本当に怖がりなのか見極める
皆様は怖がりな犬にどんなイメージをお持ちですか?
『直ぐに失禁してしまう』『何かあると直ぐに尻尾を丸める』『よく震える』『目を合わそうとしない』こんなところでしょうか。しかしこれだけでは必ずしも怖がりな犬とは限りません。
例えば気が強い事で有名なチワワですが、チワワはブルブルとよく震えている場合が多い様です。
これは攻撃性が強く、自分を抑制しようとして耐えているのが震えとなって表れている場合もあるのです。あんなに可愛い顔ををして内に秘めたる思いは凄いと思います!
まずはご自分の愛犬が本当に怖がりな犬なのかを見極める必要があります。
怖がっている時の仕草を理解していれば、愛犬の怖がり緩和に役立つ場合もありますので、ぜひ知っておきましょう。
怖がりな犬の特徴
怖がりな犬には共通した特徴が見られます。どんな特徴があるのか見て行きましょう。
常に尻尾が垂れている
尻尾を丸めたり、常に尻尾が垂れているワンちゃんは怖がっている可能性があります。
散歩する時に尻尾を垂らして歩くワンちゃんを見かけた事はありませんか?一概に言い切ることはできませんが『怖い』と感じている場合があります。ニュートラル状態よりも尻尾を丸めたり垂らしたりするのは恐怖や不安を表すカーミングシグナルの一つでもありますので、ドッグオーナーさんはその意味を知って理解してあげて下さい。
失禁をする
失禁をするワンちゃんは怖がりな犬の可能性が高いです。
自分が嫌いな場所、例えば動物病院などに行った際に怖くて失禁をしてしまいます。小・中型犬ならクレートなどに入れて連れて行ってあげると良いでしょう。また、歓喜のあまり失禁をするワンちゃんも怖がりの傾向があります。
クレートやケージから出て来ない
犬の習性からすると狭い場所が好きですが、怖がりな犬は特に狭くて暗い場所を好む傾向があります。その為、クレートやケージからなかなか出て来ようとしない場合があります。生活に支障がなければ、無理に出そうとはせずに愛犬が安心して落ち着ける場所にいさせてあげましょう。
怖がりは克服できるのか?
怖がりは持って生まれた性格です。性格を180度変えることは難しいですが、トレーニングにより怖がりな性格を緩和してあげる事は可能なのです。
その為には愛犬の性格をしっかりと理解して、愛犬が安心して生活出来る様な環境を作ってあげる事が第一歩です。
お散歩で会うワンちゃんが怖ければ、そのオーナーさんに事情を話して接触させない様にする事も一つの方法なのです。大切なのは愛犬の気持ちを理解して行動する事です。
まとめ
お友達のワンちゃんは他の犬と仲良く遊び、他人にもフレンドリーだから自分の愛犬もそうでなくてはならないと言う様に、自分の理想の型にはめるのではなく、愛犬の心を理解して思いやる事で犬は全く違った顔を見せてくれるものです。
愛犬の性格をしっかりと理解した上で向き合っていけば怖がりを少しづつ緩和していく事も可能なのです。但し『絶対に克服させよう』と無理強いしてはいけません。
無理をさせる事で、怖いものを増やしてしまったり、トラウマを形成してしまう事もあります。
何よりも大切なのは、どうすれば愛犬が快適に生活できるのかを考えてあげる事です。
そして愛犬に喜びを与え幸せを感じさせてあげましょう。
また、愛犬が怖がりだと感じたら出来るだけ早急に信頼出来るドッグトレーナー等に相談しましょう。
怖がりが悪化する前であれば比較的簡単に克服できる事もあります。