犬の寿命が延びてきた
年々飼い犬の平均寿命が伸びており、25年前と比べると1.5倍も長生きするようになってきているといわれていますが、そんな飼い犬の長寿化の要因として、獣医療の充実と食事内容の改善が挙げられます。
それは、
- 内科メインの動物病院
- 脳外科メインの動物病院
- 行動学メインの動物病院
など専門性に特化した病院が増えたこと。
また医療の発展により病気を早期に見つけられ、その治療も日進月歩に進んでいること。
さらに、
- 栄養価の高いドッグフード
- アレルギー体質のワンちゃん用のドッグフード
- 天然素材のドッグフード
- 病床に伏してるワンちゃん用のドッグフード
のように、用途別によって良いフードが開発されており、これまでになかったものが続々と登場しています。
そんな整った環境のお陰で愛犬が長寿化してるというのは嬉しい事の1つだと思いますが、では私たち飼い主が愛犬の長寿の為にできる事は何があるでしょうか。
長寿の秘訣は散歩にあり!!
人間でもよく、「長寿の秘訣は毎日の散歩」という方がいらっしゃいますが、私はワンちゃんこそ『長寿の秘訣は散歩である!』と思っています。
ではその事を裏付けるエピソードを幾つかご紹介しますね。
ギネス認定されてるご長寿ワンちゃん!
プースケは1953年3月栃木県さくら市内で柴犬と雑種との間に産まれたワンちゃん。
犬の年齢では26歳9ヶ月という長い犬生をまっとうし、老衰で亡くなりました。
プースケは亡くなる4年前に交通事故に遭い、それ以後は病院で治療を受けながら暮らしていて、高齢故に目や耳が悪くなっていましたが、それでも寝たきりになるようなこともなく、亡くなる当日も朝起きて散歩をして、いつものように過ごしていたそうです。
私の周りのご長寿ワンちゃん達を簡単にご紹介します!
我が家の先住犬の犬友だちだった柴犬のナナちゃんは、19歳という高齢でしたがとにかく外へ出て飼い主さんとお散歩をこまめにされていました!
昼夜問わず、外へ行きたいと鼻鳴きして教えてくれていたようで、ちゃんと小さな一歩を踏みしめながら外の空気を満喫していたのを覚えています。
後日みかけなくなり、気になって飼い主さんに聞いたとこ、「2014年1月頃に永い眠りついた。」とおっしゃっていました。
柴犬のチコリちゃん
先ほど紹介したナナちゃんとは1つ違いで、飼い主さん同士が仲良くされており、私たちもその時に知り合った柴犬のチコリちゃんというワンちゃん。
うちの先住犬もチコリちゃんが大好きで、珍しく大好き抱っこをしようとした位でした。
チコリちゃんにも年齢を聞いて驚きました!
18歳という高齢ながらやはりナナちゃん同様、最期まで外に行く事を楽しみにしていたようでした。
「ナナちゃんの後を追うようにそれから1年後に永い眠りについた。」と飼い主さんから聞きました。
まとめ
さて、これまで長寿の秘訣が普段の散歩にあると紹介しましたが、その他にも長寿の要因があると思います。
昔であればワンちゃん達の世界は、自分の家と散歩で行ける範囲だけでしたが、今では普通の散歩の他に、愛犬をいろんな所にも連れて歩くのが当たり前になっています。
ドッグランやドッグカフェ、ペットホテルやペットサロンなどの外の世界へ出て、パパママと一緒に出掛けて、他のワンちゃんたちとクッタクタに疲れるまで遊び、広い所で用を足して大満足♪なんていうのが当たり前な時代です。
ドッグランに行けば、見知らぬワンちゃん達と仲良くなれて社会性が確立されるし、愛犬にとって外の世界でのそういった刺激は愛犬の内面も刺激してくれて、その後の生活にも驚くべき変化を見せてくれると思います。
うまくいけば、普段の散歩で会えばいがみあってしまうような他のワンちゃんにもご挨拶がちゃんとできるようになったり、遊ぼうと誘ったり出来るようになったりします。
また、パパママがお出掛けの際に、静かに寝ていたり、おりこうさんでお留守番できるようになったりと、『適度な刺激や社会性の確立で、ストレスをあまり感じない生活』これもまた長寿の秘訣の1つではないでしょうか。