愛犬から「今まで以上に愛される」ための3つの方法

愛犬から「今まで以上に愛される」ための3つの方法

愛犬と良好な関係を保っていて、とても飼い主さんの事が好き。もっと愛犬から好かれて、更に信頼関係を深めて行こうと思っている方。そんな方のために、❝愛犬から今まで以上に愛されるコツ❞をお教えします。

犬が見せる愛情表現は幾つもある

犬の愛情表現

愛犬が見せる愛情表現をつい見落としてしまったり、関心が無いと愛犬が飼い主さんの事をどのくらい愛しているのか分からなくなります。そうなるとコミュニケーションが不足して、信頼関係や絆を深めて行く事が出来ません。そうならない様に、愛犬の仕草や行動を常にチェックする必要があります。

犬が見せる愛情表現は幾つもあり、その表現の数が多ければ多いほど飼い主さんへの愛情度が高くなって行きます。まずはそんな愛犬の愛情表現を良く理解して信頼度アップに繋げて行きましょう。

犬が飼い主さんに見せる愛情表現は10パターン

犬が飼い主さんに見せる愛情表現は10パターンあると言われています。
愛犬がどのくらい自分を愛しているのかを測るには、自分に見せる仕草や行動,表情を読み取って理解しましょう。

パターン1:飼い主さんがアクビをしたら愛犬も同じ様にアクビをする

同時にアクビ

人にアクビがうつる事がありますが、それは『相手が無意識に共感しているから』と言う研究結果があるようですが、犬の場合は若干違います。飼い主さんを良く観察して信頼している事により、ついつられてアクビをしてしまうのです。

同じアクビでも、『他人のアクビより飼い主さんのアクビの方がうつり易い』と言う研究結果もあるそうです!

パターン2:飼い主さんの目をじっと見つめる

見つめる

Brian Hare氏と言う愛犬家としても知られる作家の話しによりますと、『犬がじっと主人の目を見つめる行為は愛していると言う言葉の代わりである』と述べています。お互いに見つめ合う事でオキシトシンと言うホルモンが体内より分泌され、そのホルモンによって更に絆を深めて行くのです。

人間の恋愛感情とは少し意味が違うかも知れませんが『愛し合う男女が熱く見つめ合う』のもオキシトシンと言うホルモンの分泌から言いますと、これも人間と同じ様な気がします(※これはあくまで私的見解です)

パターン3:顔をスリスリしながら飼い主さんに寄り添う

顔をスリスリ

愛犬が顔をスリスリしながら寄り添って来る行為は愛情表現の一つです。犬は何かをして欲しい時や不安な時に顔を擦り付ける行為をします。もし不安な時に寄り添って来る場合、飼い主さんを頼っている証拠だと言えるでしょう。

パターン4:ご飯を食べた後すぐに側に寄り添って来る

寄り添う

米国エモリー大学で神経経済学の研究をしているGregory Berns氏の書籍によりますと、『ご飯を食べた後すぐに寄り添って来るのは本当に愛している証である』と言っています。犬は食事をする事が一番大切だと思っています。

その一番大切な食事を与えてくれる飼い主さんへの愛情が食後のアクションとなります。食後の行動を観察して、飼い主さん自身への愛情度を確かめてみては如何でしょう。

パターン5:眉毛をピクピク動かす

麻布大学の研究論文によりますと、『犬は飼い主さんや自分のお気に入りの人と会うと左の眉毛を動かす事が判明した』と発表しています。逆に初対面の人と会うと右側の眉毛を動かすのだとか。また、犬は耳でも感情を表現します。

幸せな気分になると左耳をピクピクさせ、嫌な時は右耳を動かすのだそうです!

パターン6:飼い主さんが出かける時、部屋から去って行くのを大人しく見つめる

Gregory Berns氏はこんな事も言っています。

『あなたが外出する時に犬が吠えたり寂しそうにしたら、それは信頼されていないサインである』

これは飼い主さんが外出などで居なくなる事で不安を感じているからです。不安を感じていると言う事は、未だ信頼関係が完全に出来上がっていない可能性があります。

一方、落ち着いて見送ってくれる場合、飼い主さんが必ず帰って来ると信じきっている証拠です。こうなれば飼い主さんと愛犬との信頼関係は完璧だと言えるでしょう。

パターン7:飼い主さんが帰宅すると激しく尻尾を振って喜ぶ

尻尾を振る

飼い主さんが外出から戻り玄関のドアを開けた瞬間、愛犬は激しく尻尾を振ってお出迎えしてくれる場合、これは愛犬がとても喜んでいる仕草です。これが最も分かり易い愛情表現だと言えます。

パターン8:お気に入りのオモチャを持って来る

最も気に入っているオモチャを持って来るのは、飼い主さんが大好きだから自分のお気に入りのオモチャや宝物を持って来るのです。別にオモチャで一緒に遊ぼうとしているのではなく、『一番大事なものを大切な人と共有したい』と思っているからなのです。

食事も愛犬と一緒にとるのも信頼関係を深める要因になるのではないでしょうか。

パターン9:飼い主さんの寝室でグッスリ寝る

同じ寝室で寝る

愛犬が飼い主さんの寝室で眠るのは愛されている証拠です。『たとえ寝ている時でさえ離れていたくないと言う意識が働いているからだ』とGregory Berns氏は述べています。

パターン10:マウンティング

飼い主さんにマウンティングする場合があります。犬のマウンティングは性的行動や優位性確認をするための行為ですが、また違った意味もあるのです。飼い主さんが大好きだからマウンティングすると言う意味もあります。

しかし他人やお友達のワンちゃんにもマウンティングしてしまう可能性がありますので、出来れば止めさせた方が良いでしょう。

愛犬から今まで以上に愛されるには何をすればいいの?

愛犬から今まで以上に愛されようとお思いでしたら、次の3つの方法を実践する事をおすすめします。

  • 好きな事を一緒にする
  • マンネリ化させずにワクワクさせる
  • 出来るだけ嫌な思いをさせない

それでは、実際にどんな事をするのか?具体的な方法を詳しくご説明しましょう。

その1:好きな事を一緒にする

愛犬を抱きながら「耳の付け根や耳の後ろをマッサージしてあげる」と、愛犬はとても気落ちが良く二重の幸せに浸る事が出来ます。このマッサージをする事で愛犬は飼い主さんを、より一層好きになってくれます。

もう一つは、「フードを1粒ずつ手で食べさせてあげる」ことです。子犬は母犬から口移しで餌をもらう事で母犬との愛情を深めて行きます。その習性を利用して愛情を込めてフードを1粒ずつ与えましょう。

そしてもう一つは「散歩中に声を掛ける」事です。どんな言葉でも構いませんので愛犬に声を掛けましょう。声を掛ける事により、愛犬は飼い主さんとの一体感を感じます。そうすると飼い主さんへの愛情度が更に増して行きます。

その2:マンネリ化させずにワクワクさせる

マンネリ化をさせないようにするには、愛犬の気持ちをワクワクさせる必要があります。その一つの方法として、愛犬が可愛い仕草をしたり飼い主さんのコマンドをしっかり実行できたら「褒める」事です。それも大袈裟に褒めてあげましょう。

それにより愛犬は心がワクワクしますので飼い主さんを更に好きになります。

もう一つはドッグランの様な広い場所に連れて行き、思う存分遊ばせてあげましょう。これをする事で愛犬は満足感がアップし、飼い主さんを更に大好きになってくれます。

そして週に1~2回、愛犬が特に好きなオヤツを与えましょう。大好きなオヤツを見せるて愛犬にワクワク感を湧かせるのです。そのワクワク感が飼い主さんへの愛情度をアップさせる事になります。

その3:出来るだけ嫌な思いさせない

これに付きましては詳しい説明は必要ないでしょう。犬が嫌がる内容を箇条書でまとめてみました。

  • 愛犬の近くで突然大きな音をたてない
  • 大声で叱らない
  • お手入れは愛犬が嫌がるまでやらない
  • 愛犬のサイズに合わない服を着せない
  • 褒める場合、愛犬の目を3秒以上のぞき込まない(敵対行為と見なす可能性がある)
  • 体罰は絶対に与えない
  • 愛犬が寝ている時は触らない(犬は睡眠がとても大事)
  • 仲の悪い犬や苦手な人に近づけない(トラブル発生の恐れあり)

こんなところでしょうか。

大切なのは思いやりです。これらの内容は、思いやりがあれば意識していなくても自然に出来る事です。この思いやりを愛犬は読み取ってくれます。

思いやりがあれば、飼い主さんへの愛情はグンとアップされるでしょう。

まとめ

今回は「愛犬から今まで以上に愛されるコツ」と言うテーマで記事を書かせて頂きましたが、このサイトに訪れる皆様は既にご理解されていると思います。

ですので、この記事をお読みになっても『新鮮味に欠ける』と感じられるかも知れません。

しかしこれらの方法は案外忘れがちになってしまうものです。忘れている事を想い出して、もう一度実践してみて下さい。そうすれば益々飼い主さんの事を好きになってくれますよ。

そして愛犬に「溢れんばかりの愛情」を注いであげて下さい。それにより愛犬は飼い主さんが愛した分、いや、それ以上に愛してくれるはずです。

犬は人間からの愛に気づく事が出来る』と、愛犬を譲ってくれたブリーダーさんが言っておられましたが、愛犬との生活で「本当にその通りだった」と痛感しております。正直言いまして、犬と生活する事がこれだけ幸せな気分になれるとは思いませんでした。

最愛の息子

犬の力は偉大です。これ程までに癒しと幸せな気持ちをプレゼントしてくれるのですから。

そのお礼として、愛犬に「絶え間ない愛情」で応えています。
皆様も愛犬にお礼をしてあげて下さい。そうすれば愛犬も飼い主さんも幸せな気持ちになれるのですから。

たとえ愛犬がお星様になったとしても、幸せな気持ちは心から消える事はないでしょう。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    私は再婚相手が飼っていた柴犬が20歳の時に、この家に来ました。その時の様子は自閉症の様に感情を表さない子でしたが、私は仲良くなりたい一心でお散歩の時や自宅で一緒に居る時に話し掛けました。それとボールで遊んだりマッサージやブラッシングをしたり、おやつを与えながら遊んであげました。すると自分の気持ちを表す様になりました。3回程命の危機がありましたが本当に頑張って長生きして私と過ごしてくれました。彼は26年という長寿を全うし眠るように安らかに天に昇ってお星様になりました。今でも私の心の中で笑っています。
    匿名の投稿画像
  • 投稿者

    50代以上 男性 匿名

    二十歳になってからの25年間は、あなた自信にもいろいろなできごとがありその時常に愛犬は変わらぬ愛情で接してくれたことでしょう。愛犬が側に居てくれたから今があり、他人に対する愛情や一途な気持ちでいることも教わったことと思います。かけがえのない愛犬と出会えて良かったですね。
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