お散歩中の拾い喰いに困った・・・
我が家の愛犬シュナウザーの7ヶ月の男の子。毎日元気いっぱいにお散歩をしていますが、食べることが大好きです。目につく動くものはなんでも『パク』っと口に入れてしまいます。「ダメッ!」としかっても全然効果がなく、リードをひっぱても食べてしまいます。
最終手段で口をむりやり開いて口に入れた物を取り出す・・・という毎日でした。
「お腹が空いているから拾い喰いをするのかな?」と、散歩前にご飯をあげてから外に出るのですが、拾い喰いの回数は減るものの、あまり効果がありませんでした。
拾い食いの危険性
拾い食いの危険性を皆さんご存じでしょうか?
道端に落ちている物は危険な物が沢山あります。わんちゃんが消化できない物だったら、胃や腸で詰まってしまいます。もし喉に詰まったら吐き出せず窒息するかもしれません。
実際に誤食や誤飲で手術するケースも多くあると聞きます。最悪の自体を考えると「命を落とす事故」にも繋がりかねません。もしそんな事になってしまったら大変ですよね。
とにかく拾い食いが常習化している場合は止めさせねばなりません。
愛犬も、葉っぱや小枝、小石、煙草の吸殻、ビニール袋など落ちているものはなんでも口にいれてしまっていました。散歩中に他の飼い主さんたちとお話しして目を離したりすると、もう口をモグモグ。口を開けると葉っぱや煙草が出てきます。何とか取り出し、叱るのですが効果はありませんでした。
なんとか拾い食いを直せないものかと、本やネットでいろいろ調べてみると、拾い食い対策には、グッズを利用する方法や、コマンドなどを利用したトレーニングなど、様々な方法があるようです。
さっそく、調べた中から愛犬に合いそうな方法ピックアップして実践してみました。
私が試した拾い喰いのトレーニング方法
①リードを引っ張って防止
まず試したのは、拾い食いする前に「ダメと言いながらリードを引っ張る」という方法。
しかし、愛犬の方が素早く引っ張る前に口に入れてしまい、これは「効果なし」でした。
②首輪と胴輪のダブルリードで防止
リード1本では止まらなかったので、リードを首輪と胴輪を2本にしてみました。かなりがっちりと引っ張れるので口に入れる前に止めさせることができ、これは効果ありでした。
③おやつで気を引く
手におやつを持ち、拾い喰いをしそうになったら気を引きます。すぐに口に入れそうになるのですごく根気がいります。名前を呼び、屈んでおやつを見せるので結構しんどい体勢ですが、これも効果ありでした。
④「出せ」のコマンドを覚えさせる
口に物を入れたら「出せ」と声をかけ、出せたら褒める+おやつをあげる、というしつけを行います。
最終的には、口に物を入れた時に「出せ」と言ってあげるだけで誤飲を防ぐ事が出来るようになります。
①~④の中ではこれが一番効果がありました。そしてここでポイントになるのが褒める事。これがとても効果があります。
しつけは何でもそうですが褒めることがほんとうに大切だと思います。
トレーニング後
1ヶ月ほど上記の①は効果が出なかったので、②から④を繰り返したところ、口に入れても「出せ」と言って出すか、自分で出すようになってきました。
相変わらず動いている葉っぱは口に入れてしまいますが、「出せ」といえば出してくれます。③のおやつで気を引いたり、出せたらおやつをあげる方法が効果あったようで、食べ物とそうでないものが解るようになってきたようです。
まとめ
我が家では、リードを2本つけたり、おやつと交換したり、「出せ」のワードを覚えさせたりと、いくつか効果がある方法が見つかりました。やはり「大げさに褒める」「上手く出来た時はに大げさ褒めちぎる」これが一番効果的です。
先輩の飼い主さんに、「外ではちょっと恥ずかしいけどムツゴロウさんのように大げさに褒めてあげると良い」とアドバイスをいただき、実行してみたところ「手ごたえあり」でした。
軽く考えがちな拾い喰い。何か食べてしまってお腹を壊すくらいで済めば良いですが、手術になったり最悪なケースもあります。大切な愛犬ですから、何とか拾い喰いは止めさせたいですね。
時には叱ることも必要ですが褒めることの方が何倍も効果的です。出来た時はとにかく褒めてあげる。そうすれば自然とお利口さんなワンちゃんになってくれますよ。