犬とマンション（集合住宅）に暮らすときの５つの注意点やマナー

犬とマンションに暮らす時の注意点1：共有スペースには臭いをつけない

集合住宅で最もペットのトラブルが起きやすいのは、共有スペースです。自分の家の玄関から歩かせてしまうと、エレベーター内やエントランスで排泄をしてしまうことがあります。
ペット可のマンションということは、その共有スペースは他の犬もたくさん通る場所だということです。
他の犬の匂いがすれば、マーキングをするのが犬の習性です。１匹がエレベーター内で排泄をすれば、当然他の犬たちも同じ場所にしようとするのです。
それが習慣化すれば、悪臭の原因となりますよね。
愛犬を歩かせるのはマンションを出てからにしましょう。それまでは飼い主さんがしっかり抱っこすることが大切です。
そうすることでトラブルの数はかなり減ることになります。

犬とマンションに暮らす時の注意点2：マンションの敷地内での排泄はNG

共有スペースというと、エレベーターやエントランス内など「建物内」のことだと考えるかもしれませんが、駐車場や花壇などの「屋外」も共有スペースです。
外に出た瞬間に抱っこしていた愛犬が「下ろして〜！」とアピールしてくるかもしれませんが、公道に出るまではしっかり抱っこしておきましょう。
お散歩から帰ってくるときも同様です。「建物に入る前」ではなく、「マンションの敷地内に入る前」に抱きかかえるようにするのがマナーです。

犬とマンションに暮らす時の注意点3：無駄吠えをしないように

騒音トラブルは集合住宅では特に起こりやすくなります。ペット可のマンションでは、比較的防音がしっかりした建物が多いですが、窓を開けている時や深夜などの静かな時間帯での犬の鳴き声は他の住人の部屋まで聞こえてしまうこともあるのです。
犬を飼っている住人は犬の鳴き声に対して寛容なことが多いです。しかしペット可のマンションであってもペットを飼っていないという方もたくさんいます。
愛犬が小さいうちから、無駄吠えをしないようにしっかりとしつけておくことが大切です。

犬とマンションに暮らす時の注意点4：換毛期はベランダに出さない

ダブルコートの犬種には「換毛期」という毛の生え変わりの時期がありますよね。この時期は飼い主さんも困ってしまうほど抜け毛が多くなります。
この換毛期の最中に愛犬をベランダに出してしまうと、風でフワフワと舞った抜け毛がお隣さんの洗濯物に…なんていうトラブルが起きてしまいます。
毛の生え変わりの時期にはベランダには愛犬を出さないように注意しましょう。
また、お散歩に行くときに通る共有スペースに毛が舞い散るなんてことのないように、軽くブラッシングしてからお散歩に出るようにした方がいいですね。

犬とマンションに暮らす時の注意点5：引っ越すことを前提に床や壁を保護する

マンションで犬を飼う場合に注意しなければならないのは、愛犬がお家をボロボロにしてしまわないようにしておくことです。
特に３歳くらいまでのヤンチャ盛りの時期には、壁やドアを爪でガリガリとひっかいたり、ガブガブと口で噛んでしまったりします。
もちろんそのために敷金があるのですが、修繕費がそれを超えてしまうこともあります。
他人に迷惑がかかるというよりは、飼い主さんの負担が大きくなるトラブルなのですが、あらかじめ床にはカーペットを敷いておいたり、壁には防護シートを貼っておくことで未然に防ぐことができます。

まとめ

ペット可のマンションに住むときには、いろいろと注意すべきマナーがあります。
マナーをしっかり守ることで、あなたの愛犬も同じマンションの住人から可愛がってもらえるはずです。
マナーを守ることは他の住人のためでもあり、愛犬のためでもあるのです。愛犬にとっても他の住人にとっても全ての犬と全ての人が快適に過ごせる環境作りも飼い主さんの責任ですよね。