犬が散歩中によそ見をするのはダメなのか?
私たち人間も、興味のあるものを見つけたりすればよそ見をしてしまいますよね。犬は絶対によそ見をしてはいけないという訳ではありませんし、一心不乱に歩くことが散歩の目的ではありません。
犬にとってお散歩とは、周りの環境を楽しんだり、匂いを嗅いだりして気分転換をすることが最大の目的ですよね。
しかし、犬が散歩中によそ見をすることによって危険を伴ったり、散歩の楽しみが減ってしまうことも起こります。そんなマイナス面を防ぐためにも、よそ見をしないようにしたいですよね。
そこで今回は、「犬が散歩中によそ見をする」ことによって起こる良くない面と、よそ見を止めさせる方法をご紹介したいと思います。ではさっそく、見ていきましょう!
犬が散歩中によそ見する理由1:周りが気になる
人間と同じ理由ですが、自分の興味を引くものや探している目的物があると、歩きながら見てしまいますよね。犬は特に動体視力が良く人間の約4倍と言われています。
犬にとっては、動くもので興味を引くもの(虫や小動物、走る子供や自転車など)は無意識に見てしまうのでしょう。
これは止めさせようとしてもどうしても見てしまうと思うので、飼い主さんが工夫して回避してあげることが大切になってきます。
やめさせる方法
お散歩中には、なるべく上記に挙げた「動くもの」に出会わないようにしてあげましょう。例えば、お散歩中に向こう側から犬の興味を引きそうなものが来た場合、違う道に入ったりしてお散歩ルートを変更するが良いでしょう。
犬が散歩中によそ見する理由2:外が怖い
外の環境に慣れていない場合、見るもの触れるもの全てに緊張してしまいます。特に、大きな音のする車やバイク、自転車などが恐怖の対象となります。
他にも、家では見られないもの(知らない人や他の犬など)にもビックリしてしまい、キョロキョロと見てしまうのです。
やめさせる方法
子犬の頃から外の世界に慣れさせることが大切です。成犬の場合でも、少しずつ時間をかけて外の環境に慣らしていけば、楽しくお散歩が出来るようになります。
初めは抱っこして短時間外に出てみる、リードをつけて庭だけ散歩してみる…など工夫して、愛犬の状況や性格を見極めて対応してあげましょう。
犬が散歩中によそ見する理由3:飼い主さんのことを信頼していない
飼い主さんを信頼していないが故に、外の世界に出た時に「僕(私)がしっかりしなくっちゃ!」と周りをキョロキョロと警戒してしまうことがあります。この場合、止めさせようとしても信頼を築くまでやめることはできません。
やめさせる方法
まずは愛犬に信頼してもらうことが大切です。信頼関係は短期間では築くことはできません。ゆっくりと、長い時間をかけて愛犬に信頼してもらえるように努力しましょう。
信頼してもらう方法は、人間と同様です。愛情をもって、優しく日々接していれば、愛犬もきっとあなたのことを信頼してくれますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。愛犬が散歩中によそ見してしまう理由は分かりましたか?
その他にも、それぞれのワンちゃんによそ見をしてしまう理由があると思いますが、愛犬の性格や個性を理解して「より幸せに過ごせるようにサポートする」という気持ちを忘れずに行動したいですね。
あなたとワンちゃんがより安全に、より幸せに暮らせますように!