教えなくても最初からお手が出来るワンコが多いのは何故?

教えなくても最初からお手が出来るワンコが多いのは何故?

犬へのコマンドで代表的なのは『お手・待て・座れ・伏せ・付け』などですが、教えてもいないのに勝手に【お手】をするワンコが結構多いようです!それは何故なのでしょう?今回は、教えなくても「お手」が出来るワンコが多い理由について調べて行きます。

お手は合図

お手をする犬

愛犬に最初に教えるコマンドって、多分【お手】ではないでしょうか。
『お手』と言って愛犬の前に手を差し出すと、トレーニングしていないのにお手が出来てしまうワンちゃんが沢山います。
「伏せ」や「付け」はなかなか覚えてくれないのに、何故「お手」だけ勝手に出来てしまうのでしょう?

実を言いますと、ワンコは主人の命令に反応している訳ではなく、主人の【手の動き】に反応しているのです(音で判断している場合もある)。
主人の差し伸べる手を、ワンコは【遊ぼうよ】と誘われたと感じているのです。ワンコは突然じゃれ合ったりはしません。じゃれ合う前には、どちらかが前足で相手に伸し掛かったり押し倒したりします。ここからじゃれ合いがスタートします。
これはワンコの習性なのです。
つまりこの習性が、主人から手を差し伸べられた瞬間、ワンコにとっては『遊びを始めましょう』と言う【合図】となります。

お手は最初から出来るワンコが多く、例え出来なくて直ぐに覚えられるコマンドです。
この習性が、ワンコが最初からお手が出来る所以と言えます。

お手を教える事のメリット

お手を練習中の犬

お手を覚える事で幾つかのメリットが見えて来ます。
それは【自然にアイコンタクトが出来る】【衛生的】【愛犬のコントロール】です。
それでは順次説明して行きます。

自然にアイコンタクトが出来る

「お手」といって飼い主さんが手を差し伸ばすと、ワンコは『遊んでくれる』や『美味しい食べ物をくれる』と思い、飼い主さんの目を見ながらお手をします。
そうなると自然に【アイコンタクト】が出来るようになり、信頼関係も深まって行く事になります。

衛生的

お手と言う行為はワンコが主人に自分の手を預けてくれます。
そうなるとお散歩後に足を拭いたり爪を切ったり出来ますし、手足に怪我をして手当をしなければいけない時、薬を塗ったり包帯をしてあげる事も出来ます。

愛犬のコントロール

愛犬が何らかの理由でパニック状態に陥った時など、落ち着かせるために「お手」をさせます。
本来は落ち着かせるためのものではないのですが、犬の気持ちをリセットさせると言う意味では最適であり、愛犬ををコントロールする最初のコマンドと言えるでしょう。

まとめ

お手をするゴールデンレトリバー

「お手」と言うコマンドは、『運動前の軽いウォーミングアップのようなもの』と思えば良いでしょう。
後は徐々に他のコマンドを覚えさせて行けば、これからの躾も覚え易くなるに違いありません。
どんなコマンドでもそうなのでしょうが、主人の動きに愛犬が反応し、愛犬の動きに主人も反応する。これが主人と愛犬との関係を深める突破口となるのです。
後は深い愛情を持って、健康で長生き出来るように常に考えてあげる事です。
そうすれば愛犬は『ありがとう』と、心から態度で示してくれるでしょう。

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