愛犬だけをお留守番させていた結果部屋中がとんでもない事に!
我が家には4歳になるボストンテリアの男の子がいます。愛犬を我が家に迎え入れたばかりの頃のお話です。
愛犬は当時まだ1歳未満の好奇心旺盛な時期で、なんにでも興味を持っては壊しまくりました。まだまだ子供なので当たり前の事なのですが、その行動に飼い主である私は毎日悩まされていました。3キロくらいと言う小さい体なのに馬鹿力で、テレビボードを壊されてしまったり、本棚が削れてしまっていたりと、やる事は怪獣のようでした。
この問題行動は私が仕事に出かけている間、愛犬が1頭でお留守番をさせている時が1番酷く、仕事からクタクタで帰ってきて、玄関を開けていつもの様に嬉しそうな愛犬がお出迎えをしてくれるのはいいのですが、部屋に入って瞬間にゴミは部屋中に散らばり、おトイレをきちんと覚えているはずなのに、ベットにおしっこやうんこが散乱していて、部屋を見るのが嫌な状態でした。この散らかって散々なお部屋を見る度にため息をつくばかりでした。
お留守番中にいたずらをしない様に、ゴミは高い所に置くようにしたり等、イタズラされない様に様々な工夫をしましたが、何かしら面白そうなものを発見しては、部屋をぐちゃぐちゃにされて困っていました。
愛犬をケージに入れて留守番をさせればいいだけの話なのですが、仕事で長時間家を留守にするのと仕事が忙しく休みを取る事がなかなか出来ない状態だった為、ケージに入れたままにしておく事が可愛そうな気がして、ケージで留守番をさせる事をしませんでした。
そんな困っていたある日の事です。この愛犬の困った行動を一緒に仕事をしていた仲間に相談したところ、その人達が「行動がまるで子供みたいですね。」と愛犬の行動を聞いて、お母さんが仕事が忙しくてかまって欲しくていたずらをしている子供の様だと言うのです。
ペットと一緒に生活をしたことがない人達の方が、愛犬の気持ちをよく理解しているかのようで、衝撃を受けてしまいました。この言葉を聞いた私は、その時1番大切な事に気づいたのです。「愛犬にも気持ちがあり、寂しい時は問題行動を起こして、飼い主を困らせる事がある」という事です。
それまで、室内犬と暮らした事がなかった私は、犬は1人遊びが出来るものだと思っていたので、留守番対策として愛犬が暇つぶしが出来る様に犬用のおもちゃを買って置いておくだけでした。しかし、1日16時間もの長い間1頭でどこも出かけられずに毎日毎日同じような時間を過ごしていたら、人間の私でも辛い事です。私はその辛さに気づく事が出来なかったのです。
愛犬の問題行動解決の為生活習慣を思い切って変えてみました。
そのことに気づいたのは愛犬が2歳になってからでした。その後、可哀想な事をしたと反省をし、愛犬が寂しい思いをしないように、仕事の休憩時間には愛犬の様子を見に仕事場から自宅に帰るようにし、10分間だけでしたが愛犬と触れ合うようにしました。
仕事一筋で休みをほとんどとる事がなかった私は、1週間に1日は必ず休むようにし、2か月に1回は3日連休を取るようにしました。連休の間は、愛犬を連れてサイクリングを楽しんだり、ハイキングをするようにして愛犬に新鮮な景色や刺激を与える様にしました。
愛犬はとても嬉しそうに一緒にお出掛けを楽しんでくれました。そして、そのように一緒に遊ぶ時間を増やしてからは、問題行動がぴたりと止まったのです。
愛犬が4歳になった現在は、以前働いていた仕事は退職し給料が激減してしまいましたが、自由なバイト生活を送っています。月に何回かは愛犬と一緒にサイクリング等を楽しんでいます。そのおかげで、時間にも心にもゆとりができ、忙しかった当時よりも充実した生活を送れるようになりました。愛犬の問題行動に悩んだ結果、思い切って起こした行動でしたが、今では愛犬が問題行動を起こして人生の楽しさを教えてくれたのではないかと思う位、愛犬の行動に感謝しています。
まとめ
問題行動で悩んでいる飼い主さんは沢山いると思います。犬や猫などのペットと一緒に生活をした事がない人に相談しても意味がないと思ってしまうかもしれませんが、そういった人たちに相談してみると違う観点からの答えが返ってくるかもしれません。
当時、色々なサイトを見て解決策を調べてみましたが、良い解決方法がなく悩んでいた私を救ってくれたのは、以外にも簡単な方法でした。1人で悩まずに色々な人から意見を求めるのも必要な事だと学んだ出来事でした。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 匿名
40代 男性 大忙しなパパ
人の価値観を押し付ける事は、しつけではありませんよね。飼い主失格、虐待と言われても違わない状況でした。本当に、すまなかったと思っています。
ワンちゃんの思い、ワンちゃん目線で今住んでいる家を見渡すと、とてもさびしく、生まれて来た意味がどこにあるかわからなくなるような辛い思いに気が付かされた事がありました。
私も、解決したのは、お散歩とお出かけでした。
はじめは少しの努力が必要でした。
それは、私が飼い主になる為の勉強の、努力です。
お散歩をして、こんな私に犬達は、
嬉しいよー、楽しいよー、目がキラキラで、
私は、私という人間を反省し、教えられました。
ハグしながら、思いっきり泣きました。
今では旅行にも、毎月相棒達と出かけています。
犬達に、出会えてよかった
犬達に、本当の幸せや安らぎを見つけてもらいました。
犬達が私を生かせてくれています。