犬のお留守番時の『ペットシーツ破り』
はじめに…犬から学ぶ飼い主が考える『ドッグオーナーズトレーニング法』について
犬に対して人間の思考による色々な考え方が有ります。
ドッグトレーニングの基本は、『人間の指示に従い忠実に』でしょう。
私は、訓練士では有りません。
しかし、昔ドッグパフォーマンストレーナーを遣っていました。
ドッグパフォーマンストレーニングは、犬の行動や癖を観察し、彼らが出来ることを私達が考えます。
つまり、犬が学ぶのでは無く、人が知恵を使うのです。常に観察することで、彼らのリズムや性格も理解出来る様になります。
それが出来る様になったら、今度は彼らと呼吸を合わせる事を目指します。彼らの心に寄り添います。
愛犬と阿吽の呼吸を掴むことが出来る様になると、愛犬との生活をより豊かにすることが出来るのです。
犬のお留守番時のペットシーツ破り対処法
今回は、彼らの心に寄り添い、飼い主が知恵を使い問題を解決する、『ドッグオーナーズトレーニング法』を用いて『ペットシーツ破り対策』について考えて行きます。
ペットシーツビリビリ行動は愛犬の寂しさによるストレス行動!?
なぜ犬はペットシーツをボロボロに破るのか?
答えは、『留守番が嫌だから』『寂しいから』です。
我が家の愛犬は入浴中もやらかしてくれました。
お風呂上り、まず最初にペットシーツを片付けるのはなかなか最悪な気分です。
その子は夫と娘2人のファミリーを持つ母犬なのにも係わらす、寂しがり屋で時には一緒にお風呂場に入り、浴槽の蓋の上で待っている様な子でした。
所謂、『ミーミー鼻鳴き犬』でも有ります。
ペットシーツをビリビリに破く行動は、この様な寂しがり屋のわんこに多い、『寂しさストレス』による反発行動と言えるでしょう。
犬の反発行動に対して叱るべきか?
「イラッ!!」としたら叱りたくなりますよね。
しかし一旦落ち着いて彼らの心に寄り添って考えてみましょう。
反発行動の発端は『留守番』です。
留守番は『彼らが望まない環境』ですが、それでもやはり、留守番をして貰わなければなりませんし、トイレでおしっこをして貰わなくてはなりません。
そうすると、寂しくて反発したくなり、ペットシーツを破りたくなります。
では、どうすれば好いのでしょう!?
解決策!ペットシーツを止める!!
毎日犬に「駄目だよ!止めてね!?」と、お願いしても無理でしょう。
そこに『ペットシーツ』がある限り、『お留守番が続く』限り、彼らも『反発行動』を続けることでしょう。
それでは、『ペットシーツ』『留守番』『反発行動』この3つの中で一番最初に無くすことが出来るのはどれかを考えてみましょう。
答えは『ペットシーツ』ですね。
ペットシーツを無くせば、必然的にペットシーツ破りは無くなります。解決です☆
しかし、今度は『ペットシーツが無いとおしっこをする場所が無い』という問題が起こりますが、それならペットシーツを紙製から別の素材の物に変えてみましょう。
洗えるペットシーツや防水シーツで反発行動対策☆
お留守番の時は、『洗えるペットシーツ』や『防水シーツ』を活用しましょう。
洗えるペットシーツは昔は価格もお高目でしたが、現在ではネットを視ると種類も増え、多少お安くなってきている様ですが、それでも基本ペット用はお高目なので、我が家では人用の防水シーツを利用しています。
『カインズのふとん用防水シーツ』です。
70×100で¥798とお手頃価格ですので替え置きもしやすいです。
大体スーパーワイド(ワイド2枚・シングル4枚)より少し大きい位のサイズで、手軽にお洗濯も出来ます。中・大型犬の家庭におススメです。
防水シーツの使い方
方法は2通り有ります。
- トイレできちんとおしっこが出来る子の場合
- はみ出しおしっこや粗相常連犬の場合
前者の場合は、いつものトイレトレーにペットシーツの代わりに防水シーツを敷いて慣らしましょう。
飼い主さんが家にいる時にトレーニングした方が良いでしょう。防水シーツに不安そうにした場合は、「おしっこ良いよ!大丈夫だよ!」と声掛けし、上手に出来たら褒めてあげましょう。
後者の場合は、トイレトレーの代わりに防水マットを敷き、その上にペットシーツを載せて慣らしましょう。
抵抗無く防水シーツにおしっこが出来たなら、ペットシーツを外し、上手に出来たら褒めてあげましょう。
帰宅したら必ず、「お利口にお留守番してくれてありがとう。」と感謝の気持ちを伝えましょう。
犬だってその一言で不安で寂しかった気持ちから解放されます♡
まとめ
わざわざ怒らなくてはいけない様なものは、こちらから排除してあげることも大切だと想います。
互いに感情を持つもの同士、知恵の有るものが相手に寄り添い、お互いがストレスフリーに暮らせる環境を創るべきだと考えます。
心と心で会話することが犬とのより良い生活へと繋って行きます。
まずは、彼らのサインを読み取ることから始めて行きましょう。
『ペットシーツ破り』は、彼らの感情のサインです。
ペットシーツを破られない物に交換することで、「叱る」より「褒めて感謝を伝える」環境創りを始めてみては如何でしょうか♡