「室内で」子犬をトレーニングする理由
子犬を室内で飼われている飼い主の皆さん、トレーニングはどこで行われていますか?「開放感があるし、自分とわんちゃんの気分も変わっていいんじゃないかしら」と屋外で行っていませんか?
室内飼いの犬のトレーニングは、まず「室内で」始めるのがオススメ。それには理由があります。
外部の刺激が少ない
子犬は外部の刺激にまだ慣れていないので、家の外は気になるものや気になることだらけ。そんな中でトレーニングを行っても子犬の集中力が散漫になり、上手くいくものもいかなくなる可能性が高いです。
ですから子犬が飼い主さんの指示に集中できるように、まずは外部の刺激が少ない室内でトレーニングを始めるのがオススメです。
そして室内でクリアできるようになったら、次のステップとして屋外でチャレンジしてみましょう!
普段の生活環境であるため慣れやすい
室内飼いの子犬は室内が普段の生活環境ですから、そこでトレーニングを行うことでストレスや不安を感じずに比較的スムーズにトレーニングに向き合うことができます。「普段の生活環境」というのがポイントですから、外飼いである場合は庭など家の敷地内でトレーニングを行うのが良いでしょう。
「リードをつけて」子犬をトレーニングする理由
室内でリードをつけるのは何となく違和感があるように思えるかもしれませんが、実は子犬のトレーニングを行うのにリードは必須アイテムなのです。その理由とは!?
逃走を防ぐ
トレーニングを行っているときに子犬が逃げてしまっては話になりませんよね。なかなかトレーニングが進まず、飼い主さんもイライラしてしまうでしょう。けれども、リードをつけておけば安心!子犬が逃げるのを防ぐことができます。
失敗を防ぐ
トレーニングを行うときに重要なポイントとなるのは「成功を褒めてあげること」。褒めてやる気を引き出し、自信を持たせてあげます。成功を褒めてあげるためには失敗を防いであげなくてはいけませんよね?
そこで役立つのが…リードなのです!
リードをつけると子犬が動ける範囲を制限できるので、飼い主さんの指示に集中させやすくなります。子犬が集中できれば教えたことができる確率、つまり成功率が上がり、飼い主さんが褒めてあげるチャンスも増えるというわけです。
リードに慣れさせることができる
子犬はリードをつけることに慣れていないため、リードが気になって噛んだりします。リードは、お散歩の時に犬を守るという重要な役割を果たしますから早く慣れてほしいものですよね。リードに慣れさせるためにも、室内でリードをつけてトレーニングを行うのは大切なことなのです。
焦らず一歩ずつ
犬は賢い動物ですが、私達人間もそうであるように何事もすぐには習得できません。
トレーニングは繰り返して少しずつ身につけていくもの。子犬は何度も何度も同じことを繰り返してようやく物事を覚えていくので、飼い主さんにもかなりの根気が要求されます。
子犬がなかなか物事を覚えてくれないからといって飼い主さんがイライラしても早く覚えられるわけではありませんし、飼い主さんが面倒くさがって投げ出してしまえば、そこで終わってしまいます。
「あのわんちゃんはもう○○できるのに、うちの子は…」と、どうか他のわんちゃんと愛犬を比べないで下さい。愛犬には愛犬のペースがあります。そのペースを守りながら飼い主さんと愛犬の二人三脚で進んで行きましょう。焦らず一歩ずつ、ゆっくりと…。