愛犬と室内でできるお手軽な運動
最近は天候が不安定で、晴れていると思えば突然雨が降ったり…なんてことも多いですよね。愛犬の散歩も毎日できれば良いですが、満足にできない時もあります。
雨の日で、家に飼い主もいるのであれば一緒に遊んで運動不足も解消してあげたいものです。
1.ボール遊び
おもちゃのボールを投げて持ってこさせることを繰り返す単純な遊びです。遠くに投げる必要はなく、近くに投げて何度も往復することで運動量が増えるのでオススメです。
2.綱引き
綱のようなおもちゃを片方が飼い主、もう片方が愛犬で引っ張り合う遊びです。わざと力を抜いたり、また引っ張ったりと強弱をつけてあげると犬も負けじと引っ張ってくるので綱引きのようになります。
いらなくなったタオルなどでも代用できます。
3.おやつはどっちかな?
どちらかの手におやつを隠して、愛犬にニオイを嗅がせます。おやつがある方の手を鼻で触ったりして当てることができればご褒美をあげます。これは、上記2つの遊びに比べると運動量は少ないですが、足腰の弱った老犬でもできるのでオススメですよ。
なぜ犬には散歩が必要なのか
犬には散歩が必要ということは皆さんもご存知だと思います。しかし、そもそもなぜ散歩が必要なのでしょうか?散歩をすることで得られるものを具体的に挙げてみました。
運動不足の解消
犬の祖先であるオオカミは1日に約50km以上も移動していたといわれています。また、狩猟犬や牧羊犬などとしても長距離を走りまわったりと多くの運動量を消費をしてきました。
現在の家庭犬、特に室内犬はこういった運動をする機会が少なくなり、一日の大半を占める散歩は犬にとっても良い運動時間といえます。また、運動を好む犬も多いのでしっかりと運動不足を解消してあげることが重要です。
社会に溶け込む
散歩をしていると、他の犬や飼い主と触れ合うことも多いことでしょう。愛犬にとっても友達を作る大切な機会でもあり、また、マーキングをすることで自分の縄張りを主張できる場でもあるのです。
刺激を受ける
家の中にいる時よりも、外の環境の方が何倍も犬にとって刺激的です。外に出れば毎日違う様子が良い刺激となって、好奇心も旺盛となり活発になります。また、観察する力も身に付くので飼い主さんをよく観察できる愛犬にもなるでしょう。
ストレス発散
犬もずっと家にいるとストレスが溜まってしまいます。飼い主がいない時間が多い場合はなおさらストレスを感じてしまうでしょう。私たちでも、外の空気を吸ったり、景色を眺めると気持ちが楽になったりすることがあります。犬も同じように、外の環境と触れ合うことでストレスが発散できるのです。
運動不足による問題
運動不足になると様々な症状が現れます。
ストレスが溜まる
犬は本来広い場所を走り回ったり、獲物を追いかけることを本能的に望んでいる為、それが不足してしまうとどうしてもストレスとなり蓄積されてしまいます。
また、犬はストレスに敏感な動物なので体調を崩してしまったり、体調面や性格などにも影響が及ぶおそれがあります。
肥満になりやすい
人間でも同じことがいえますが、食事の量は一緒でも運動不足が続くと肥満体形になりがちです。また、肥満になると関節に負荷がかかり痛めてしまう原因になったり、心臓や呼吸器に負担がかかってしまう場合があります。
攻撃的な性格になる(問題行動を起こす)
先ほどストレスが溜まると性格にも影響を及ぼすと述べたように、ストレスを溜めこんでしまうと攻撃的な性格になることがあります。
大きな声で吠える、唸り声をあげる、噛みつくなどいつも見せないような行動をするようになります。これらを放っておくとトラブルの元となりますので、運動不足が原因で吠える場合は叱ったりせず、しっかりと運動させてストレスを発散させてあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?散歩に行けない場合運動不足になるだけでなく、それが原因で愛犬の体調面や精神面にも悪影響が及ぼすことがわかりました。「また晴れたときに散歩に行けばいいだろう」と安易に考えず、一緒に遊べるときはとことん遊んで運動不足もストレスも解消してあげましょう。