであっても、犬や猫の鳴き声に関する苦情はあるようです。
認知症の犬や老犬である場合の対応
認知症を患っている犬や老犬の場合、夜鳴きによる苦情が多く寄せられるようです。夜鳴きには飼い主さんも困っているでしょうし、大変な介護をされている中の苦情はとてもツライですよね。
獣医さんに睡眠薬を処方してもらい、夜に寝てもらうことで夜鳴きをなくす方法もあります。しかし、昼間や飼い主さんが留守の間に鳴きだしてしまうこともあります。
冒頭でお話した通り、認知症のため何時間も吠え続ける犬がいました。苦情を言ってくる人もいたようですが、認知症であることを話たことで理解してくれる人もいたようです。
認知症の犬や老犬の場合、獣医さんに相談してみると良いと思います。
まとめ
犬が鳴くことや吠えることには必ず理由があります。お留守番中に吠えてしまう場合や長時間鳴き続けてしまう場合、寂しさや不安が原因である可能性があります。
「うるさい」と感じるのにも個人差があります。長時間鳴き続けていれば誰もがうるさいと感じてしまうのかもしれませんが、「ワンワンワン!」と3回吠えた、それだけでもうるさいと苦情を言う人もいます。
騒音問題ってとても難しいですよね。洗濯機や掃除機の音で苦情を出されては、生活ができなくなってしまいますよね。
外で飼われている犬の場合、鳴き声がうるさいといって、石を投げつけられたり、水をかけられたり、危害を加えられてしまう可能性もあるため、十分に注意してあげてください。