嬉しい?怒ってる?犬が見せる笑顔の意味
個体差はありますが人間のように口角を上げて歯を見せ、まるで「笑う」ような仕草をする場合があります。
人間のように「ニコニコ」という印象では無く、顔全体が口角を上げている事によって潰れているので人によっては「不機嫌なのでは?」と解釈する場合もあります。
「愛犬の笑顔」は喜びや嬉しい気持ちの現れ
「犬の笑顔」は、嬉しい気持ちの現れです。懐いていない相手に対してこのような特殊な行動を取る事はありません。愛犬の笑顔は人間と同じで、とても嬉しい・幸せに感じている時に見せる表情です。
したがって、怒っているのでは無く大好きな飼い主と一緒に過ごし、遊ぶ事が出来て嬉しいという、飼い主への愛情が頂点に達する時の犬の気持ちの表れなのです。
その他の行動や仕草
他にも犬が示す喜びのサインとして挙げられる行動が多数あります。
- 飼い主の顔を舐める
- 尻尾を振っている
特に犬が飼い主に懐いている場合は顔全体を舐めるのでは無く、口元を舐めます。とても可愛らしい行動ではありますが、衛生面がどうしても気になる場合には躾を行う必要があります。
ですが、喜びと同時に愛情を身体全体で表している行為なので少々大目に見てあげてスキンシップを取る事も大切です。
前足を乗せる
飼い主さんに、前足を「ちょこん」と乗せる仕草をする時があります。見ていて可愛い仕草ですが、そんな愛らしい行動にもきちんと意味があります。
「前足を乗せる」は構って欲しい時に見せるサイン!
飼い主の膝などに前足を乗せる行動は甘えん坊な性格の犬に頻繁に見られます。俗に言う「構ってアピール」です。飼い主と遊びたい時や思いっきり甘えたい時に前足を出し、抱っこやボール遊びを要求してきます。
構って欲しい時のサインは千差万別
個体によって要求内容は千差万別なので、中々要求に応えられない場合は愛犬が飼い主に甘える事を早々に諦めてしまい、不機嫌になってしまうケースがあります。
したがって、日頃より愛犬とコミュニケーションをしっかり取る事によって、我が子の性格を理解し、欲求を満たす事が飼い主にとって重要な役目のひとつです。
愛犬の甘えの要求に応えるという事は、ある意味人間の赤ちゃんの要求に応じる事と共通する部分があります。動物だからと考えるのでは無く、ひとつの生命として接する事によって愛犬との距離を縮められます。
日頃の困った癖は実はストレス過多のサイン?
愛犬の仕草や行動は、必ずしも気持ちを伝えるための手段ではありません。
ときには、私たち人間のように。ストレスの現れであったり、病気の症状として場合もあります。
「日頃の困った癖は実はストレス過多だった…」なんて事もあるようです。
自分の尻尾を追い掛け回す
子犬の頃から犬を飼っていると時折、愛犬が自分の尻尾を追いかけ回しくるくると回り続けるという行動が見られる時があります。実はこの行動を取るという事は犬が何らかの影響でストレスを感じているというサインの表れです。
子犬時代に自分の尻尾を追いかけ回す事は一人遊びの一環となっている場合もある為、ストレスの心配はありません。ですが、成犬となった時に自分の尻尾めがけて走り回っていたら注意して愛犬を観察してあげましょう。
「尻尾を追い掛け回す」のは病気のサインかも・・・?
犬が自分の尻尾を追いかけるという行動はストレスだけでは無く、てんかん発作を起こしている可能性もあります。少しでも愛犬の様子が普段よりも異常だと感じたら、かかりつけの病院に向かう事が最悪の事態を防ぐ第一歩となります。
まとめ
言葉を発する事が出来なくても、犬は様々な行動や仕草にとって喜怒哀楽を表現します。他の動物とは異なり、行動パターンやどのような気持ちを表しているかは個体差によって多種多様化しているので一概には判断出来かねる場合があります。
しかし、自身の飼育している犬と積極的にスキンシップを取り続ける事によって愛犬の趣向や性格を少しずつ理解していくと自然とどのような気持ちを伝えようとしているのか分かるようになります。
犬を飼育するという事は人間の赤ちゃんを育てる事と同じくらいの苦労を伴いますが、懐けば懐くほど可愛いと感じられる動物です。
飼い主と飼い犬との相互理解が、快適なペット生活を維持する上で欠かせない事柄になります。
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女性 こじ