【イタズラにお困りの飼い主さんへ】犬にとって「満足」とは何なのか?

【イタズラにお困りの飼い主さんへ】犬にとって「満足」とは何なのか?

「うちの子、イタズラばかりして困っているの」という方は少なくないでしょう。しかし、そのイタズラは愛犬が満たされていないからこそしてしまう行為なのかもしれません。今回は犬にとって大切な「満足」について考えていきましょう。

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「満足」していたらイタズラは起きにくい

イタズラ

犬を飼っている方なら、一度はイタズラされてしまったという経験があるのではないでしょうか。ゴミ箱を漁って周囲を汚くしてしまったり、大事にしているものを壊されてしまうというのは代表的な例ですよね。
イタズラを何度もされてしまうと「どうしてそんなに困らせるの!?」と怒りたくなってしまうと思いますが、このイタズラにはちゃんと理由があるのです。

もちろんすべてのパターンがそうとは限らないのですが、イタズラをしてしまう多くの原因は「犬が何かしら不満を感じているから」なのです。

不満を感じていることに気付いてほしいけれど、犬は人間の言葉を話すことが出来ないので伝える手段が限られてしまいます。そこでイタズラをして飼い主の気を引き、気付いてもらおうとしているのです。

犬は何に不満を感じているのか

もしかすると飼い主自身も小さい頃、上手く言葉で不満を伝えられないためにイタズラをしてしまったという人もいるかもしれません。それを考えると、何かに対して不満を感じているからイタズラをしてしまうという犬の心理は理解できるのではないでしょうか。

しかし、そうなってくると次に出てくる疑問は「一体何に対して不満を感じているのか」です。

やはり一番多い不満に、飼い主さんとのコミュニケーション不足が挙げられます。犬というのは動物の中でも特に人のことが大好きな生き物です。
さらに飼い主への忠誠心も強いということで知られていますから、コミュニケーションを十分に取ることが出来ないと不安や寂しさを感じてしまうのです。

他にも様々な原因が考えられますが、コミュニケーション以外にも愛犬に満足感を与えるためには「満腹感」「適度な疲労感」が大事だと言われています。

犬にとって「満足」とは?

では、先ほどもご紹介したように、「満腹感」「適度な疲労感」「コミュニケーション」が犬の満足に繋がるとはどういうことなのでしょうか。1つずつ考えていきましょう。

満腹感

ごはん

これは定められている適量のドッグフードを与えることで解決することができますので、通常は満腹感に不満を持つ犬は少ないでしょう。もちろん、食いしん坊な犬ならば「もっと欲しい」とねだってくる可能性がありますが、それを許してしまうと我が儘になってしまいかねません。

もしも適量与えてないのであれば、自分の愛犬のサイズに合った量を与えてあげましょう。適量与えなければエネルギー不足になり、健康にも悪い影響を与えかねません。

適度な疲労感

走る犬

「疲れさせてしまうのは良くないのでは?」と思ってしまう方もいるかもしれませんが、ここで重要なのは「適度」という部分です。
あまりにも疲れさせてしまうと、過度なエネルギー消耗に繋がってしまいますのでおすすめできません。しかし適度な疲労感ならば動いた後に気持ち良く眠りにつくことができ、ストレスも解消できるため、犬も満足感を得ることができます。

例えば犬のサイズに合った距離を散歩させたり、お家の中で一緒に遊んだりすることで運動不足を解消することができますので、「ちょっといつも散歩の時間が短いかな?」と思うのであれば、たまには違う道を歩かせてみるなど工夫をしてみると良いでしょう。

コミュニケーション

撫でられる柴犬

そして一番重要なのが「飼い主とのコミュニケーション」です。最初にもお話しした通り、犬は基本的に「飼い主さん大好き!」な動物です。そのため十分に飼い主さんに構ってもらえないことが何よりの不満なのです。
もちろん、どのくらいコミュニケーションを取ってあげれば満足するのかという点については犬にも個体差がありますので、飼い主さんの判断が重要になってきます。

元々甘えん坊で全力で愛情を伝えてくるような犬ならば、たくさん構ってあげる必要があります。反対にひとりでも落ち着いて遊んでいられる子であれば、側に座っている時に撫でてあげたり、時間ができた時におもちゃで一緒に遊んであげることで満足する場合もあります。

コミュニケーション方法

では、犬にとってどのようなコミュニケーション方法が嬉しいのでしょうか。こちらも個体差がありますが、やはり側にいてあげたり撫でてあげるという方法が高い満足感を得られるようです。
飼い主さんと触れ合うことで嬉しさを感じる子が多いため、もしも自ら側に近づいてくるようであれば積極的に撫でてあげると良いでしょう。
またおもちゃで一緒に遊んだり、マッサージをしてあげることで満足感を感じるという子もいます。

ちなみに筆者の愛犬はお腹を撫でてあげながら優しく話しかけてあげると安心するようで、徐々にうつらうつらと眠りに入っていきますよ!

まとめ

ポメ

いかがでしたでしょうか。
やはりわんちゃんに満足感を感じてもらうには積極的にコミュニケーションを取ることが何よりも大切なのです。
自分の愛犬はどのようにコミュニケーションを取ることで一番満足するのか、安心するのかをぜひ模索してみましょう。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    40代 女性 望月雅美

    うちのポメラニアン8頭は、基本みんな甘えん坊の構ってちゃんです。つねに誰かが私の膝の上にいます。満足すると好きなところに行きます。
    いたずらもします、少なくなってきましたが、しれ〜と言う感じにゴミ袋を漁りくわえて来て見つけた場合、名前を呼ぶと娘の部屋に入り置いて私の所にきます。「ぼく、何かした?知らないよ」と言う顔をします。現行犯であれば、その場で叱りますが、きいてるかな?って感じます。最近では、部屋のドアを開けてトイレに入ると靴をくわえてリビングにあり、あきらかにかじった跡が…でも誰がしたか分からないので、冷静に戻します。内心は誰がしたぁ〜と犯人探ししたい気持ちでいっぱいです。
  • 投稿者

    50代以上 男性 健さん

    私達の三女の生後三ヶ月ぐらいで家に来ました、最初のうちはゲージの中で一人で、寝てました、朝起きて三女と顔を合わせてみると口の回りが何か臭く、いろいろ家族と相談しました、すると朝方様子を見ると、自分の糞を食べていたのでした、私達家族はショックを受けました、ブリーザーに相談したり本を読んだりいろいろ悩みました、糞を食べるなどショックでした、無邪気な顔をみると何も言われませんでした、後から怒っても駄目だと書いてましたので、ゲージの側でしばらく布団を敷いて寝ました、するとトイレをするとすぐに片付けて褒めてました、するとその後糞を食べるような事もなくなって来ました、そういう姿を見てもう可愛いくて可愛いくて仕方なくなって来ました、最初の1年間は大変です、今はトイレをするとシーツを変えと催促してきます、留守番も賢くするし、いたずらもなくなって来ました、最初の1年間は大変、重要だと思います。
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    うちの黒柴ちゃん やはりとってもツンデレな子です 夕方になると自分から近寄ってきて 「かまってー」とカリカリ前足で私にちょっかいを出してきます それが 可愛くもあり 飼い主としては とっても嬉しいです
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